自分について深く考える習慣ができ、バイリンガル子育てのアドバイスも実践的でした

石川有香さんは、娘さんの語学学習のサポートを目的に、2020年9月から My Brighture でレッスンの受講を開始しました。最初にカウンセリングサービスを受け、月8回のプランを受講。お子さんと一緒に復習をしているそうです。どうやって一緒に学習するのか、ポイントやコツを伺いました。

石川有香さん/30代/女性/主婦

まず、英語学習を始められたきっかけを教えてください。

娘の英語学習のサポートが目的です。娘は4才ですが、将来、海外のサマープログラムに行ったり、学校で先生方とのコミュニケーションが必要になると考えました。

ご自身の学習歴を教えてください。

私は10代から海外に憧れていたのに、英語が話せず、20代にハワイに語学留学したら「もっと話せるようになってからきなさい」と言われたくらいです。

ところが、あるとき友達のつてで、マレーシア人やシンガポール人と仲良くなって「英語は完璧じゃなくても伝わればいい」と思うようになりました。その影響で、シンガポールの語学学校にも行ったのですが、文法とゲームが中心で、「これならホーカーのおばちゃんと喋ってるほうが上達するかな」と感じました。

その後、東京で外資系のホテルに就職したら、お客さんは外国の方がほとんど。上司はニュージーランド人になり、英語の比率が増えました。当時TOEICは730点取れましたが、英語力とは比例しないな、と実感しました。

その後、子どもが生まれたので仕事をやめ、フィリピンのオンライン英語を始めたのですが、先生の質にムラがあって、すぐやめました。また受け放題だったのでスポーツジムみたいに「まあ明日でいいや」と思ってしまい、伸びを感じなかったんです。

カウンセリング・サービスで「こんなものもできたんだ」と

ブライチャーを知ったきっかけは何でしたか?

定期購読している野本響子さんのnoteでブライチャーを知りました。しかし当時は早朝か深夜しか時間がなく諦めていたのです。その後、子どもが幼稚園に入ったので、昼間にも時間ができました。

さらにカウンセリング・サービス(Counseling Servise:CS)ができたと聞いて、「これだ」と。ずっと行き当たりばったりで学習してきて「ちゃんと目的にあったアドバイスが欲しいな」と思っていたのです。そこで、最初に無料でもらえる10ポイントで受けてみました。

カウンセリングはどうでしたか。

びっしりレポート2枚か3枚のアドバイスがきて、これがとてもよかったのです。

カウンセリングはまるで Google Map みたいなもので、「ここに行きたいんです」と伝えると、「あなたの現在地はここ。目的地に行くには、こういう方法も、こういう方法もある」と教えてくれます。

私にとって必要なのはコミュニケーションだと話したところ、Daily Conversation(DC)1 on 1 Listening and Speaking(LS1) を勧められました。

リーディング&ライティングも提案されましたが、宿題があるので、結局、DCとLSを交互に受けることにました。評判のよい Phonics and Pronunciation(PP)も気分でとることにしました。

こうして1ヶ月に8回のコースを受け始めました。

意見を言っているつもりが「相槌を打っているだけ」と思われていた衝撃

最初の授業の印象はどうでしたか。

上手くなるまでは、会話(DC)のクラスは、辛かったです。

もともと、コミュニケーションは取れてるし、話すのは大丈夫かな、と思っていたのです。

ところがDCを始めて眼から鱗だったのが、「自分の考えを言えなかったこと」です。

「受け身すぎる」とか「もっと質問したほうがいい」とか「会話の主導権を握りなさい」とか言われて。一度、フィードバックに「彼女は、自分の意見を一言も発しなかった」と書かれてて衝撃でした。

私は自分の意見を言っているつもりだったのに、「相槌を打ってただけ」と思われてたのかと。

それまでは「質問はないですか」って聞かれたら「ないです」って答えるのが「わかってる証拠」だと信じていたのです。
大人しく先生の話を聞きに行って、理解して従うものだと思ってたと気づきました。

しかしはっきり言ってもらって、かえって刺激になりました。

恥ずかしかったのが、「コロナ渦であなたの国に必要なものは?」って先生に聞かれて、「賢い政治家ですかね」って答えたらさらに「何故ですか?」と聞かれて、うまく言葉にできなかったこと。文句はいうくせに考えてなかったな、と。「これまでは考える練習をしてこなかったんだ」と。

先生の評価が突然変わり出したのが、3ヶ月目くらい。
だいぶ話せるように、論理的に組み立てられるようになりました。

どんなふうに克服したのですか。

質問できない癖は、授業中に「質問はないです」と言わないタスクを自分に課し、いつの間にか直りました。

あとは、カウンセリングで紹介されたものを1つずつやっていました。

ポッドキャスト「culips」は、特定のテーマについて二人のネイティブが会話する番組。これをひたすら聴きました。同様に、人気トーク番組で、「会話をどう持っていくと自然なんだろう?」「司会者がどう会話を主導しているのだろう」と研究・観察し、ひたすら真似しました。

「こういうふうにキャッチボールするんだ」とわかったら、「今日はジェレミーの真似する」「このキャラでいく」と女優になったつもりでレッスンに臨みました。

カウンセリングで言われた洋書のほか、簡単なミステリーを何冊か読んでいます。

また、ブライチャーのブログを読んでは、ほかの人の勉強法を参考にしています。

家事をしながらポットキャストをずっと聞いてる方の体験談があって、そういえば、幼稚園の迎えの時間の20分とか、耳が空いてるなと思い、隙間時間1、2時間聞くことにしました。

発音クラスは完全な息抜きです。会話やスピーチなど、他のクラスと比べると考える必要がないので、運動だと思って、疲れたらPPをとっていました。

3ヶ月目に2回目のカウンセリングを受けました。

この頃は、会話クラスや発音クラスは楽しかったのですが、LSクラスの2分間スピーチがズタボロで、何を言ってるかわからなくなってしまうのです。

そこで、二回目の課題は「理路整然と喋りたい。それにはどうしたらいいのか教えて欲しい」と、それだけでした。

先生からは、「それだったら、Reading & Writing(RW)をやった方がいい」と言われたのです。

実際にやってみたら、「アイデアを論理的に話す」ためにはいいアドバイスで、最後のピースがはまった感じでした。

最初の頃は、サマリーもエッセイも意味がわかってなかったんですが、一通り書き方を学んで、「私に欠けていたのは、ここだったのかも」と思いました。ようやくスピーキングでも「論理的に話すことができていました」と評価を受けました。今もRWが一番多いですが、一番勉強になっています。

なぜライティングがスピーキングに良いのでしょうか。

文章が論理的に書けると、話したいことも頭の中に浮かぶようになる。なぜそう思ったか、理由を説明しないとエッセイって成り立たないんです。普段の生活でも「なんで私は今こう思ったのか?」と内省するようになりました。

これは子育てにも重要です。子どもに「なんで?」って聞くようになったり、絵本読んでも、「Cちゃんならどうする? ママならこうする」と話し掛けたり、子育て自体が変わりました。

日本語でもコミュニケーションが取りやすくなって、「英語以上のもの」をもらった気がします。

興味のなかった話題に半ば強制的に触れ、新しい世界を知るのも魅力的だなぁと思いました。

今、電気自動車のリチウムイオン電池の記事を読んでいますが、正直あまり興味がない分野でした。でも、エッセイを書くために調べていくと、交通渋滞、温室効果ガス、高齢者運転などの問題を解決する次世代交通システムとして、いま世界中で脚光を浴びている MaaS(Mobility as a Service)があることを知りました。

現在、地方活性化について考えているので、この情報を知ってとても良かったです。

普段なら読み飛ばしてしまいそうなテーマについて考えられるので、話題への対応力がつきます。

二回目のカウンセリングに戻りますが、ほかにどんなアドバイスがありましたか。

娘との学習について、アドバイスをたくさんいただきました。

「娘さんと一緒にやるならPPをやったほうがいい」と言われました。発音のやり方だけじゃなく「どうしてこの発音なのかを説明したほうがいい」と。そこで、子どもと一緒にYoutubeで、フォニックスの動画を見ることにしたんです。

そしたらあるとき、娘が「CとKって同じ発音じゃないのかな?」って言い出してたので、一緒にYoutubeで「C、K、difference」でググってみたんです。

そしたら、「アルファブロックス(Alphablocks)」というフォニックスのアニメが出てきて、それ以来「何これ、超可愛いー」と娘がハマって夢中になっています。

イギリス発音なんですが、個性があるブロックたちが集まって、「OとOが繋がったらどんな音になるとか」「Eはどういうとき消える」とかアニメーションで教えてくれます。「本当だ、音が変わるね、E消えちゃったね」とか感想をお互いに言えるようになりました。

親子での英語学習についてもアドバイスがあったんですね。

普段の授業でも、バイリンガル子育てのヒントをたくさんいただいてます。フィリピンの先生たちは小さい頃から2カ国語を習ってて、なんで数カ国語喋れるんだろう、と思っているので、大変参考になります。

とくに、セブアノと英語と2カ国語での子育てをしている先生のアドバイスは実践的です。例えば、子どもと一緒に学ぶ絵本はどれがいいかとか、小さい頃から2カ国語を続けて、母国語を疎かにしないで教える方法とか。

家庭でも英語で話したほうがいいって人と話さないほうがいいって人といて、両方の意見を聞けます。

「フィリピンの幼稚園ではフォニックスやってるよ」とか「私の子供にはこのビデオを見せた」って教えてくれる先生もいます。

逆に、子育て経験がなくても、自分の子どもとしてのバイリンガル経験を共有してくれる先生もいます。

子どもは「教えるより親がやっているとやりたがる」

お子さんがいると時間を使うのは大変では?

そんなに苦ではないんです。

英語の復習は子供と一緒に遊びながらやっています。子どもって、絶対親の真似するので、教えてあげるより、親がやってるとやりたがるんです。親が勉強してると子どももやるんです。そのハマった瞬間を見逃さないってことですね。

英語の練習は子どもの遊びに取り入れています。

例えば、「アルファブロックスごっこ」をやって、「私Pやるね」「私Oやる」とか役割を決めて遊んだり、洋書の絵本ごっこをしたり。英語の絵本も日本語の絵本もありますが、これが自分のためにもなるんです。

子どもは「オックスフォード・リーディングツリー」にハマってて、主人公が気に入って、「キッパ(Kipper)やるね」などとごっこ遊びしています。

絵本って、馬鹿にできないです。単語も、絵から入ってくるので、絶対忘れないです。例えば、鬼ごっこの鬼を英語では「IT」っていうけど、絵本じゃなければ一生出合わなかった表現かもしれません。娘との遊びは大事な時間です。

幼稚園に行くようになって、午前中の1時間は必ず復習か、レッスンかどちらかに充てています。

他にはどんなふうに復習をしていますか。

DCでは、チェックリストのついたルーズリーフに単語や言い回しを書き出して、次のレッスンで使ったらチェックしています。LSはスピーチの練習です。同じお題で2分時間を計り、もう一度言えるまでやってみています。

以前の英語学校では自主学習してなかったんですが、Brightureで使う Google Doc は復習がしやすくて良い。

以前は復習するのに、ノートを取り直して、自分でできなかったところ思い出して、とやっていました。今は先生がリアルタイムに Google Docs にまとめてくれます。

理想は1ヶ月に8回のレッスンを受けて、次の日は復習に充てることです。

先生はどうやって選んでいますか?

私は毎回、できるだけ違う先生を選ぶようにしています。いろんな先生がいろんな教え方していますから、違う教科をとるとまた違った教え方に出会えます。

同じ先生だと反応が読めてきちゃうんですね。いろんな人とお話ができるようになりたいです。

半年で変化は感じていますか?

一番大きい変化は、英語力も考える力も上がったこと。「あれ、喋れてる」と、突然変化がきて、聴けるようにもなりました。

始めた頃は、本当に喋れないのが嫌だったのです。今は、質問を躊躇なくでき、自分の意見を臆することなく言えるようになりました。
まだまだ雑談には程遠いのかもしれないけど、目標に近付いて来てると思います。

ブライチャーをお勧めしますか?

私は万人に勧めたいです。

私の場合、やはりカウンセリングが良かったです。二回目のカウンセリングはもっと良かったです。自分の課題がわかってなかったのですが、言われるままに3ヶ月やってみました。

合っているものを教えてもらえないと、手当たり次第に手を出して、飽きてしまいます。私はカウンセリングで絵本を勧められたのですが、子どもと一緒に勉強したおかげでよかったなと思います。

ですから、まずカウンセリングを受けて、最低3ヶ月は勧められた自主学習、レッスンを続けてみてください。3ヶ月後には変わってきて、違う課題が見えてくると思います。

先生がしつこいくらい同じこと言ってきて、弱点を同じように指摘してきます。また、意味もなく褒めたりしません。

もしかして勉強が好きなのでは?

そうです。元々勉強が大好きだったのですが、やってこなかった分を取り戻そうとしているのかもしれません。

初心者として英語を学習する人にアドバイスはありますか?

子どもを見ていて思いますが、興味があることに対する吸収力はすごいです。なので、英語もまずは簡単で、興味があることから始めるといいです。

料理、音楽、スポーツ、ファッション、ゲーム実況、マンガ、本、ドラマや俳優、旅行、何でもいいと思います。

私は英語で興味があることを調べるときはよく”cooking for kids”とか”cooking easy”で検索します。「for kids」「easy」と書いてあるものはわかりやすく作られていることが多いです。絵本も本当におすすめです。動画に関しては最初は字幕でストーリーを把握したっていいと思います。

ポイントは好きなことを選ぶこと。そして、日常生活にいかに英語を取り入れるかです。

Brightureのレッスンでしたら、まず発音。発音が分かれば聞けるようになるからです。併用して「Everyday Speech(ES)」で簡単な言い回しから覚えたらいいと思います。

少しレッスンに慣れてきたらカウンセリング・セッションを受けて自分に今何が必要なのかを知るといいと思います。その際に自分のゴールや目的がある程度なんなのか設定しておくといいです。それに向けて何を学んだらいいか、自宅学習も含めアドバイスしてくれます。

今後の目標があったら教えてください。

コロナが明けたら、いくつか海外の学校を視察したいなと思っています。それからブライチャーでオンライン留学をやってみたい。Speech Fluency(SF)とか Business Coaching(BC)とか面白そうって思っています。

最後にこれから学習する方へ一言お願いします。

英語が出来ると世界が広がります。いろいろな世界や価値観があると知るだけで、辛いこと息苦しいことが楽になります。

Brightureのレッスンは自分のことを伝える練習になるので、自分について深く考える習慣ができます。自分のことがわかると目標設定が明確になり、物事にもさらに意欲的に取り組めるようになります。

あと、英語では良質な教育が無料で提供されています。

カーンアカデミーや有名大学の無料講義などもありますし、子ども向けプログラムも優れたものが多いです。娘は「Alphablocks」の仲間の「Numberblocks」にも興味を持ち出し、数字の世界にもどっぷりハマりだしました。

なので、レッスンと自宅学習をまずは3ヶ月続けてみてほしいです。慣れるまではしんどいかもしれませんが、習慣にしてしまえばこっちのものだと思います。

ありがとうございました。