ブライチャー1ヶ月での成長は、オーストラリア留学の3ヶ月分ーー大学院生の福谷駿さん

今回はオーストラリアに1年間留学経験のある福谷さんにインタビュー。「英語力を伸ばしたいなら、オーストラリアよりもブライチャーで勉強した方が効率的」ーー自身の経験から断言します。その理由に迫りました。

福谷駿さん /20代 /大学院生/4週間

今回の留学までの経歴を教えてください

スポーツシステム工学を専攻する大学院生です。老人向けのスポーツウェアをデザインしています。卒業後は中小スポーツ用品メーカーに就職希望です。

なぜ大手ではなく、中小のメーカーを希望されているのですか?

日本は大手数社による寡占市場なので、大手の下請けをしつつ、海外での自社ブランド展開を視野に入れているメーカーが多いんです。そこに入って販路を開拓して、海外で商品を販売したいと思いました。

海外で営業をしたいなら、英語力は必須ですね

はい、ここ1年は特に力を入れて勉強しています。

英語の学習歴を教えてください

大学時代は英語の論文を毎日読んでいましたが、それ以外の機会はありませんでした。

特にリスニングが苦手で、2年前のTOEICスコアは500点台。そこで休学し、オーストラリアへ1年留学しました。

今一つだったオーストラリアの語学留学

オーストラリア留学の効果はいかがでしたか?

リスニングは大きく伸びましたね。帰国後に受けたTOEICは845点でした。でもそれは学校のおかげではなくて、放課後レストランで働いてネイティブの英語を浴び続けたからです。

働き始めたころは指示が理解できず、何をしたら良いのかさっぱりでした。僕の英語力の低さに苛立つ人もいて、傷つくこともありましたね。でもせっかくオーストラリアに来たのだから、逃げ出すわけにはいかなかった。毎日必死で相手の言っていることに集中し仕事に取り組みました。徐々に聞き取れる量が増え、同僚に飲みに誘われるようになり、数カ月後には生活を楽しむ余裕まで生まれました。

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語学学校では英語力をあまり伸ばせなかったのですか?

いまいちでした。決まった文法を使った文章を作ることが中心で、リスニングはウェブサイトが紹介されるのみ。スピーキングは生徒同士で喋ってお互いに注意し合うだけで、先生からフィードバックは一切もらえませんでした。ライティングの添削も週に一回だけ。15人生徒がいたので仕方ないですが。

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それでは、今回の留学の目的を教えてください

全ての能力をバランス良く伸ばすことです。オーストラリアでの生活は刺激的で、ネイティブの英語にどっぷり浸りましたが、ミスを正してもらう機会があまり得られず、スピーキングやライティングの力は向上できなかったのです。

今のままじゃ海外営業なんて夢のまた夢です。

2回目の留学先に、オーストラリアではなくフィリピンを選んだのはなぜですか?

フィリピンならマンツーマンで添削・アドバイスがもらえると思ったからです。そこで「フィリピン、ビジネス英語」で検索して、引っかかった学校の説明会に参加しました。

英語を使って仕事をするならライティングが最重要。だからブライチャーを選んだ

数あるフィリピンの英語学校のなかで、ブライチャーを選んだ理由を教えてください

説明会での2つのメッセージに共感したからです。

1.「読めないものは聞き取れないし、書けないものは話せない」

漫然と英語を喋ってもだめだということは、オーストラリアでの経験から知っていました。軽い世間話はできるようになっても、深い話になると一気に力不足を感じたんです。

話に説得力を持たせるなら、ボキャブラリー、文法、論理構成にも気を使わなくてはいけない……だから、ライティングがスピーキング力向上に効果的、という考えは納得できました。

2.「海外で働くうえで、いちばん大事なのはライティング」

メールやレポートで幼稚な文章を書くと仕事の能力や知性自体を疑われて、取引先に信用されなかったり同僚から軽く扱われてしまうことがあると聞きました。

将来は海外で開発・営業をしたいので、なんとかライティングの苦手意識を克服したいと思ったんです。

ブライチャーの学費は他の学校と比べて高いですが、そこはネックになりませんでしたか?

正直、4週間のフィリピン留学で24万円は高いなと思いました。

値段についてどのような説明を受けましたか?

ライティングを教えるには、深い文法の知識と、それを分かりやすく教えられる技術とともに、より良い文章を提案できるだけのセンスが必要です。それらを備えた講師を雇うには、きちんと報酬を払わなければ不可能だと。納得の上、留学を決意しました。

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実際にブライチャーに4週間留学して、どのような感想をお持ちですか?

大正解でした。この1ヶ月で、オーストラリアでの3ヶ月分成長したと思います。

リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング、全ての面で細かく添削・アドバイスが受けられました。

それでは、どれくらい英語が伸びたか聞かせてください。まずはライティングからお願いします。ブライチャー留学前のライティング力はどのような状態でしたか?

冠詞のつけ忘れ、単数・複数の間違いなどのケアレスミスが多かったし、語彙も限られていて簡単な単語しか使えず、全体的に幼稚な印象でした。また、アイディアをロジカルに表現できておらず、冗長で伝わりづらいと先生から指摘されました。

4週間で「読ませる文章」が書けるように

Writing Reviews」と「Enhancing Expressions」で4週間、毎日書き続きた結果、ライティング力はどのように変化しましたか?

ケアレスミスが減り、添削に掛かる時間がぐっと短くなりました。間違いはすべてGoogle docs に記録されるので復習がしやすく、次回の宿題の際にはその点を強く意識して臨めます。それを毎日繰り返していくと、自然に気をつけられるようになりました。

また文法ミスが減るに従って、一歩先のことーー読者を引き込む文章の書き方について先生と考える時間が増えました。僕が「こういうことが本当は言いたかったんだ」と説明すれば、「このフレーズを使えば、もっとシンプルかつ正確に表現できる」「それは段落の最初で言及すべき。これじゃ読者は頭を使わないと内容をつかめない」など、より良い文章や構成を提案してくれました。毎日4週間取り組んだ結果、先生から「駿のライティングは読んでいて楽しい」とまで言ってもらえるようになり、成長を感じました。

オーストラリアでは週に1回添削を受けましたが、先生は複数の生徒を相手にしなければいけないので、一人あたりの添削時間が少ない。せいぜい文法を直してくれるくらいで、僕が言いたかったことを踏まえて、最適な単語・文章・構成を提案してくれる時間はありません。一歩踏み込んだ添削を毎日受けられて満足です。マンツーマンの授業で、高いレベルの先生を揃えているブライチャーでしか得られない経験だと思います。

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スピーキングについてはいかがでしょう?

まず、以前よりも簡潔かつ長く喋れるようになりました。

ライティングのクラスで、シンプルで分かりやすい文章を書くよう取り組んだのが良かったのだと思います。

もちろん、まだ文法を間違えますが、その場で気づいて修正できるようになりました。今後もライティングを頑張りながら、スピーキングの精度を上げたいです。

では、オーストラリア留学のほうが伸ばせた能力はありますか?

リスニングですね。ほとんど何も聞き取れない状態からレストランで働き始めて、帰国するころには大体のことは理解できるまでになりましたから。

ただ学校外の経験なので、ブライチャーと比較するのは間違っているかもしれませんが。

必死だったんでしょうね。足手まといになったらクビになるかもしれないわけですし。

はい、実務に勝る練習なし、ですね。

またオーストラリアの学校は国際色豊かで、自分の世界が広がる体験ができたのが良かったです。

4週間24万円の学費、費用効果は感じられましたか?

満足しています。英語力の成長はもちろんですが、授業の記録が全てGoogle Docsに残るのが本当に助かります。卒業後も消されないから、日本でも思う存分復習できる。僕の財産です。今後ひとりで勉強する際にかなり役に立つと思います

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オーストラリアの留学とブライチャーでの留学、どちらがお勧めでしょうか?

留学の目的によりますね。

オーストラリアの良いところは、異文化体験ができること。僕は色んな人と交流して、英語がもたらすメリット強く感じたし、勉強のモチベーションが高まりました。もし勉強に飽きているなら、オーストラリアがオススメです。

英語力を伸ばすことに集中するなら、ブライチャーがおすすめです。勉強量、フィードバックの量が圧倒的に違います。

ありがとうございました。最後にブライチャーを検討している人にメッセージをお願いします。

ブライチャーの先生は英語を教えるプロですが、彼らにとっても英語は母国語ではありません。でも、そこが良いんです。学習者の目線でロジカルに説明することが本当に上手い。ネイティブの先生は、言葉を感覚的に身に付けていることが多いため、論理的に説明することに苦労している人もいました。

英語力向上に集中したい人は、ブライチャーは最適ですよ。