30 1月 ビジネス英語習得の為、3週間ブライチャーへ留学した鎌田真維さん
「ここに来てからは、満足しかありません。本当に”使える”英語を学んでいる感覚です。」
鎌田真維さん | 20代 / 社会人 / 3週間 / TOEIC 920点
相乗効果を感じる、影響し合うカリキュラムとは
ブライチャーでは満足しかないとお伺いしました。今回の留学の目的は、ビジネス英語を学ぶことでしたよね。特に「この授業が良かった」というものをお伺いしてもよろしいですか。
はい、そうですね。どの授業も本当に良かったです。特に、Writing ReviewsとExpression Enhancementの授業では課題として出されるテーマの内容が関連していたので相乗効果を感じました。
「これはどう思う?」と聞かれた時に「これはさっき覚えた単語だ」ということがよくあり、「きちんと英語が定着するようにカリキュラムがつくられている」と感じました。
授業を受けていくにしたがって、カリキュラム同士が絡み合っているように感じたということでしょうか。
そうですね。相乗効果は毎日感じています。例えばWriting Reviewsの授業ではTEDのスピーチやハーバードビジネスレビューに対してサマリーとレビューを書きます。この時に、主語にIやWeを使わずに、なるべく客観的に書く練習をしています。自分主体じゃない一般的な視点で文章を書く。といったらいいでしょうか。自分の意見を書くのではなく、新聞やニュースのように客観的な書き方をすることで、より洗練されたビジネスでも使えるような文章を書くことができるような練習をしました。
Expression Enhancementでは対照的にIやWeを使ってよく、同じようなテーマに対して、自分の感情を落とし込んだ文章を書いています。テーマに関して深く考えるような感じですね。
一つのテーマに対して、客観的な文章、主観的な文章の2つを書くことで、どちらかに偏らない文章力を磨いていくことができました。
ここまでがWriting Reweviews、Expression Enhancementの授業の内容ですね。
サマリーやレビューを書くことを通してたくさんの単語や表現を学びました。
より実践的な発音授業
他の授業はいかがでしたか?
Pronunciationも、とても良かったです。前に行っていた学校ではフォニックスという本を使って発音の練習をしていたのですが、それ以外の普通の会話の時は何も指摘してくれなくて。
それ以外、というのは授業時間外ではということでしょうか。
いえ、発音の授業でも、教科書以外のことで会話をした時に、たとえ発音が間違っていたとしても指摘してくれませんでした。教科書に載っている文章の発音が正しいかどうかのみチェックするという感じでした。
ブライチャーでは「この生徒ははここが苦手なんだな」というのを先生が把握してくれて、苦手な部分に特化した練習をしてくれます。
シチュエーションを設定して、答えていくうちに間違った単語を書かれて「ここ間違ってるから言ってみて」という風に。本当に「使える」英語を学んでいる感覚です。
授業以外の普段の会話の中でも間違いを指摘してくれるのもありがたいですね。
授業の中の具体例を挙げていただいてもいいですか。
例えばカードをピックアップして、そこに書かれているシチュエーションについて答えます。
「あなたが日本のアート教育担当の大臣だった場合、美術に対して学生が教養を深めるためにはどのようにお金を使いますか(施策を考えますか)」というお題に対して、自分の考えを話します。
先生はそれを聞きながら発音が間違っている箇所をメモして、話し終わった後に「ここの発音が違う」と指摘してくれたり、自分が会話している時にどれだけ間違った発音をしているのかを教えてくれます。
書かれているものを読むのは意識していれば割と簡単ですよね。でも、自分で話している時はわからない。
そうですね、考えてることを伝えようとする方向に意識が向きますね。トピックが難しくなるほど、発音への意識はおろそかになってしまいそうです。そのような状況で、間違ってる発音があったら指摘してくれる、ということですね。ちなみに、鎌田さんの苦手はどの発音でしょう。
やっぱり、RとLのサウンドが苦手です(笑)。最近はそれに関する宿題をたくさんもらって練習したり、先ほどのようにシチュエーションを設定して実践に近い形で発音練習しています。
深く考え・簡潔かつスピーディに話す訓練
自分の考えを話していく中での発音練習、といった具合ですね。Listening and Speakingの授業はいかがでしたか?
Listening and Speakingではテーマにそってスピーチする練習をしています。今日のテーマは「もしあなたが家も何もかも失って無一文になったら、見知らぬ人にどのような方法で助けを求めるか」というものでした。
はじめの5分か10分くらいでシチュエーションを少し具体的にして「45秒で準備、そのあと1分間でスピーチして」という具合でスピーチをしました。
全部ビデオ撮影をしていて(同時に先生も私のスピーチ内容をタイピングしてくれて)、スピーチのあとは言葉に詰まった場所、間違った部分を一緒に見ながら教えてもらいました。
「ここ間違ってるよ、はい次セカンドトライ。準備時間は30秒ね」というのを3回繰り返しました。
こうして言うとサラッと感じるかもしれませんが、すごいスピード感なんです。
45秒間考えて、そのあと5分の間に1分間のスピーチと振り返りを3回繰り返す。つまり、1コマのなかの、5分の間に3回もスピーチをするということですよね。しかもブラッシュアップしながら。すごいですね。
ほんと、1日が終わる頃にはへとへとになっています(笑)。
元Appleシニアマネージャー直伝のBusiness coaching
ここまでで4コマ分。残りはBusiness Coaching、Business Writingですね。まずBusiness Coachingについて聞かせていただけますか?
はい。松井さんから直接部下の怒り方や、上司とのやりとり等をシチュエーションを与えられながら教わっています。
例えば「部下が最近いつも遅刻する」「元気がなくパフォーマンスも悪い」といった場合にどうコーチングするか、といったことから、部下の悩みを聞く際の座るポジションや話し方などまで教えていただきました。
部下にミスを指摘するとき、怒りを表現するときの、ポジショニング・顔・言い回し・声のトーン・姿勢・態度、もう全部です。難しいですけど、すごくためになります。
他のフィリピン留学ではなさそうな授業ですよね(笑)。
ないと思いますね(笑)。
「率直に言えばいい」は間違いだった。洗練された英語を学ぶ
とても充実されていますね。最後は、Business Writingですね。
Business Writingではシチュエーション別の手紙やメールの書き方を学びました。
例えば「営業担当者に不満があった際のクレームの書き方」「部下が他部署の部長にセクハラにあっていることを報告してきた際の対応」などです。
シチュエーションが、かなり具体的ですね。
かなり具体的です。他にも不満の言い方、例えば不良品に対してどう不満を伝えるか、など様々でした。
実用的だな、というものを教えていただけますか。
例えば今日のテーマは、「チームビルディングというイベントの為の経費を、上司に要求するメールの書き方」というものでした。
今までは「アメリカの方は言い方が率直だから、基本的には率直に伝えれば言えばいい」と思っていたのですが、メールや手紙では、実はそんなことはありませんでした。
より上手な言い回しやふさわしい単語、決して相手を嫌な気持ちにさせず、かつストレート過ぎずに丁寧にきちんとメールで要求を伝えるという。そんな方法があったのかと、新しい発見をしました。
言い回しひとつにしても、こういう単語を使ったほうがいいとか、洗練されたビジネス英語のメールを教えてもらっている感じがします。
満足度を星5つで表すと…?
今後はどういうことをするか、予定は決まっているのでしょうか。
日本に帰って就活をします。できれば英語を使った仕事をして、海外と日本の架け橋になれるようになりたいです。
最後に、ブライチャーがどういった人に合っていると思うかをお伺いしてもよろしいですか。
ビジネス英語を勉強されている方、特に転職や、上司が外国人になった方にはおすすめしたいです。1週間でも、確実に学びがあると思います。
なるほど。ちなみにブライチャーの満足度を、星5つでいうとどのくらいでしょうか。
星5つでいうと、10ですね。
星5つを大きく超えましたね(笑)。ありがとうございました。
はい!ありがとうございました。
「英語を使った仕事をして、海外と日本の架け橋になれるようになりたいです」