TOEICのリスニングがはっきり聞こえて鳥肌が立った ーー 英語はできて当たり前という製薬業界に勤めるMさん

製薬業界では英語はできて当たり前、今後のキャリアのためにも英語の習得は不可欠だというMさん。1週間のお試し留学、帰国後半年間のオンラインレッスン、そして今回の6週間の留学についてお話を伺いました。

Mさん/30代/製薬業界/6週間

仕事ではどれくらい英語が必要なのですか?

製薬業界、特に薬を開発する部門では、英語は必須です。新薬を早く世界中で使えるように、国際共同治験と言って、複数の国や地域で同時に開発するんです。そこでの共通言語は英語です。ポジションにもよりますが、私の場合、基本的にメールや報告書などの文書も、隔週のグローバル会議も英語です。

外資系で、英語でのコミュニケーションが採用条件なので、特に若い社員はみんな当たり前に話します。幸い、私は実務経験を買われて転職したのですが、入社後に必要な英語力を身につける必要がありました。

仕事上、英語で苦労されたことはありますか?

業務内容に限定されており、多くの社員にとっても第二言語であるため、基本的なコミュニケーションでは大きな支障はありません。ただ、やはり細かいニュアンスを正確に伝えることや深い話は難しくて、いつも若い社員を頼ってしまっていました。

また、英語ができないとキャリアが頭打ちになって、生き残れなくなることは明らかです。経験採用であることも大きなプレッシャーで、なんとか苦手意識を払拭したいと感じていました。

どうしてブライチャーに留学することにしたのですか?

以前からオンライン英会話などで勉強していたのですが、漠然といつか留学したいと思っていました。

友人たちからはマルタ留学を勧められていました。でも、グループレッスンがメインなので、ある程度話せるようになってからがいいだろうと。また、海外で一定期間生活をした経験がなかったので、留学生活が自分に合うか不安がありました。

フィリピン留学はマンツーマンで、マルタ留学と比べると料金も安いし距離的にも近い。まず短期間お試しでセブに行き、それからマルタを検討しようと考えました。ちょうど会社の規定で一週間の休暇を取らなければいけなかったので、セブに留学することにしました。

ブライチャーのことはインターネット検索か、SNSで知ったと思います。社会人になってから仕事に打ち込んできたので、せっかく留学するなら、普段出会わないようなさまざまな経験をお持ちの方に出会えて、英語以外にも刺激のある学校を選びたかった。実は直前まで別の学校に行く予定だったんですけど、なんとなくしっくりこなくて。

ブライチャーの留学体験談を読んでみたら、サーファーから学校の英語の先生まで、幅広いバックグラウンドの方がいてとても面白そうだと思いました。結局、ほとんど全部の体験談を読んだんですけど、学習内容や留学生活を具体的にイメージすることができて、とても役に立ちました。

30分ひたすら練習してもできなかった音が、すっと発音できるように

一週間の留学はいかがでしたか?

短かったけど、すごく楽しくて充実していました。一日6コマの授業のうち、PP(Phonics & Pronunciation)が2コマあったのですが、英語の音に対する感覚・感度が変わったのを実感して驚きました。土曜日に帰国して、日曜日にTOEICを受けたのですが、リスニングパートがはっきり聴こえるようになっていて鳥肌が立ちました。試験のための勉強はまったくしていないし、言い訳をすると実は帰国直後で少し体調が悪かったのですが、それでもスコアが上がっていました。

他に何か印象に残っていることはありますか?

他社のオンライン英会話と比べ、先生のレベルが非常に高いと感じました。できていることを褒めてくれるのはもちろんですが、できないところは決して見逃さずに厳しく指摘してくれる、そのバランスがすごくいい。しかも、どの先生に当たってもバラツキがなく徹底されていたのが印象的でした。帰国するときには、次回の留学はマルタではなく、もう一度ブライチャーに来ようと決めていました。

帰国後はブライチャーのオンラインレッスンを続けてこられました。

帰国して間もなく、留学中に仲良くなった同期の友人が、オンラインレッスンもセブの対面レッスンと全然変わらないよと勧めてくれたんです。それで実際に受けてみたら、対面レッスンとの違いはほとんどありませんでした。

どれくらいの頻度で、どんな科目を受けましたか?

基本的に週に2回、PPとRW(Reading & Writing)を受けていました。曜日もほぼ固定して、水曜日の夜と日曜日の午後に、セブで実際に自分が教わった先生のレッスンを予約して受講しました。

PPは留学中に授業を受けたのをきっかけに、ちゃんと英語が話せる(発音できる)ようになりたい!と思い続けています。音が聞き取れることで、何を話しているかわかるし、綴りもわかるので、とても有用です。

RWは留学中は受講しなかったのですが、周りのみんなが苦労したけどすごく役に立ったと話していたので、ぜひ受けてみたいと思っていました。

半年間、オンラインレッスンを続けてみた感想は?

一回目の留学中、「ng」の音がうまく出せなくて、授業でも30分間ひたすら「ng」だけを練習していたのに、一週間とうとうできなかったんです。でも、帰国後もオンラインレッスンを続けたおかげで、今はすぐに「ng」の音を出せるようになりました。他にも、気づいたら「Soft D」が意識しなくても自然にできるようになっていたり、いろいろ成長を実感しています。

また、今回の留学前にもTOEICを受けてみたのですが、オンラインでPPとWRのレッスンを半年間受講しただけで、最初の留学時と比べてスコアが100点上がっていました。

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できるようになるまでやる

今回、六週間の留学はいかがでしたか?

大きく体調を崩すこともなくずっと調子がよかったし、勉強で悩んでメンタル的に落ちるということもなく、楽しく過ごせました。いつも元気にニコニコしていたと思います。

授業も毎日とても楽しかったです。たとえば PPはテンションの高い授業だから、自分のキャラを守っていたらとてもできない。口を大きく開けたり、大きな声を出したり、ときには先生に口の中を見せたり。でも、振り切ってしまえば本当に楽しい。

それと、毎週のプレゼンテーションがとてもいい経験になりました。留学前から毎週やろうと決めていたのですが、RC(Remedial)の授業で準備と練習をしました。スライドやスクリプトの添削、全体の構成や流れ、こうやったらもっと効果的に伝わるだとか、発音まで、完成までのすべての過程を細かくサポートしてもらって、本当にやってよかったです。今後の仕事でもこの経験が間違いなく生きると思います。

辛いことはありませんでしたか?

あまりなかったのですが、強いて言えば、RWだけは辛かったです。冠詞や三人称単数の動詞、it や that の使い方など、細かいミスを繰り返してしまうので、書き終えた後に何度も見直して、今日こそは絶対に大丈夫だと思って授業に臨むんですけど、必ず間違いを指摘される。同じ間違いを繰り返すことが悔しくて、次こそ指摘がないように完璧に書くという気持ちがモチベーションになっていました。ブライチャーは世に言う「スパルタ校」かもしれませんが、悔しい気持ちも含めて楽しんでいました。

また、五週目に入って少し伸び悩んでいたときに、残りあと二週間でどれだけできるかという焦りが出て少しだけ落ち込みました。でも、できるようになるまで続ければいい。いつも先生たちが「You can do it」と言って励ましてくれるので、その言葉を信じて、すぐに立ち直りました。

これまでに何か手応えや成長の実感はありますか?

何かが一つできると次の課題が見えてくる。たとえば発音だと、個々の母音や子音ができたら次は単語やセンテンス。こんどは強弱やイントネーションを意識しながら繋げて話せるように、という感じで。short a とか short o とか、個々の音は正しく出せるようになって、今は強弱やイントネーションにフォーカスしていますが、次のステップに進んだ実感があります。

以前は苦労した「ng」の音のように、パッとできるようにはならなくても、先生に言われたとおりにちょっと口の形を変えたり舌の動きを変えるだけで、ちゃんと音が出るようになる。六週間では流暢に話せるようにはならなかったけど、確実にステップアップしているので、帰国後も継続して自分の癖を直したいと思います。

今後の目標を教えていただけますか?

できないのは、できるようになるまでやらないから。だから、できるようになるまでやります。

今回の留学前に、「英語の勉強」はこの六週間で卒業して、これからは英語で仕事をしたり、音楽を聴いたり、Netflixを観たり、「英語で勉強する」に切り替えたいと思っていたんです。だから、今後は仕事や生活の中で実際に英語を使いながら、足りないところをオンラインレッスンで補っていこうと考えています。

実はもう帰国後のオンラインレッスンを予約してあるのですが、せっかくセブに来て六週間頑張ったので、週2回のペースで発音とライティングのレッスンを続けるつもりです。また何か新しい課題が見つかって、オンラインだけでは克服が難しいなと思ったら、きっとまたセブに来ます。

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