英語でのメール、面接、会議 … 成長を大きく感じますーーITエンジニア、多賀靖訓さん

多賀靖訓さん | 20代 / プログラマ / 8週間

留学前にマニラ、セブにそれぞれ1週間滞在して、いくつもの学校を見て回り、その後セブのとある語学学校に3ヶ月、そしてブライチャーに8週間留学された多賀靖訓さん。フィリピンの語学学校事情に詳しい多賀さんは、使える英語を身につけるならばブライチャーがベストだと言います。ご卒業間近の彼に、その理由を詳しく伺ってみました。

多賀さんが英語を勉強されている理由を教えて頂けますか。

私はプログラマーなのですが、昨年退職を機に、思い切ってフィリピンへの語学留学を決めました。留学中も日本の会社とやりとりする必要があったので、時差が1時間しかないフィリピンは魅力的だったんです。

ブライチャーに留学する前は、TOEIC対策で有名なA校で勉強されていたそうですね。

それまで英語を真剣に勉強したことがなく、語彙力も文法理解も極度に不足しており、TOEICのスコアは280しかありませんでした。そのため英会話よりも、まずは文法と語彙力の拡充に注力しようと考え、日本語の参考書を使って勉強できて、なおかつTOEIC対策に特化した学校を探しました。そのほうが効率的に理解できるし、TOEICなら伸びを数字として実感できると考えたんです。

そこでまず、セブにあるTOEIC対策で有名なA校で3ヶ月間勉強することにしました。

A校での留学を終えて、どのような感想をお持ちになりましたか?

知識をインプットできたことに関して、とても満足しています。A校では、文法、語彙力の強化に集中する時間はたくさんありましたし、実際にTOEICも600点まで伸ばせました。

一方で、覚えた知識をどう使うかについては、学ぶ機会は限定的でした。A校はインプットに重きを置いている学校なので、一定以上のTOEICスコアがないと、レッスンの種類、時間数が制限されます。授業時間は1日約2~3時間とかなり少なめでした。それ以外は基本的に自習時間で、黙々と参考書に取り組んでいました。

私が英語を学ぶ最終的な目的は、仕様書、書類を読めるようになること、そして国籍の異なるプロジェクトメンバーたちとオフライン、オンライン問わず仕事を進めていくことです。そのためA校での留学期間終了後は、知識のインプットだけではなくて、アウトプットの練習もできる学校を探すことにしました。

そして、数ある語学学校の中からブライチャーを選んだ

留学体験談|プログラマの多賀さん1|フィリピン留学・セブ留学でビジネス英語を学ぶなら語学学校ブライチャー

A校を卒業したあと、ブライチャーで勉強することを決めた理由をお伺いできますか。

代表の松井さんからカリキュラムについて直接聞く機会があり、その際に、英語力はどう伸びていくか、実現にはどのようなカリキュラムが必要かを明確に示してもらったことが、留学を決める大きなきっかけになりました。

実は今回のフィリピン留学のために、事前にマニラとセブ、それぞれ一週間ずつ滞在して、学校を見学して回ったんです。そこで気がついたのは、フィリピンにある語学学校のほとんどが、しっかりとしたカリキュラムを持っておらず、ただ生徒に漫然と喋らせるだけのレッスンを提供していることでした。

そんな状況の中、緻密に計算されたカリキュラムを用意しているブライチャーなら、安心して大金を預けられると感じたんです。

また、A校の生徒の間で、ブライチャーの評判が非常に良かったことも大きかったです。実際に、A校からブライチャーに転学した人を何人も知っています。

多賀さんがおっしゃるように、ブライチャーはA校で勉強したことのある生徒さんがとても多いのです。なぜだと思いますか?

たぶんブライチャーはA校とは正反対の学校だからではないでしょうか。A校は、独学中心に文法理解、語彙力強化を行い、TOEICスコアの上昇を目指します。一方で、ブライチャーは学んだ文法、語彙を実践できるようにカリキュラムがデザインされています。

文法、語彙力強化がある程度進むと、今度はそれをいかに使うかに意識が向くんです。ところがTOEICのスコアは伸びたけれど、実際に使うと、スコアの上昇ほど進歩を感じられない……。打破するためには何が足りないのかを考え始めるのです。

ブライチャーは、とにかく実戦のための英語力を身に付けたい人にとって最適です。実際に、A校とは異なるユニークな授業がたくさんありました。

8週間で、仕事でのコミュニケーションに困らなくなった

留学体験談|プログラマの多賀さん2|フィリピン留学・セブ留学でビジネス英語を学ぶなら語学学校ブライチャー

A校で12週間、ブライチャーで8週間勉強した多賀さんから見て、A校とブライチャーはどのような点が異なっていましたか? まずはライティングの授業について教えてください。

まず、文章を書く際のゴールが大きく異なります。A校のライティングの授業はあくまで単語や文法を覚える手段で、基本的には与えられたテーマについて自由に書くことが許されていましたが、ブライチャーのライティングは全く逆で、とても制約が多かったです。

例えば「Expression Enhancement (EE)」では、まずトピックが与えられて、それに対して賛否を表明するのか、感想を書くのか、比較して利点欠点を洗い出していくのかなど、方向性を細かく指定されます。それを踏まえた上で、アメリカで定番とされている文章構成に則りながら、シンプルで自然な英文を書くことが求められるのです。

また、書く量がまったく異なります。A校では勉強量は基本的に生徒自身が決めるので、私の場合、1日100ワード以下しか書いていませんでした。しかし、ブライチャーでは常に講師から、昨日よりも多いワード数が求められます。毎日本当に辛かったですが、それでも最終的には EEで350ワード、「Writing Reviews (WR)」では100ワード以上書けるようになりました。

A校とはまったく異なるブライチャーのレッスンで、ご自身のライティング力に変化を感じることはできましたか?

まず、大量の英文を制約のある中で毎日8週間書いたことで、英文のフォーマットが体に染み付きました。

それに実際に気づいたのが、プログラマーとして参加した外国人とのオンライン会議でした。チャットでのやり取りが多いのですが、前は何からどう書いて良いか見当もつかず、返事に時間がかかっていました。しかし、今ではシンプルでわかりやすい英文を正しい論理構成で書くことに慣れたため、スピードが格段に上がっています。メールでも、困る場面はなくなりました。

スピーキングの授業に関して、A校とブライチャーではどのような点が異なっていましたか?

A校では、クラスの人数構成は講師1人に対して生徒が3、4人といて、しかも各生徒のレベルはバラバラで、まったく喋れない人と、ある程度喋れる人が混在している状態でした。初心者だった私にとっては、英語を喋る時間を確保することが難しかったです。

ブライチャーではスピーキングについても成長を感じられました。「Listening and Speaking (LS)」と呼ばれるクラスでは、3分間、決まったテーマに沿って講師にインタビューを行い、そして次の3分間で逆にインタビューされ、最後に自分が得た講師の情報を他の生徒、講師の前でプレゼンするのですが、時間的な制約のなかで英語を話すことで、日本語で考える癖がなくなりました。

なぜなら、プレゼンを内容のあるものにしたいのならば、どんどん質問して情報を集めなければいけないからです。そうなると、日本語でいろいろと考えている時間なんてありません。とにかくまず英語を話し始めることが求められるんです。これを毎日繰り返すことで、話す際の瞬発力が向上したと思います。

その他に、ブライチャーに入学される前と現在で大きく変化を感じたことはありますか?

リスニング力も大きく伸びました。この8週間、先生たちの早い英語を聞き続けたのが良かったです。ブライチャーの先生は、こちらが聞き取れていないとわかっていても、基本的にゆっくりは喋ってはくれません。最初の3週間は聞き取ることに本当に苦労しましたが、徐々に耳が慣れていき、今ではすっかり先生たちのスピードに適応できています。

実際に先日、仕事で海外の会社とスカイプで面接を行なう機会があったのですが、面接官の質問もすべて問題なく聞き取れるようになっていました。ブライチャーの先生の英語のほうが全然速かったです。

ありがとうございました。最後にブライチャーでの留学を検討されている方にメッセージをお願いします。

ブライチャーはとても実戦的な授業を提供していますし、宿題も大量に出るので、使える英語を真剣に勉強したい人にはお勧めできます。私の場合はA校で下地を作ってからブライチャーで勉強を始めたので、効果的に英語力を伸ばせました。ですので、ブライチャーでの留学の成果を最大限にしたいなら、自分で勉強できる範囲のことは事前にある程度固めておくことが大事だと思います。