05 4月 失敗しても絶対に諦めないーーーカナダでの経験をバネに、フィリピン留学で英語力を飛躍的に伸ばした成田貴之さん
成田貴之さん /20代 /無職/8週間
Brightureに留学しようと思ったきっかけを教えてください。
オーストラリアにワーキングホリデーに行く前に、英語を伸ばしたいと思って来ました。 22歳のときに一年半カナダにワーキングホリデーに行ってたんです。でもその時は日本人とばかりつるんでしまって、結局全然話せるようにならなかった。 「カナダに一年半もいたのに英語が全く話せない」のがずっとコンプレックスでした。それを克服するために、ブライチャーに来ました。実際どれくらい話せなかったんですか?
高校の時も英語が苦手で、しょっちゅう赤点を取って補習を受けていました。
カナダに着いた時は「主語+動詞」で文章を作るっていうことすら知らなくて。
それでもとりあえず話さないといけないから、最初はひたすら知ってる単語を並べて話してました。それでもなんとか通じるので最初はよかったんですけど、細かなニュアンスを伝えられないもどかしさから、だんだん英語を話すのを避けるようになってしまって。
友達もだんだん日本人が多くなっていって、カナダ人とは全く接さなくなりました。そのまま一年半のカナダ生活を終えてしまったんです。
Brightureでは、留学前にskypeを利用した事前カウンセリングがあるんですけど、担当のフィリピン人講師から「ボキャブラリーの少なさ」を指摘されていました。でも「行けばなんとかなるだろう」って思ってちゃんと準備しなかったんです。こっちに来てからそのことを痛感しました。
だから留学中は語彙を増やすことを意識していました。新しい単語を使って話せると「やった!」って。そういう小さな進歩に目を向けてモチベーションを維持していました。
小さな進歩に目を向けて、できるようになった自分を褒めて。失敗して落ち込むときもあるけれど、あきらめずに継続していく。気の遠くなるような作業です。
その事実を受け入れる。それが英語を学ぶことだと思います。Brightureに来て「続けていればいつかそのうち話せるようになる」っていう確信を持つことができました。具体的にどの部分にフォーカスして学習していけば良いかも分かった。留学で得た大きな成果です。
先生の発音がきれいなことに驚いた
印象に残っている授業はなんですか?
PP(Phonics and Pronunciation)です。
発音の授業は一番苦しかったけど、楽しかったですね。
Brightureの先生は発音の間違いを容赦なく指摘してくるんです。
フィリピン留学で発音を学ぶのは心配ではなかったですか?
一切心配していませんでした。
松井さん(Brighture創業者)がツイッターで、よく発音についてつぶやいていて、ブライチャーが発音をとても重要に考えているのがよくわかっていましたので。
入学して初日の授業で、担当の講師の発音がきれいなことにびっくりしました。フィリピン留学に来る人がまず心配するのが「発音は大丈夫なのか?」ということだと思うんですけど、ここはその心配はありません。カナダの人がしゃべるのと遜色ないと思います。
関連記事:フィリピン留学で発音矯正することは本当に可能なのか?
他に印象に残っている授業はありますか?
ライティングの授業ですね。
ボキャブラリーが少なくて、何度も同じ単語を使ってしまうんです。同じ表現にしても、より自然に聞こえるように言い方を変えるとか、表現の仕方にバリエーションをつける必要があるっていうことを学べました。
実は、英会話を学びに来てるんだからライティングなんて必要ないと思っていました。でもライティングとLS1(※)のおかげで「構成を考えて表現する」能力が身についたと思います。
どちらのレッスンも「自分のアウトプットが相手にどう伝わるのか?」を考える良い機会になりました。会話では重要なことですよね。
※One on One Listening and Speaking 講師とマンツーマンで会話しながら進めるクラス。題材のオーディオを数分間聴き、その内容について1分間話します
授業以外で印象に残っていることはありますか?
年齢の近い先生がいて、お昼ご飯を一緒に食べに行ったりして仲良くしていました。カナダでの失敗があったので、日本人の生徒との交流よりも、英語を話す機会を少しでも増やすこと、話さざるを得ない環境に自分自身を追い込むことを意識していたんです。
辛いときや自信を失ったときは授業を少し止めて話を聞いてくれたりしました。「ランゲージ・エクスチェンジ」(※1)に一緒に行ったのもいい思い出です。
AA(※2)のシステムにしてもそうですけど、ブライチャーの講師は単に「英語を教えるだけ」の存在じゃないっていうのがいいですよね。とても温かいんです。
あと、東横イン(宿泊先ホテル)のハウスキーパーの方と積極的に喋ったり、よく行く食事に行くお店の人ともなるべくコミュニケーション取るようにして、少しでも多く英語を話せるように心がけていました。
※1 ランゲージ・エクスチェンジ 自分の母国語を相手に教える代わりに、自分が習得したい言語を相手から教わること。世界各地で外国語学習者の交流を促進するイベントが行われている。
※2 AA Academic Adviser の略。各生徒ごとに一人が割り当てられ、学習の進捗管理や評価のフィードバック等を行う。
関連記事:「初心者がフィリピン留学をしても意味がない」って本当ですか?
フィリピンに来るだけでは、話せるようにはならない
率直にお伺いします。話せるようになりましたか?
だいぶ話せるようにはなりましたけど、まだまだ納得はいってないですね。
留学前は8週間(注:当初6週間の申込み。のち2週間延長)みっちり勉強すれば話せるようになるだろうって甘く考えていたんです。
でもセブに来てみて「本当に話せるようになるのか?」ってだんだん不安になってきました。思っていたようには英語力が伸びなくて。
どうやって英語力を伸ばしたんでしょうか?
授業で与えられる課題以外に、土日に起きた出来事、生活してて起きた予想外のことなどを、授業前にある程度自分でまとめて、先生に話すようにしていました。
それを心がけることで、同じ内容を伝えるにしても表現が洗練されたものになっていきました。どういう表現が苦手なのかもわかった。これは割と効いた気がします。
それからこれは英語の学習法ではないのですが、「英語を話せるようになるには時間がかかる」っていう事実を受け入れたこと、これも大きかったです。
では、これから留学を考えている人に一言お願いします。
2〜3ヶ月も留学したら、ペラペラになるって思って来る人は多いと思います。でもハッキリ言ってそれはないです。不可能とは言わないけど、よほどのことがない限り、無理。
「行けばなんとかなるだろう」という気持ちで、行く前に準備を何もしていない人は、考えを改めて欲しい。カナダに行った時の僕みたいに結局思ったように英語が伸びなくて、プレッシャーになって、やがて自信を失うとおもいます。
ワーキングホリデーにしても留学にしても、自分で主体的に努力しないと、英語は絶対にうまくならないです。それは実際に行ってみないとわからないと思う。実際に英語を使う環境に身をおいて、伝わらない悔しさを経験して、挫折して。それでも諦めずに何回もチャレンジする。その繰り返しの果てに、英語が話せるようになるんだと思います。
ありがとうございました。