TOEIC935点でも喋れない!フィリピン留学で弱点を克服した飲料メーカー勤務のKさん

今回は、飲料メーカーで商品開発を行っているKさんにインタビュー。TOEIC935点を取得した後、毎日オンライン英会話でスピーキングを練習しましたが、10ヶ月が経過しても伸びを感じられず、ブライチャーに留学。2週間で原因を突き止め、スピーキング力を向上させました。

Kさん /30代 /飲料メーカー勤務/ 2週間

Kさんの経歴を教えてください

大学院で微生物の研究を行い、卒業後は大手飲料メーカーで商品開発を行っています。海外の関連会社に転籍できる可能性があり、2017年1月から英語の勉強を再開。TOEIC対策の本と、オンライン英会話を中心に勉強しています。

技術職なので、英語ができなければ今後仕事がなくなる、という訳ではないのですが、キャリアの選択肢を広げたいと考えました。

TOEIC935点を持っていますが、英語は以前から得意だったのでしょうか。

就活対策として、学部生の時にフィリピンとマレーシアに1ヶ月ずつ留学しました。1日約10時間、スピーキングと文法中心に授業を受けたので、TOEICは600点から800点台に上昇。英語を喋る度胸がつきました。

TOEICのスコアは伸びても、スピーキング力は身につかなかった

TOEICのスコアからは、もはや英語を学校で勉強するレベルは卒業したように思えます。

スコアは高いのですが、それに見合ったスピーキング力が身に付いていないのです。その日の出来事や仕事の話など、知っていることは苦労せず話せるのですが、それ以外の話題だと言葉が出なくなります。

そこで毎日オンライン英会話のレッスンを受けていますが、10ヶ月が経過しても、まったく改善が見られない。「たくさん喋ればスピーキングが伸びる」と信じていたのですごく悩みました。

オンライン英会話の先生に相談すると、「Kは知識としての語彙力はあるけれど、会話の際に使いこなせていない」と言われたので、単語を中心に勉強し直した時期もありましたが、やはり効果がなかった。

そこで、インターネットで勉強法について調べると、ブライチャーのブログ記事「英語が伸び悩んでるあなたへ。本質的な英語のレベルアップに欠かせないこと」を見つけました。

「TOEICが900点を超えても満足に喋れないのは、英語で考える経験が欠けているから――克服のためには、時間制限を設けて即興でスピーチすることが効果的」とあり、それに特化したレッスンをブライチャーで受けてみたいと思ったのです。

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2週間の留学を終えて、感想を聞かせて下さい。

自分がなぜうまく喋れなかったのか、原因がはっきりしたので満足しています。単語力ではなく、実は論理構成力に問題があったのです。

弱点を補強した上で、時間制限つきで毎日スピーチの訓練をし、以前よりもスムーズに喋れるようになりました。

たった1つ意識するだけでスピーキング力が改善

弱点克服のため、先生からどのような指導を受けましたか。

繰り返し言われたのが、喋る際には必ず構成を意識すること。喋る内容を素早く整理できるし、論旨とは関係のないことについてダラダラ考えたり喋ったりすることがなくなるので、内容がシンプルになり、頭も混乱せず、フィラーが減ると教わりました。

※「あー」、「you know …」などのような、沈黙を埋めるための意味のない言葉

先生たちから提案された構成は、

1.まず結論を述べる
2.その結論に至った理由や根拠を最低でも3つ、違う角度から提示する
3.最後に再度、結論を述べる

英語圏では普段の会話でもよく使われる論法だそうです。

構成を意識すると、スピーキング力は上がりましたか。

最初はうまくいきませんでした。

「One on One Listening and Speaking」では、制限時間を設けてスピーチを行うのですが、喋ることに精一杯で、構成を意識する余裕がなかった。でも、ブライチャーがうまいなと思ったのは、「Writing Reviews」で、同じ構成でエッセイを書くよう指導してくれたところ。

時間を掛けて構成を意識しながら書くことに慣れると、スピーチの時でも意識しながら喋れるようになる。すると迷いなく、落ち着いて話せるようになるので、フィラーを減らすことができました。

以前は本当に白紙の状態で話し始めて、自分が何を喋っているのか分からず、混乱していました。

授業紹介:One on One Listening and Speaking

他に、先生から指摘された弱点はありましたか。

「Writing Reviews」の先生から、文章と文章、段落と段落を繋ぐフレーズがAndやBut以外ほとんど見られないので、非常にまとまりがなく、読みづらいと指摘されました。

そこで Transitional devicesを活用して、全体の流れを意識しながら文章を書く練習をしました。

慣れると、スピーキングの際もアイディアのつなげ方を意識できるようになったので、さらに分かりやすく説明できるようになりました。

※各文章や段落を結ぶフレーズ

授業紹介:Writing Reviews

2週間あれば、英語が伸びなかった原因に気づける

たった2週間の留学で、航空券や生活費を含めれば20万円近くお金が掛かります。それだけの価値は感じられましたか。

確かに安くはないし、ペラペラになるには短すぎる期間だったけれど、他の語学学校やオンライン英会話では気づけなかった弱点を把握できたし、どのように補強すれば良いか分かったので、払っただけの価値はありました。

今後はオンライン英会話で、構成を意識しながらTransitional devicesを使って、長めのスピーチを練習しようと思っています。

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ありがとうございました。最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

一生懸命勉強しているのに思うように結果が出ないのは、語学の才能が無いのではなくて、弱点に気づいてないだけなのかもしれません。

ブライチャーは、英語力をきちんと分析して適切に指導してくれるので、壁を突破したい人に是非お勧めしたいです。