08 6月 コロナ以降、英語の必要性はますます高まります
コロナウイルスが世界を危機に陥れて、早くも数ヶ月が経ちました。どの国も国境を閉じ、人の行き来もほとんどなくなりました。トランプ大統領は中国からの留学生にはビザを出さない方針を打ち出しています。
また、中国に製造を丸投げするリスクも改めて認識され、世界中の企業が慌てふためいて戦略を練り直しています。
そんなわけで、なんとなく英語を身に付ける必要性が下がってしまったように感じている人も少なくないと思うのですね。
しかし、現実はむしろ真逆です。以前よりも確実に英語の必要性が増していきます。そんなバカなと思うかもしれませんが、これが現実です。
コロナ後の世界はどう変わるのか?
コロナ後の世界はもうその輪郭を現しつつあります。そしてそこには今までにはなかった、新しい2つの特徴があります。一つはリスク分散、そしてもう一つがすべてのビジネスのリモート化です。
まずは一つ目の「リスク分散」ですが、これは例えば製造を中国だけに任せないとか、あるいは出店をリアル店舗だけに絞らないといった方向です。これまでは世界中の企業がほぼすべての製造を中国で行っていましたが、肝心の中国でコロナウイルスが発生したことで、製造を一つの国に集約するリスクをどの企業も噛み締めているはずです。
では、製造がそれぞれの先進国に戻るかというと、そうは問屋が降ろしません。どの国も製造を中国に任せて20年ほど経っているので、製造のノウハウが自国に残っていないのです。また、製造の手法もこの間に大幅に進化し、今さら戻そうと思っても、なかなかそうも行かないのです。
このため、どの企業もこれまで中国一国に密集していた製造を、自国を含むさまざまな国へと分散する方向で動き出しています。また、今後コロナウイルスの第2、第3波がきても簡単に供給量を調節できるよう、外注化がさらに進むはずです。
そしてもう一つの方向はもちろんリモートワークです。プログラミングのような作業は特にリモート化しやすいので、FaceBookやGoogleなどの先進的な企業は、これを機会にリモートワークの全社化を進めています。例えばサンフランシスコに本社を構えるTwitter社はコロナ対策として打ち出した在宅勤務を「永遠に」認める方針を明らかにしています。
ツイッター、在宅勤務を「永遠に」許可へ 新型ウイルス対策で効果実感
するとこれまでは物価が高いシリコンバレーやシアトル近郊に住んでいた大手企業のエンジニアたちも、シリコンバレーに住む必要性がなくなります。なお、この流れは別に今に始まったことではなく、もう何年も前からテキサスやアリゾナやコロラドなどに移り住み、そこからリモートで仕事をしている人たちがたくさんいます。そして今後は、こうして遠隔地から仕事をする社員がさらに増えていきます。
この変化が意味すること
では製造業の分散化や外注化、あるいはエンジニアリングのリモート化は、具体的に何を意味するのでしょうか?
一つはチャンスの到来であり、もう一つは英語需要の増大です。
どんな時代にも、新たな富が築かれるのは危機が訪れたときです。そしてありとあらゆるビジネスがリモート化、分散化する中、既存の仕組みが大きく壊れ、新しい仕組みが出来上がっていきます。そしてその変化に対応できる人や企業は、さまざまなチャンスを手にして行くでしょう。
また、英語の需要は確実に増大します。なぜならリモートで仕事ができるということは、日本の自宅にいながらにして米国をはじめとする外資系企業で働くことも可能になるからです。現に Linkedin 上にて「remote, Tokyo」の条件で検索をかけると、この不況の最中でも91件の募集があります。
linkedin.com/jobs/search/?keywords=remote&location=Japan
なお、リモートワークに拘らなければ仕事はさらに多く、募集は32万件に及びます。そしてその中にはNetFlixやApple や Google,あるいは Square などと言った、アメリカを代表するIT企業が多数含まれています。
linkedin.com/jobs/search/?location=Japan
コロナの最中ですらこの状況なのですから、今後景気が回復するにつれ、こうした外資系企業の仕事が増えていくのはまず間違いないでしょう。シリコンバレーでエンジニアを募集するよりも、ずっと安くつくからです。
そしてこの流れはIT系の企業だけに止まらず、金融系やコンサル系などなど、あらゆる業態に波及していくでしょう。何しろすべての企業がなんらかの形でリモート化していくからです。
だからこそ、英語力が必要になる
そしてそんな時に強い武器となるのが英語力です。具体的にどのような英語力が必要なのかこちらの記事を参考してください。
Brightureでできること
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