【英語学習法】オーディオブックを活用して英語を勉強しよう!

さて、前回の記事では英語のリスニング強化に役立つ Podcast を紹介しました。今回はリーディングとリスニングをセットで強化する方法としてオーディオブックの活用を取り上げたいと思います。

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オーディオブックってなに?

オーディオブックというのは、読んで字のごとく、オーディオ(音声)による本(ブック)で、ナレーターが本を朗読したものがそのまま収められています。日本ではあまり馴染みがありませんが、自動車による通勤時間が長いアメリカでは1980年代から売られています。最初はカセットテープだったのがやがてCDとなり、今では音声ファイルのダウンロードです。僕もPodcast と並行して、もう10年以上聴いています。アメリカではアップルが iTunes/iPodで2005年からオーディオブックをサポートしており、現在では iPhoneで利用可能です。

オーディオブックの利点

オーディオブックのいいところは、本を持つ必要もなければ活字を目で追う必要もないため、両手が空く点です。このため「ながら作業」が可能になります。朝の支度をしながら読書(聴書?)ができますし、ジョギング中やお風呂に入ってる時だって聴けます。

また、書籍によっては作者自身の声による朗読を楽しむことが可能です。なかには有名な俳優や声優によって朗読されている作品もあります。これもまた、オーディオブックならではの楽しみ方と言えるでしょう。

アメリカでは本当に幅広いジャンルの書籍がオーディオブックで売られています。児童書でさえオーディオブックが存在します。このため大抵の書籍を、聴いて楽しむことが可能なのです。

英語学習にも使えます!

このオーディオブック、もちろん英語学習にも非常に有用です。まず前述の通り、児童書から大人向けの小説に至るまであらゆるレベルとカテゴリの本が網羅されているため、かなりの初心者でもなにかしら聴ける本が見つかります。

また、オーディオブックは誰にでも聞き取れるよう、標準的なアクセントでゆっくりと朗読されているものが多いので、基本的に聞き取りやすいです。大抵のオーディオブック再生アプリで再生速度の調節が可能ですから、リスニングが弱いうちは速度を下げて練習できます。

さらに少しお金はかかりますが、活字と書籍とオーディオブックの両方を購入すれば、リスニングの答え合わせをしながら聽き進めることが可能です。日本語訳がない上にドンドン音声が流れてくるため、脳内で日本語に訳す暇がありません。このため、「日本語に訳す癖」が抜きやすいです。

注意点はなに?

オーディオブックを使った英語学習を進める上で注意する点は次の4点だけです。

1. 自分のレベルにあった本からスタートする

まずは、自分のレベルにあった本からスタートしてください。そうでないと、結局は心が折れて投げ出してしまいます。たとえ自分がすでに大人でも、子供向けの児童書がレベル的に合うのならそこからスタートしましょう。聴いているうちに必ずリスニングが向上します。

実際のところ、わからない箇所があまりに多いと聴くのが嫌になってしまいます。9割以上は問題なくわかるくらいの本から進めてみてください。そして、ほんのチョットずつレベルアップです。

2. 面白くなかったらさっさと止める

これは活字の書籍を読むときも同じですが、面白くなかったらさっさと中断しましょう。本というのはどうしても、合う、合わないがあります。合わない本を義務感に駆られて読んだり聴いたりしても苦痛なだけです。ドンドン中断して別の本にチャレンジしてみましょう。

また、基本的に興味のある内容の本から攻略しましょう。興味のないことはどうしても続かないからです。また、日本語で翻訳本を読んだことがある内容の書籍もとっつきやすいです。

3.無理して一度に長く聴かない

また、オーディオブックを聞くとき、最初のうちは1回20分くらいからスタートすることをオススメします。最初のうちは強く集中しないと聞き取れないため、神経が続かないからです。集中が途切れてしまった後もダラダラ聴いていると、聴き流す癖がつきます。ダレてきたら思い切って中断しましょう。

4. 少しずつレベルアップ

英語学習を継続するうちに少しずつわかる単語が増えて行きますから、自分のその時々に合わせて内容をレベルアップさせて行きましょう。こうすると無理なく学習を継続させることができます。

5.コツコツと継続

これは英語学習全般に言えることですが、短期間での上達を望まずにコツコツと続けてください。たとえば母国語というのは1日8時間しか聴いていないと仮定しても、8時間 x 365日 x 生きている年数分、耳からインプットしています。このため5歳児ですら14,600時間もインプットしているのです。ですから、100時間やそこいら聴いただけで上達するなんて思わないでください。私自身の実感だと、最初の大きなブレイクスルーが700時間程度のところにあるように思います。コツコツ続けてみてください。

オーディオブックの購入方法

さて、それではいよいよ実際の購入方法です。買う方法は3つほどあります。まず1つは、 アマゾンのアカウントを通じてAudibleのサイトから買う方法です。この購入方法の問題点は、いちいちパソコンからアクセスしないと買えない点です。理由はよくわかりませんが、なぜかiPhone用のAudibleやアマゾンのアプリからは購入できないのです。これがチョット面倒くさいです。

ただし、アマゾンを経由して購入すると、最初の1冊は無料で購入できます。また、アマゾンのポイントなどを利用して購入することもできますから、若干安く購入することができます。オーディブルのサイトはこちらです。

本は、聴こう

また、iPhoneをお使いであれば「ブック」というアプリからオーディオブックを検索して購入することも可能です。僕はもっぱらこちらで購入しています。

さらにiTunes Storeというアプリ上で検索して購入することもできます。かつてiPodが主流だった頃にはパソコンのiTunesで購入し、iPodに転送して聴くのが一般的だったので、その時に名残です。スマホをお持ちでない方は、この方法がいいでしょう。

聴くにはどうすればいいの?

Audibleから購入した場合には、次の4つの方法で聴くことができます。

1 スマホのAudibleというスマホアプリを使ってダウンロードして聴く。
2 Apple WatchにAudibleのアプリをインストールし、そこから聴く。
3 WindowsまたはMac上でブラウザを開いて、ストリーム再生する。
4 アレクサ対応デバイスを使って聴く。最近ではアレクサ対応の防水スピーカーなどもありますから、お風呂の中でアレクサに読んでもらうことも可能です。

なお、Audibleでは0.25倍単位で再生速度を調節可能です。一番遅いモードで0.5倍まで遅くできます。また30秒前に巻き戻したり、先に進めることができます。

アップルのiTunes Store または「ブック」アプリから購入した場合には、どちらの場合でも「ブック」アプリで再生できます。ブックアプリもまた、0.25倍単位で再生速度を調節可能です。ただし、一番遅いスピードでも0.75倍までしかスピードを遅くするかできません。

どちらのアプリを使うのかは、完全に好みの問題です。Audibleの方は若干購入にパソコンが必要な点が煩わしいですが、聴けるデバイスが多いのはとても有り難いです。一方Appleの方はiPhoneで聴く限りには購入から聴くまでの流れがシームレスでとても良いのですが、それ以外の環境で聞こうととするとなかなか面倒なのが難点です。私はもっぱらiPhoneで聴いてるので「ブック」アプリで購入していますが、将来的には再びAudibleに戻るかもしれません。

具体的な視聴方法は、こちらの記事でも解説しています。

関連記事:【英語勉強法】英語のリスニング強化に必要なオーディオブック・アプリを紹介します

どんどん聴いてみよう!

さて、やり方がわかったらあとはドンドン聴いてみましょう。日本人の英語学習者の大半の方は、文法や単語学習に終始しがちで、圧倒的に生の英語のインプットが足りません。オーディオブックや電子書籍なんて、僕の若い頃から考えたら夢の出来事と言っていいくらい便利な道具です。ぜひ聴きまくってインプットの時間と量を増やしてください。四の五の言わずにしっかりと時間を積んでください。ネイティブならば子供でも5歳児でも8時間 x 365日 x 5年で14,600時間英語を聴いているという事実を忘れずに取り組んでみてください。そんなに時間をかけなくても、最初の700時間程度ですでに希望の光が差してきます。

なお、一体何を聴いていいのかわからない方は、こちらで紹介した書籍のオーディオ版からスタートしてみてください。

関連記事:【英語勉強法】多読に適した英語の本の選び方

ブライチャーでの取り組み

Brightureでは多読を強く推奨しています。また、フィリピン留学前の事前学習の課題として、Podcastやオーディオブックの多聴も勧めています。その上で、来てからも大量のインプットとアウトプットを繰り返します。先生は安易に褒めてくれません。結局それが上達の近道だからです。皆さんもブライチャーの授業を一度体験してみませんか? 無料体験レッスンや学習相談も提供しておりますので、お気軽にぜひご利用ください。

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それではお待ちしています!

博 松井
hiroshi.matsui@brighture.jp

著書に『僕がアップルで学んだこと』『企業が「帝国化」するアップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔』などがある。2009年まで米国のアップル本社にシニアマネージャとして勤務。大学や企業での講演も多数。