フィリピン留学で書くスピードが2倍に!——弁護士を目指すT.O.さん

今回は先日ロースクールを卒業したT.O.さんにインタビュー。

ライティング力の向上を目的にブライチャーを選び、「実践的な生の英語力を得られる」と感じたそう。2週間の留学で帰国後の学習がどう変わるのか、想いを聞かせてもらいました。

T.O. さん /20代 /司法修習生/ 2週間

留学前は何をされてましたか?

大学卒業後、銀行員として働いていました。

その後、弁護士になるために退職し、ロースクールへ入学。司法試験に合格し、3月にロースクールを卒業します。弁護士として就職活動を開始しますが、その前に英語学習をしようと決めました。

英語を勉強しようと思ったきっかけは何ですか?

仕事で使いますし、世界の共通言語になっているからです。

国際法の勉強で顧客の英語の書類を和訳する中で、英語が使えると働く場所や仕事の選択肢が大幅に増える、逆にできないと国内の限られた仕事しかできないと感じていました。

また中学生の頃、市の援助で10日間だけオーストラリアにホームステイしていたことがあります。

ホストファミリーの方々からすごく優しくしてもらった思い出もでき、学生時代は英語を楽しんで勉強していました。

また、大学4年次に就職先の銀行から内定を取ったあと、海外を10カ国ほど旅をした経験も、英語学習に対する刺激になりましたね。

なぜフィリピンへの留学を選んだのですか?

知り合いや弟がフィリピン留学していたので、話は聞いていました。

日本から近く、時差もほとんど無い。なによりマンツーマンの授業を比較的安い料金で受けられる環境に魅力を感じました。

ネイティブの国は遠いですし、高いというイメージですね。

実際のビジネスシーンで武器になる発音矯正レッスン

ブライチャーを選んだきっかけは何でしたか?

Twitterで、ブライチャー設立者・松井博さんの英語学習に関するツイートを、誰かがリツイートしていました。それがきっかけでブライチャーの存在も知りました。

フィリピン留学を決めてから、比較サイトや学校紹介のウェブサイトでいろいろと見比べて、最終的に「厳しくてもしっかり学べそう」な学校だと感じて留学を決めました。

将来弁護士として働くにあたり、ライティングも非常に大切なので、ビジネスでも使えるライティング力も向上させたいという思いもありました。

実際に来てみて、どういう印象を持ちましたか?

まずは、講師の質が本当に高いと感じました。

質問したことは何でも的確に答えてくれましたし、こういう比べ方をしてしまって良いのかわかりませんが、自分にとっては、旅行中に知り合って会話したネイティブスピーカーと変わらないレベルだと素直に感じました。

Googleドキュメントを使いながらの授業もとても良かったです。

先生と同じドキュメントを共有しながら説明を聞きます。それがとても分かりやすかったです。理解しずらいポイントはホワイトボードでさらに視覚的に説明してくれて、全体的に授業の理解の助けとなりました。

すべてドキュメントに残っているので、ホテルへ帰ってからの復習もはかどりました。

どの授業が一番印象的でしたか?

PP (Phonics and Pronunciation) のクラスに驚きました。

実はブライチャーへ来る前、他のセブ島の学校へ2週間留学していたんですが、そこの発音矯正と比べると、方向性が違うと感じましたね。

前の学校では、単語ごとの発音にフォーカスした授業でした。

それはそれで凄く役に立ちましたし、そこでしっかりやったものが生きたのかもしれませんが、ブライチャーの発音レッスンはより実践的な内容だと思いました。

どのあたりが実践的だと思いました?

まず、毎日のエクササイズに驚きました。発音は口の動きだけで作り出すものではないんだと実感しました。

それに、単語ごとの練習だけではなく、センテンスでの発音練習が多かった。

発音だけではなく、イントネーション、さらに「いかに感情を込めるか」にもフォーカスしていました。

今までアウトプットはTOEFLへ向けたものを集中的にやっていたので、感情の込め方までは全く意識していなかったんです。

「センテンスでの発音練習」「感情の込め方の練習」は、話す場面が来たときに、より気持ちを正確に表現できる良い訓練だと感じました。

このやり方を続ければ自然な発音で話せるようになる!という実感がありましたし、感情の表現力を得ることは、実際のビジネスシーンでひとつの武器になると思いました。

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書くことに対するハードルが下がり、スピードが2倍に

ブライチャーを選んだ理由で「ライティング力の向上」と仰っていましたが、上達は感じましたか?

間違いなく書くスピードが上がりました。

以前の学校でも週に一度300ワード程度のライティング課題はありましたが、ブライチャーでは毎日300ワード。

最初はサマリー(要約)も入れて4時間ほど掛かっていましたが、2週目は半分の2時間で書けるようになりました。

何が起きたんでしょう?

毎日書くことで文章全体の構成の型が自分の中に染みつき、一気に書き上げるコツも得て、書くことへのハードルが下がりました。

接続詞や冠詞の使い方も、まだ間違えちゃいますけど、どんどん自分の中に入ってくるにつれて、調べる回数が減り、結果的に書く時間が早くなったんだと思います。

授業自体はどうでしたか?

ナチュラルな表現を学べたのが良かったと感じてます。

添削をしてもらうとき、文法や単語の間違えだけでなく、意味は同じだけどもっと自然な表現を教えてもらえたのが為になりました。

不自然な言葉を使っていても実際添削を受けないと気付けません。

分からない単語があると和英辞書で調べるじゃないですか。それで意味は通じる文章ができても、さらにネイティブらしい表現の言い換えを教えてもらえたことが、添削授業を受けた大きな価値だと思いました。

授業のあとに、一日の総括として苦手な部分をしっかりと指摘してもらえたのも復習に役立ちました。

「アウトプットを意識したインプット」の好循環を得られるフィリピン留学

2週間の留学で英語力は伸びますか?

2週間でめちゃくちゃ伸びるかというと、そうではないと思います。

ですが、日本に居るとどうしてもインプット中心の学習になってしまいます。ブライチャーのように集中してアウトプットできる環境に身を置くことで、アウトプットを意識したインプットが出来るようになった実感があります。

通常のインプットとの違いは何でしょう?

インプットとアウトプットって、すごくバランスが大事だと思うんです。両輪になっていて、そのバランスをうまく取ることが英語学習を加速させるコツだと感じてます。

ただがむしゃらに教材などで単語や英文をインプットするだけでは、書いたり話せたりできるようにならず、良いバランスとは言えません。

たとえば、何のためにこの表現を覚えるのか、なんでこの単語が必要なのかなど。その意識があると無いとでは、モチベーションや定着率も全く変わってきます。

かといって日本ではなかなか集中して話したり、書いたり、それを添削してもらったりという機会がないので、たった2週間でもブライチャーへ来たことで、それらの好循環が生まれた良いきっかけとなりました。

最後に、ブライチャーを検討している方々へアドバイスはありますか?

当たり前ですが、事前学習はできる限りたくさんやってきた方がいいです。留学自体の効果も上がりますし。

あと、宿題が毎日出るので毎日6コマの授業は、案外多いと感じるかもしれません。

体力的にも集中力的にも、多少覚悟して来た方がいいと思います。

試験対策の学習と言うよりは、日常生活やビジネスで自然な「生の英語」を学べるので、留学の目的を、「長く使える英語の習得」に置くと良いかもしれません。

ありがとうございました。


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