03 5月 英語を身につけると、あなたの世界は大きく広がる
英語を身につけること、素直に推奨します。なぜなら普通に役立つからです。そんなことをつぶやいてみたら、200回くらいリツイートされました。やっぱりそれなりに共感してくださる方が多いのかな、と思います。
英語を身につけること、素直に推奨します。普通に身を助けます。情報も取れます。海外に友達作れます。海外に住むハードルが下がります。海外就職の可能性も高まります。一生役立ちます。
— 松井博 (@Matsuhiro) April 30, 2018
実際、このツイートに書いた通りです。間違いなく役に立ちます。就職にだって有利ですし、一次情報が取れるようになりますし、外国人の友達を作れますし、海外に住むハードルも下がります。また、海外就職の可能性も大きく拓けてきます。覚えない手はないでしょう。
少し英語ができるだけでもかなり有利です
日本の英語教育がかなり残念なのは言わずもがななのですが、お陰で(?)で少し勉強すれば一歩秀でることが可能なのです。受験直前で人生の中で最も英語力が高いはずの高校3年生の大半が、中3程度の実力しか備えていないことは文部科学省の調査からの判明しています。つまりは、ただ単に高校3年生にふさわしいレベルの英語力をつけるだけで、多くの相手に大きな差をつけることができるのです。
中にはTOEIC700点を持っていれば英語の単位を認定してくれる大学などもありますし、就職だってもちろん有利です。あるいはすでに働いている方でも、昇進に有利に働くケースも多いでしょう。日本企業はとにかく英語ができる人材が不足しているので、英語がちょっと周囲よりもできるというのは、明らかにアドバンテージです。むしろ英語を勉強しない理由を探す方が難しいくらいです。
「専門性 X 英語」で有利です
なお、時折こんなふうにいう人もいます。
「英語だけできてもしょうがない」「英語屋は役に立たない」
これは当然の話です。今時「英語だけ」できたところで大して稼げません。しかし、英語というツールは、専門性とセットになって大きな力を発揮します。
例をあげましょう。2017年には中国の電子機器メーカーのファーウェイ(Huawei)の日本支社が、新卒のエンジニアを初任給40万円で募集して大きな話題になりました。しかし実は、本社の方では新卒にさえ月収83万円、年収にして996万円もオファーしているのです。英語と専門的なスキルの両方があれば、こういう額の給与を稼ぐことが可能なのです。ですから、専門性か?英語か?ではなく、専門性と英語の両方を磨いておくべきなのです。
英語力をつけるのにどのくらいの時間がかかるか?
ではこうした英語力を身につけるのに、どのくらいの時間がかかるでしょうか?
まず仮に中3までの英語が身についているあたりから始めたとして、アメリカの大学に進学したり、外資系企業に入ってやっていけるくらいまでに掛かる時間を、およそ2000時間くらいだと思ってください。2000時間というと大人がフルタイムで一年間働くのに相当する時間ですから、かなりの時間です。一生懸命に勉強しても、2年〜2年半くらいはかかります。僕自身も、一念発起して英語の勉強を始めてから、アメリカの大学に入学できるだけの英語力を獲得するのに、およそ2年半かかりました。だいたい1日3時間は勉強していた記憶です。もっとやっていた時期も少なくありません。
途方もない感じがするかもしれませんが、1000時間根詰めて勉強すれば、簡単な会話くらいは確実にできるようになります。そしてここまで到達すると、当初感じた気が遠くなるような距離感は随分と薄れてきているはずです。
勉強方法は?
勉強の方法は目指すゴールにもよりますが、僕が勧めるのはとにかく発音とフォニックスからスタートすることです。大半の日本人はマトモに発音を習ったことがありませんから、ここから始めると優位に立てます。そしてその次はよく使うフレーズを200ほど暗記してしまいましょう。すると、最小限の簡単な会話はすぐに営めるようになります。
なお、文法や単語の暗記から英語学習をスタートした人は、会話の反応速度が上がってくるのに非常に時間が掛かる人が多いです。これは日本語の構文を一度考えてから英訳する癖がつくからです。会話はキャッチボールですから、あまりに沈黙が続くと、相手にされなくなります。
反応が遅くても相手にしてくれるのは英会話学校の先生くらいですから、まずは正しい発音で素早く反応できるようになるところに主眼を置いて訓練します。文法なんて少しくらい壊れててもいいんです。反応速度が遅いというのは、現実に英語を使う上であまりに致命的なのです。
この後はたくさん読んで、たくさん聴いて、作文して、実際に口に出して使うだけです。そして時々文法を確認しましょう。英語学習というと「まずは文法身につけて、次に単語覚えて、それから瞬間英作文暗記して……」というようにある特定の順番で勉強しないと身につかない思っている人が多いですが、ハッキリ言ってどうでもいいです。一番有効なのは:
まず使う→まずいところを修正する→また使う→修正する→また使う….
の繰り返しです。他には特にこれと言って何も必要ないほどです。まずは勇気を出してまずはドンドン使うのが何より肝心なのです。そして時折文法書を紐解くと、「あ〜〜。そういうことか!」と腑に落ちます。先に文法書を読んでおいた方が効率がいいような気がするかもしれませんが、頭でっかちになってしまって反応速度がいつになってもつかない人がとっても多いですから、私はオススメしません。
ブライチャーでできること
ブライチャーにくれば、ここにあげた全てもミッチリとやり込めます。発音のクラスを1日2コマ、会話のクラスを2コマ、そしてライティングのクラスを一コマ。そして弱点補強に一コマが、割とオススメのレッスンプランです。宿題もみっちり出ます。
なお、スポーツもコーチがいると上達が早いですが、英語も同じです。英語の場合、コーチ役に見てもらった方が確実に上達が早くなるのが、発音とライティングです。この2つだけは、独学で向上させるのが極めて難しいです。僕自身もこの2つはお金を払って専門家に見てもらいました。また、ライティングをやると、文法が確実に身につきます。文法書と精読だけでは、畳の上の水連のようなものなのです。書いて直してもらうのを繰り返すことで、英文法が自分の血肉になっていくのです。
皆さんも就職前、あるいは転職の間にブライチャーにやってきて、一気に英語力を底上げしませんか? 稼ぐ力は、「専門性X英語力」の掛け算で大幅にアップしますから。