異国で新規事業立ち上げ体験――新ビジネスコースを体験したTさん

今回は、松井博から「今までの生徒の中で、1,2を争う英語力」と評されたTさんにインタビュー。 「海外現地企業で、現地人の中に1人放り込まれてもやっていけるだけの英語力」を身につけるため、留学を決意しました。

そこでブライチャーは、ビジネスインキュベーションコースをご提供。ビジネス立ち上げの疑似体験を通じて、英語と起業に必要なマインドセットを学びます。

Tさんの強みと課題を浮き彫りにした、本気の9週間の記録をご覧ください。

Tさん /20代 / プロジェクトマネージャー/ 9週間(7週間:基本カリキュラム / 2週間:ビジネスインキュベーションコース)

Brighture開校以来、ここまで綺麗なブリティッシュアクセントを身に付けている生徒さんは、Tさんが初めてです。

小学校1年生から高校を卒業するまで、週1回英会話スクールに通いました。中学・高校の時の先生がイギリス人で、子供だったこともあって、自然と身に付きました。

大学4年生のときに就活のためにTOEICを受験したら910点取れたため、海外留学や海外就職を具体的に検討するようになりました。

その後、国内大学院に進学し、在学中にエディンバラ大学に交換留学しました。現在、IT企業にてプロジェクトマネージャをしていますが、英語は一切使っていません。ただ、海外に移住したいという夢は持ち続けていて、今も読書を中心に勉強しています。

もう、学校に通って英語を勉強する必要はない気がするのですが…。

辞書さえあればほとんどの文章は読めますし、会話も大きく困ることはありません。ただ目標は、海外で身を立てられるレベルの英語力を身につけることです。日本語での仕事のパフォーマンスと同じレベルを英語で達成できるかと言うと、まだ難しいので、そのギャップを埋めていきたいんです。

なぜ、Brightureを選んだのですか?

松井博さんのTwitterや、Brightureのホームページを見て、真剣に勉強できそうだと思ったからです。また、カリキュラム内容が僕の課題にマッチしていたので、英語力を伸ばせそうだと思いました。

ほかの学校は検討しなかったのですか?

一切しませんでした。ライティングの質をニュース記事レベルにまで高めたい、日本語で仕事をしたときと同じくらい高い成果を、英語でも上げたい――そんな高い目標を持っている人にとって最適な学校を見つけるのは、かなり難しいと思ったんです。ネットの情報は限られているし、学校1つ1つ比較検討する時間もありませんでした。だから、Brightureを信じて申し込みました。

関連記事:英語が短期間で上達する人に共通する5つのこと

海外で働くことを疑似体験できる絶好の機会

Tさんは、最初の7週間は通常のカリキュラム、最後の2週間はBrightureの新コース、ビジネスインキュベーションコースを受けたんですよね?

はい。ただ、最初の7週間はビジネスインキュベーションコースへの準備として、基本カリキュラムに加え、2つのビジネスクラス、「Business Coaching」「Business Writing」も受けました。また、「Writing and Reviews」では、起業に関する本を読み進めました。

ビジネスインキュベーションコース受講に至った経緯を教えてください。

申込後の事前カウンセリングで、松井さんから「開発中の新しいカリキュラムがあるんだけど、試してみませんか」と提案されました。

受講を決意した理由は3つです。

まず、海外起業を疑似体験するプログラムと聞いて、単純に興味を惹かれました。次に、「Business Coaching」「 Business Writing」 で習ったことを実践する良い機会になると思いました。最後に、実際のビジネスの現場でどのような英語が使われているのか確認できるのでは、と期待したためです。

カリキュラム紹介:Business Writing
カリキュラム紹介:Business Coaching

異国の地で、裸一貫で起業するプレッシャー(しかも2週間以内で)

実際にコースを受けてみていかがですか?

……とても大変でした。

先生が手取り足取り起業のイロハを教えてくれるプログラムではありませんでした。
むしろ、「起業せよ、以上!」という感じのクラスで、あとは自分次第なんです。起業した経験もなく、右も左もわからない状況で、まさにカオスでした(笑)。

もちろん、Brighture側はロードマップは用意していて、それとなく導いてくれましたが、ほかは本当に僕次第なんです。コース最終日には、投資家役のBrightureの全講師の前でビジネスプランを発表し、出資を呼び掛けなければいけないので、必死でした。

プログラムのゴールはなんでしたか?

僕と、コーチ役の先生、パートナー役の先生の3人チームで、2週間でセブで事業を立ち上げることです。

ビジネスプランのデザインから、銀行やテナントとの交渉、銀行との融資相談、弁護士・会計士との打ち合わせまで、全て自分で主導権を握って進めていかなければいけません。
僕が交渉に失敗したら、プロジェクトが止まってしまう……目的を期限内に達成できない……必死でした。

2週間で、海外でビジネスを立ち上げる……かなりハードスケジュールだったのではないですか?

まさしくその通りです。全部自分一人でやるのは時間的に絶対に無理なんです。2人の先生に適切にタスクを振らないとゴールを達成できないようにカリキュラムが設計されているんです。

意見が割れることもありましたか?

もちろんありました。例えば、プロジェクトの進め方ですけど、僕は授業で得たことを生かしてビジネス戦略を定めたかったのですが、パートナーの先生たちは、違うことを提案したりするわけです。

また、それぞれの性格の違いから生じるズレに対応する必要もありました。僕は、時間を掛けてプランを練ってから行動に移したいタイプなんです。特に今回は本物の交渉の場に英語で臨むわけですから、どこを突っ込まれても良いように万全の準備しておきたかったんです。パートナー役の先生も、僕と似た考えの持ち主でした。でもコーチ役の先生は、どちらかと言うと前のめり気味の方なんです。現場に出ることを重視していて、スピード感をもってプロジェクトを進めたいタイプで、そこに難しさを感じました。

意見が割れた時は、相手の意見に耳を傾けて、一理あると思えば取り入れるし、譲れない場面は、自分の意図を説明して、着地点を見出さないといけません。英語でそれをやるのは、かなり気疲れしました。

関連記事:起業体験を通じて英語を学ぶ――ブライチャーならではの新コース――船木美和さん

海外企業で自分がどのくらい通用するのか、推し量る良い機会に

本当に、実際のプロジェクトチームを率いているようですね。

だからこそ、違う国籍、バックグラウンドの人たちと働く際の自分の武器・課題を把握できました。それが最大の収穫ですね。

Tさんが認識したご自分の強みは何でしたか?

綿密に計画を立てて、プラン通りに進める能力、そして、個性の異なるメンバーをうまく取り持って、チームが1つの方向を向けるように調整する力――僕が日本の職場で気をつけるようにしている点なのですが、英語でもある程度のクオリティで実行できると確認できたのが良かったです。

では課題はどこだと感じましたか?

ビジネスに関する語彙・表現が全然足りないですね。打ち合わせや交渉などを経験して、自分の理想としている地点と、現在の自分のギャップを具体的に把握することができました。

(ビジネスインキュベーションコース最終日、ソーシャルメディアを活用した買い物代行サービスのビジネスプランをプレゼンテーションしたTさん)全てのプログラムを終えて、今はどんな気持ちですか?

日本とは全く異なる環境で、何が正解なのか分からず、手探り状態で起業に向かって突き進んでいくのは、本当に辛かったですが……でも、悪い体験ではなかったです(笑)「海外で起業する」という人生初のプロセスを英語で経験し、起業家精神を養うことができました。

ありがとうございました。最後に、ブライチャーは、どのような人におすすめですか?

TOEICで900点以上取れて、交換留学も乗り切れるレベルに達している。でも、海外の現地企業で、現地人に混じってバリバリ仕事しろって言われると自信がない――そんな方に向いている学校です。そのレベルの生徒をサポートしてくれる語学学校って、なかなかないと思うんです。でもBrightureなら、応えてくれます。もう一段レベルアップしたい方に、ぜひオススメします。