フィリピン留学で就職活動前に英語力を伸ばしたい!ーーTOEIC400点台で伸び悩んでいた大学生のHさん

就職活動前に短期間で英語力を伸ばそうと12週間のフィリピン留学にやってきた大学生のHさん。留学中は理想と現実の差に悩み苦しみましたが、英語の勉強以外にも、一緒に学んだ社会人の仲間たちから就職や人生について多くのヒントをもらったようです。

Hさん /20代 /大学生/12週間

なぜブライチャーに留学することにしたのですか?

大学3年生の冬頃から本格的に就職活動を始めましたが、自分の本当にやりたいことや強みがわかりませんでした。就職する前にもっと時間が欲しい、能力を伸ばしたいと思い、一年間の休学を決意しました。まずは短期間で英語力をつけようと、語学留学を考えました。

マンツーマンレッスンを比較的安価で受けられるので、最初からフィリピン留学に絞りました。インターネットでスパルタ系の語学学校を探しているときにブライチャーを見つけました。ホームページに掲載されている留学体験談を読んで、これは厳しそうだと思ったのを覚えています。

英語は得意でしたか?

大学で国際ビジネス系のゼミナールに所属していて、英語の文献を読んだり、英語でプレゼンテーションをしたりする機会などもあったのですが、実際には日本語で書いた原稿を英語に翻訳して読むくらいで、本格的な学習はほとんどしていませんでした。

何度かTOEICを受けたこともありますが、300~500点の間を行き来して、スコアはまったく安定しませんでした。

12週間の留学の目標は?

ネイティブとナチュラルスピードで対等に会話したいと考えていました。相手が話していることをしっかり理解して、自分が言いたいことも話せるようになりたい。とにかく短期間で成果をあげたいと思っていました。

こつこつやるしかないと腹を決めた

ブライチャーで授業を受けた感想は?

評判の通り、とても厳しかったです。初日は先生たちがナチュラルスピードで話す内容が全然聴き取れなくて、とんでもないところに来てしまったと思いました。

英文を読むのはそこまで苦ではなかったのですが、書くことが苦手で、ライティングの宿題が本当に辛かったです。読んだ本や記事を要約したり、内容に関連したエッセイを書いたりが全然できなくて、最初の頃は150ワードの英文を書くのに2時間くらいかかっていたと思います。

一時期とても悩んで苦しんでいるように見えました。

思っていた以上に自分の英語力が低いことにショックを受けてしまいました。ブライチャーの先生の質や授業のレベルはとても高いのに、せっかくの機会をまったく活かせていないと感じたんです。例えば、WR(Writing Reviews)の授業は、自分が書いた宿題を元にして授業が行われるので、文章のレベルが低いと、授業も低レベルになってしまう。

それで悩んでしまって、どうすれば短期間で英語力を伸ばすことができるかを考え、しばらくの間、日本語を完全にシャットアウトするために他の生徒と距離を置いてみたりもしました。とにかく焦っていました。寝る間も惜しんで文法の勉強をしたり、リスニングの教材を聴いたり。でも、授業の復習や宿題に集中できず、睡眠不足で授業中に眠くなってしまったり、かえって非効率でした。

振り返ってみると、この時期はすごくストレスを感じていました。日本にいるときは滅多に体調を崩さないんですけど、留学中には何度か体調を崩したので。精神的にも身体的にも負担がとても大きかったです。

どうやって乗り越えたんですか?

短期間で成果をあげることを手放しました。英語の習得には時間がかかるということを受け入れて、こつこつやるしかないと腹を決めたんです。

それからは、しっかり睡眠もとるようにしました。他の生徒や先生たちとご飯を食べに行ったり、休み時間に話しかけてみたり。プレゼンテーションにも積極的に取り組みました。おかげで、タイムマネジメントがすごく上手になったと思います。

発音を習ったら聴けるようになった

印象に残っている授業は?

PP(Phonics and Pronunciation)です。発音って、感覚的に教わるものだというイメージを持っていたんですけど、ブライチャーではどの先生も同じように具体的に説明してくれて、授業が体系化されている印象を受けました。教え方も上手くて、とてもわかりやすかった。発音を学ぶためにブライチャーに来る人がいると聞いたことがありましたが、納得しました。

正直に言うと、最初はPPの授業を少し退屈に感じていました。でも、例えばLとRの区別とか、以前は意識していなかったことが少しずつできるようになってきた。そしたら発音できるようになった音が聴き取れるようになったんです。ずっと英語のシャワーを浴び続けたこともありますが、発音を学んだおかげでリスニング力はすごく伸びたと感じています。

自分の経験から、発音は初心者の人こそ、集中的に取り組んだほうがいいと思いました。もともとPPの授業は2コマありましたが、ライティングの授業を増やすために途中で1コマに変えてしまったんです。でも、そのまま2コマ続けていればよかったと後悔しています。

苦手だったライティングはどうでしたか?

英文を書くこと自体には慣れてきたし、上達したと感じています。テーマによっては主張がまとまらなくて苦労することがありますが、たとえばトラベルログ(旅行記)を書いたときは伝えたいことがたくさんあったのでスラスラ書けました。

具体的には、文章の繋がりを意識し、接続詞を注意して使うようになりました。他にも、最初に主張を述べて、理由を示して、最後に結論をまとめる、という基本的な型が身につきました。英語での文章の書き方を学ぶことで、日本語の能力も向上したと思います。

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本気で勉強する雰囲気がある

何か反省点はありますか?

留学前に文法の勉強をきちんとしてこなかったことをとても後悔しています。事前学習の案内はもらっていたけど、時間がなくてほとんどできなかったので。

せっかくマンツーマンで質の高い授業を受けられるのだから、日本で一人でもできる基礎文法などをやり直すのはもったいないです。基本的なインプットは日本で終わらせて、ブライチャーではアウトプットに集中するべきだと思いました。だから、事前学習は絶対にやってくるようにもっと強調してください!

あとは、先生たちともっといろいろな話をすればよかったです。ここに来る前は、インターネットの情報などを見て、ブライチャーの先生たちは「ビジネスライクでドライ」という勝手なイメージを持っていましたが、実際はすごくフレンドリーです。年齢の近い先生も多かったので、もっと積極的に誘ってご飯を食べに行ったりすればよかったなあと思います。学んだことをすぐに実践できるのが留学の一番のメリットなので。

学校の雰囲気はどうでしたか?

もともと僕は周りの環境に影響されやすいので、生徒のレベルが高い学校に行きたいと思っていました。ブライチャーは社会人の方が多く、誰もが目標を持ち、本気で勉強する雰囲気があるので、自然とやる気が出ました。

有名企業に勤めている方も多く、最初はこんなにレベルが高いのかと驚きましたが、そのような方々と一緒に過ごす中で、英語学習以外にもさまざまな話や相談もさせていただきました。

ハイレベルな社会人の方々と普通の大学生が、ともに英語を学習する「仲間」としてフラットに繋がることができるのも、ブライチャーのよいところではないでしょうか。今でも時々、就職活動や人生について相談をしています。社会人との接点が少ない大学生にとって、ブライチャーで得られる人脈は一生の財産になると思います。

今後の目標を教えてください。

ブライチャーへ留学する前は英語が大嫌いでしたが、恐怖心や嫌悪感がなくなりました。今後も継続的に勉強しながら、学んだことをどんどん実践していきたいです。

最後に一言、お願いします。

ブライチャーの生徒は、レベルの高い人や社会経験が豊富な方が多いので、自分の生き方の参考にもなるし、若い人にこそ来てほしいです。もし友人が留学を考えていれば、僕は迷わずブライチャーを勧めます。

ビジネスカリキュラムがブライチャーの真骨頂ともいえますが、基本カリキュラムがとてもしっかりしているので、ビジネス経験がない学生でもまったく問題ありません。4技能をバランス良く向上させることができます。

12週間、本当につらかったですが、間違いなくブライチャーでの留学経験は自分の人生の糧になっています。本気で英語を勉強したい人は、年齢に関係なく来てほしいと思います。「自分を変えたい」「自分の将来が不安だ」と漠然と考えている学生も、ブライチャーでその一歩を踏み出してみてください。

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