27 8月 留学前のオンラインレッスンでTOEICの目標スコアを達成してしまったーープロジェクトコーディネーターのウプレティ美樹さん
ネパール在住30年でネパール語が堪能なウプレティ美樹さん。仕事での悔しい思いをバネに英語学習を始め、留学前の半年間はBrightureのオンラインレッスンに取り組みました。
ウプレティ美樹さん/50代/プロジェクトコーディネーター/8週間
ネパール在住30年とのことですが、簡単にこれまでの経歴を教えていただけますか?
学生のときに登山が好きで何度もネパールを行き来するうちに、ネパールの人や文化に興味を持つようになって、卒業後に現地の大学でネパール語を勉強することにしたんです。
その後、国際援助機関の現地事務所で職員として採用され、主に日本語とネパール語で仕事をすることになりました。その後ネパール人男性と結婚しました。それからずっとネパールで、日本のテレビ報道や番組制作、開発支援プロジェクトの仕事をしてきました。
仕事では英語を使うのですか?
ネパールでは、ネパール語を使っていました。英語は、ネパール語がわからない日本人や外国人がミーティングに入るときに使うくらいでした。
ネパール語はどうやって習得したのですか?
独学で文法と読み書きから始めて、現地の大学ではコミュニケーションにも重点を置いて勉強しました。授業では何の問題もなく先生とやりとりできて、課題もこなせていたのですが、働き始めたら全然喋れなくて愕然としたのを覚えています。ネパール語ができるという触れ込みで雇われたのに、全然喋れなかったので、この先どうなってしまうのかと非常に焦りました。
大学で教わったのはとてもきれいなネパール語で、トラブルシューティングとか、誰かに気の進まない仕事をお願いするとか、相手を怒らせないように文句を言うとか、仕事で必要な表現はほとんど教わっていなかったんですね。
どうやってその状況を克服したのですか?
結婚してから3年くらいは毎日手元に分厚い辞書を置いて夫に教え込んでもらいました。ネパールでは風刺演劇が国民に愛されているんですけど、私と一緒に風刺演劇を楽しみたいと言って熱心に教えてくれたんです。
また、最初の職場にいたネパール人の上司たちが話しているネパール語を耳をそばだてて聞いていました。仕事のちょっとした合間に、「すみません、さっきお話になっていた、こういう表現はどういう意味なんですか?」と質問をしてはノートに書き写しました。
まごころのある方が多く、私が対面で話したり電話で話したりしていると、後からこっそり誰も聞いていないところで、「さっきあなたこういうふうに話していたけど、こう話すともっと伝わりますよ」とか、「ネパール人はとてもプライドが高いので、こう言うと相手を傷つけずに、あなたの味方になってもらえて、仕事が進みますよ」とか、実践的なネパール語会話を教えてくれました。まさに、ネパール語版 BC(Business Coaching:英語圏の人々と仕事をする際に押さえておくべき、具体的なテクニックとアプローチの方法を学ぶクラス)ですね。
学歴を詐称しているなら、今言いなさい
英語の勉強を始めたきっかけは?
まだ最初の職場で働いていた頃、ネパール政府で長年キャリア官僚を勤めてきた別の上司に呼び出されてこう言われたんです。
「君はネパール語がちょっとできると思っていい気になっているけど、英語は全然できないじゃないか。履歴書には日本で大学を卒業したと書いてあるが、私はそれを疑っている。大学を卒業していてこんなに英語ができないのはおかしい。もし学歴を詐称しているなら、今言いなさい」
もちろん、そのときは非常に腹が立ったんですけど、よくよく考えてみたら事務所内の正式な文書は全て英語で決裁されていて、英語ができない限り補助的な仕事しかさせてもらえないことに気づきました。また、ネパール人は優しい人も多いけど、パワーエリートの中には意地悪な人もいて、ネパール語で議論していて形勢が悪くなってくると英語にしようと言い出す人もいます。英語では私が反論できないことをわかっているからでしょう。
それで、カトマンズにある英語学校に通い始めました。朝起きるのは苦手でしたが、本当に悔しくて悲しかったから、毎朝5時に起きて7時の授業に出て、そのあと簡単に朝食を済ませて9時の始業時間までに出勤するという生活を1年半続けました。
それで、とても稚拙ではあるけれど、なんとか簡単な英語を読み書きできるようになりました。その後の20数年間は、その1年半で学んだことを活用しながらなんとか生き延びてきました。
今回、どうしてBrightureに留学することにしたのですか?
プロジェクトが5月に終わるので、最初は1ヶ月くらいヨーロッパに遊びに行こうと考えていました。ところがその仕事があまりにも辛くて疲れ果てていたときに、突然何かポジティブな目標が欲しいという思いが浮かんできたんです。いろいろな可能性のひとつとして、インターネットでセブにある英語学校を調べてみました。
最初は次の仕事も考えて、TOEICの点数を上げるためのコースを調べていたのですが、さらに検索ワードを使ってランダムに調べたらBrightureを見つけることができました。ネットにあげられている情報を読み進めていて、この学校は面白そうだ!と感じるところがありました。以前メディアの仕事をしていたときにリサーチの仕方を身につけていたので、こういうのは得意なんです。ネットを通じて、Brightureからポジティブなエネルギーをびしびし感じました。
「よく来たね」の一言が嬉しかった
セブに来る前にオンラインレッスンを受けていただきました。
Brightureを見つけてすぐに体験レッスンを受けて、レッスン後に松井さん(Brighture創業者)に個別面談をしていただいたんです。当初3ヶ月間留学しようと考えていたのですが、2ヶ月でいいとアドバイスを頂きました。その代わり、すぐにオンラインレッスンを始めてくださいと。それで、オンラインレッスンを購入して始めました。
そのとき松井さんがおっしゃったのは、たぶんあなたは2ヶ月まではいろいろ発見があったり、向上したりして勉強の意欲も維持できるけど、3ヶ月目はスランプに陥って辛くなるかもしれないと。
今、そのアドバイスはとても正しかったと感じています。この2ヶ月間は本当にギリギリというか、ヘトヘトで、もしこれ以上長かったら体力も精神力も続かなかったと思います。
オンラインレッスンはいかがでしたか?
オンラインレッスンは、PP(Phonics and Pronunciation:発音の矯正、向上を図るクラス)と LS1(One on One Listening and Speaking:講師とマンツーマンで会話しながら進めるクラス)を中心に、52回受けました。カトマンズで通っていたアメリカ人のネイティブのレッスンと比べても、とても丁寧でよかったです。ネイティブではなくて、先生自身も英語を勉強してきた経験の中からいろいろ教えてくれるので、むしろ効果的だと感じました。
実はオンラインレッスンを始めた直後とセブに来る直前にTOEICを受けたんです。TOEICのスコアで英語力のすべてが測れるわけではないけど、学習の成果を客観的に測って自分の励みにしようと思いまして。 結果、オンラインレッスンだけで80点上がったんです。もともとセブに留学することで到達したかった目標スコアをクリアしてしまったので、自分でも驚きました。
もうひとつ、事前にオンラインレッスンをやって良かったのは、先生と知り合いになれたことです。初めて学校に行ったときに、オンラインの先生たちが「みき、やっと来たね」と喜んで迎えてくれたんです。海外生活に慣れていても、やはり一人で留学するときは心細いところもあるので、先生たちが明るい笑顔で「よく来たね」と言ってくれただけで、すごく安心できました。
オンラインレッスンに不満はありませんでしたか?
もちろん、もどかしいところもありました。例えば、私はカトマンズで受けていたので、通信状態がよくないときは、Skypeの映像をオフにして音声だけにしないとコミュニケーションができないことも時々ありましたし、グーグルドキュメントも初めてで、戸惑うことも少なくなかったです。
あとは、オフラインだと目の前に先生がいるので、表情とか勢いとか、言葉以外のところで伝える部分はやはりオフラインのほうが効果的ですね。
ただ、すべての人がセブに来られるわけではないので、来られないけど勉強したいという方には、とてもいいと思います。
また、留学する場合も事前にオンラインレッスンを受けておくことは効果的だと思います。Brightureの基本的な学習スタイルを事前に習得でき、8週間という留学期間を効率的に使えたという強い実感があります。
ネパールにいるときの自分の感情はネパール語でないと表現できない
セブでの授業はいかがでしたか?
RW(Reading and Writing:読み書きの基礎を訓練するクラス)の宿題が特に厳しかったです。日本語でも普段考えないような政治的、社会的、ときには科学的なお題が出されたりして、しかも日本語のような曖昧な書き方は通用しません。すべてにおいて因果関係を明確にしなければならず、トピックセンテンス、ボディ、コンクルージョンという構造が入れ子になった、組み木細工のように緻密な論理の展開の仕方を教わりました。
厳しく指導してもらったおかげで、まるでチャクラが開くように、自分の中で滞って閉じていた何かが開いたという感覚があります。だから、これからある程度のレベルまでは、Brightureを卒業した後も自分でやっていけそうです。これはRWの成果だと思います。
ただし、次のレベルに到達したら、自分だけでは解決できない次のつまずきが絶対にやってくるでしょう。そのときに、もしまたBrightureに来る機会があったら、RWは絶対に受けたいです。
他に印象的だった授業はありますか?
PPが印象的でした。
先生がとても根気強く教えてくれます。しかも、舌を巻かずにRの音を出す方法とか、発音のコツをピンポイントで指摘して教えてくれるんです。コツを教えてもらって初めて、なるほどこうやったらできるのかと腑に落ちることがしばしばありました。自分だけの努力では、いくら頑張っても正しく発音できるようにならないですね。同時に、徐々に英語特有の音も聞こえるようになってきました。
他に、感情を込めて話すことを指導してくれる先生もいて、その先生はとにかく喜怒哀楽を自分の話す英語に織り込むんです。たぶん、その成果だと思うんですけど、ここにきて3週目か4週目あたりに、10代の頃から好きだったQueenの曲を聴いていたら、突然心に沁みて震えたんです。ずっと聴いていた同じ曲なのに!
それは、自分の感情と英語が結びついてきたからなのかなと思っているんです。英語が感情と結びつくことで、自分の中の無意識レベルまで落とし込まれてきたんじゃないかと。こちらに来てから毎週映画を観に行くんですけど、気のせいか、毎週毎週どんどん細かいニュアンスまで聞き取れるようになってきたように感じています。
そう言えば、ネパールにいるときの自分の感情は、ネパール語でないとうまく表現できないんです。近い将来、英語という言語でしか表現できない自分の側面にも出会いたいと願っています。
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Brightureは英語虎の穴、すべてにおいて想像以上だった
振り返ってみて、留学期間はどれくらいが適切だと思いますか?
仕事を継続していると、1週間休むのも大変だと思います。私は今回、ひとつの仕事が任期満了して、次の仕事を探すまでの間の期間だったので8週間来られましたが、8週間ですべてを学べたわけではありません。結局、何週間留学しても完璧にはならないと思います。
ただ、自分の英語力の中で足りない部分を痛感しました。本当に基本的なところ。たとえば year とか world など、基本的な単語さえも正しく発音できていなかったとか。Brightureで気づいて、矯正していただけて良かったです。それまで使ってきた自分の英語を思い、冷や汗が出ます。
だから、自分の置かれた環境の中で、自分がベストだと思う選択をすること。それが、これから留学を検討している方にとっても、よりよい結果に結びつくのではないかと思います。
今後の目標を教えていただけますか?
次はぜひネパール以外の国で英語を使って仕事をしたいと思っています。ネパールにいて日本の良さを発見できたように、今度は外からネパールの良さを見つけたいです。将来は家族もいるネパールに戻りますが、これからはネパールでも仕事は英語でやります。お互い英語という外国語を使ったほうが、ネパール固有の文化から離れてフェアなやり取りに近づけると思います。最初は対立しても、英語でのネゴシエーションを続ける中で信頼を構築することも可能だと思います。そのうえで、ネパール語での心情的な交流も生きてくるでしょう。
英語学習の目的は、読み、書き、聞き、話すという外国で仕事をしていくための手段を獲得すること。英語の能力を上げて、就職でアピールできるTOEICのスコアも上げて、納得のできる仕事をゲットする。そのための道筋をBrightureで発見できたと思います。
あとは、それを継続して歩んでいくことが不可欠です。だから、帰国後もオンラインレッスンを続けます。一度オフラインを経験した後で受けるオンラインレッスンは、来る前に受けていたときとはまた違ったものになると予感していて、とても楽しみにしています。
最後に、読者の方に一言お願いできますか?
知り合いの紹介で来ている方も多いようですが、Brightureのサイトを自力で探し出せた人は、すごくラッキーだと思います。だから、探し出した人は、もし来られるのだったら、期間の長短など気にせず、とにかく考えずに来てみてほしいです。もし来られないのであれば、オンラインでもいいので、とにかくBrightureを体験してもらいたいですね。
Brightureは英語虎の穴。すべてにおいて想像以上でした。
実戦で通用する英語力を付けたい方へ
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