13 1月 たった1週間のフィリピン・セブ島留学でも、英語は伸ばせるーードイツ銀行勤務、登尾耕三さん
登尾耕三さん | 銀行員 / 30代 / 男性 / 1週間
今回はドイツ銀行に勤務する登尾耕三さんにインタビューしました。社会人にとって、長期休暇を取っての留学は困難です。しかし登尾さんは、ブライチャーでなら1週間の超短期留学でも十分に英語力を伸ばせると言います。
英語を勉強し始めたきかっけを教えてください。
外資系企業で働きたかったからです。大学卒業後、日系企業で営業や経理として二年半働きましたが、年功序列の給与体系などに我慢できなくなり、28歳のときに外資系企業への転職を考え、本気で英語を勉強し始めました。並行して米国公認会計士の資格を取得し、JPモルガンで5年間経理として勤務。現在はドイツ銀行の財務部で働いています。
素晴らしいとしか言いようのない経歴ですが、なぜ今回語学留学を決意されたのでしょうか。
今後マネージャーに昇格したら、他人を説得できるだけの英語力を身に付けなければいけません。文法のミスや強いなまりがあったり、表現が直接的すぎると、話を真剣に聞かない外国人もいるのです。
現在の私の英語力は、メール、会議、電話での情報伝達には困りませんが、今後はマネージメントができるレベルへ持っていきたいのです。
語学留学は今回が初めてですか。
3回目です。1回目は8年前にセブにある韓国系A校に、2回目は3年前に同じくセブの日系B校に留学しました。
今回はなぜ以前通った2校に留学しなかったのですか。まずは韓国資本のA校からお願いします。
当時は転職のためTOEICのスコアを重視していたので、対策に特化したA校で2週間留学しました。
ただ、スコアは伸びても、英語力の成長は感じませんでした。また、生活環境がとても悪かったです。他の生徒さんと一緒にドミトリー(※)に滞在したため、勉強に集中できませんでした。
※1つの部屋に二段ベッドが複数台並べられた宿泊形態
それでは、日系B校に再留学しなかった理由を教えてください。
この学校でも、英語力の伸びを感じられなかったからです。
ロールプレイを通じてビジネス英語を学習するカリキュラムでしたが、シチュエーションが限定的で、自分の仕事とはかけ離れていたため、あまり役に立ちませんでした。
また文法の間違いはその場で先生が指摘してくれたものの、ロールプレイに必死になっていると頭に残らず、間違えっぱなしになることがほとんどでした。
スピーキングの授業のみでは英語力は伸びないと気づいたのは、この時でした。
1週間でライティング・スピーキング力が向上
それでは、どうして今回ブライチャーを選んだのでしょうか。
カリキュラムが魅力的でした。リーディング、スピーキング、リスニング、ライティング、それぞれの授業が相互作用するようにデザインされており、効率的に学び、使い、定着させることができると感じたのです。
また、代表の松井さんは英語力ゼロからアップル本社で管理職まで務めた人なので、英語を習得するまでの苦労や、アメリカの文化的背景を含めた幅広い知識が、カリキュラムに反映されていると思いました。
実際に今回ブライチャーでの留学を終えて、どのような感想をお持ちですか。
非常に満足しています。特にライティング、スピーキング力が大きく成長しました。また、自分の弱点を把握できたので、今後どのように勉強していくかもクリアになりました。
各授業が連携する。だから短期間で英語が伸びる
なぜ1週間で英語力を伸ばせたと思いますか。まずはライティングから聞かせて下さい。
まず、Writing ReviewsとExpression Enhancementで毎日大量に英文を書いたのが良かったです。会話では流れてしまう文法的なミスや不自然な表現が、添削で可視化されるので、間違い癖に気づけました。正しい英語を書ければ、正しく話せるので、ライティングの授業があることは理にかなっていますね。
また、毎日書いていると、得意な表現や文章構造をつい多用してしまうのですが、先生方はそれを見逃さず、違った言い回しをいつも提案してくれました。そして、習った表現は必ず次の宿題で使う……この「1. 気づく 2. 習う 3. 使う 4.覚える」サイクルによって、語彙力と表現力を効率的に養い、着実にライティング力を伸ばせました。
そして、そのサイクルを今度はスピーキングの授業でも実践するのですね。
そのとおりです。ライティングの授業で学んだことは、Social Conversationで必ず使うようにしていました。もちろん、習ったばかりの表現はうろ覚えで間違えることもありますが、それで良いんです。必ず先生たちが指摘してくれますから。そうしてきちんと覚えていくんです。
また、知らない表現を先生が口にしたら、必ず話を中断してでも意味を聞いて、レッスン中に使うことを徹底していました。
たった1週間でも、留学する価値がある
今回、登尾さんは1週間で大きな成果を得ることができましたが、たった1週間の留学にどれだけの効果があるのか懐疑的な人もいます。
自ら学びに行く姿勢があれば、十分な成果を得られます。そのために、事前学習をしっかりと行い、自分の欠点を把握することが大事です。
また、留学中は自分では気づけなかった弱点を把握できるので、帰国してからの学習計画も効率よく立てられます。それも貴重な収穫ですね。
それでは今回の留学を経て、今後どのように英語学習を進めていこうと考えていますか。
今回学んだことを、素早く、正確にアウトプットできるように練習しようと思っています。そしてもちろん、弱点を克服するための勉強も引き続き行っていきます。
そこで見つかった課題を持って、また是非ブライチャーにお越しください。ありがとうございました。
ありがとうございます。外資に勤務している関係で、まとまった休みを取ることができるので、毎年ブライチャーに来ようと思っています。来年またよろしくお願いします!