28 7月 大学院進学のため、教授から勧められてオンライン留学。TOEFL20点アップを達成し、「英語の楽しさ」に気づきました
内野僚太さんは社会学・政治学を専攻する大学4年生。国内の大学院進学でTOEFLのスコアが必要になり、大学の教授の勧めで、オンライン留学プログラム(1日5コマ)を4週間受講しました。英語学習歴は、学校の授業と受験勉強のみ。オンライン英会話も初めてです。TOEFLに向けた勉強方法、どうブライチャーを活用したかを聞きました。
内野僚太さん/20代/大学生
なぜ英語の勉強を始めたのですか。
日本の大学で社会学・政治学を勉強しています。志望する経営科学の大学院を受験しようとしたら、今年からTOEFLが必須になっていたのです。
今は日本国内の大学院で、TOEFLが必要なのでしょうか?
いまや、英語力はどこの大学院でも求められるようになりました。TOEICが必要なところもあります。
大学までは日本語だけで済むのですが、大学院では学会での「アカデミック言語」は英語です。英語の論文のほうがはるかに多いのです。
しかし受けてみたら、ライティングとスピーキングが難しく、太刀打ちできませんでした。
人生設計に留学はなかった
それまでどんな勉強をされていましたか。
受験の延長で、参考書で独学していました。 大学の教授に相談したら、「英語脳に切り替わる必要があると思う。そのためには本当は留学をお勧めしたいが、今はコロナでできない。自分が知ってるオンラインの留学コースだとしたら、ここかな」と紹介してもらったのがブライチャーです。
それまでブライチャーのことは知らなかったのですか。
オンライン留学自体を知らなくて、こんな世界があるのか。アジア系の国でも英語の留学できるんだ、と驚きました。僕の人生設計に留学はなかったので、まさか自分がするとは。
ただTOEFLの試験で打ちのめされた後だったので、藁にもすがる思いで申し込みました。溺れてる中で浮いてるものがあった、と。
そこでブライチャーのホームページを見てみたら、スピーキング・ライティング・リスニング、どれも自分はおぼつかないし、まずは英語に親しむ必要があるなと感じました。特に「話す」はまったくやってなかったので。
ブライチャーはTOEFLに特化した学校ではないですが、気になりませんでしたか? ほかの学校は調べましたか?
そもそも僕は自分の意見を英語で表現できませんし、日常会話と発音が習えるだけで、TOEFLのいい勉強になるだろうと思いました。時間が残されてないので、すぐに申し込みました。他の学校を調べる暇はありませんでした。
教授が重要だという「英語頭に切り替わる脳の構造」を身につけるため、どっぷり浸かろうと、1ヶ月、5コマにしました。
最初は「会話と言えるもの」ができなかった
最初のカウンセリングの感想を教えてください。
何の心構えもせずに受けたら、カウンセリング自体が英語でびっくりしました。「日本語の通じない方だ、どうしよう」ってなって、ここで洗礼を受けました。自分があまりに喋れないのでショックでした。
先生は話せない方に慣れてるのか、ゆっくり説明してくれて助かりました。僕もゆっくりなら話せます。目的やコースを30分弱相談しました。2週間後にスタートしました。
準備は何かしましたか。
事前にブライチャーからもらった参考資料(レッスン中によく使う文法用語や表現集)を覚えて臨みましたが、これがとても役に立ちました。あれがないと生きていけなかったです。初日はとにかく、自分の言いたいこと言うのに必死で、会話が成立していませんでした。
授業で印象に残ったものはなんですか。
プログラムそのものが全部新鮮でしたが、特に発音の授業(PP)が印象に残ってます。それまで英語自体を話す必要がなかったから、発音を意識してなかったです。黙読で読めればよかったので。
そのためか、ローマ字読みが身についていて、直すのにけっこう苦労しました。話すなら、発音に気を使わないと伝わらないと気づきました。
一通りフォニックスを覚えると、今まで見えなかったことが、気になり出しました。すると思ってもない方向から英語が聞き取れるようになってきて、「体系的につながっているのだ」と意識しました。
会話はできるようになりましたか。
会話のクラスは先生が質問して、僕が答える「1問1答」型式でした。聞き取れない部分は先生がわかりやすいように言い換えてくれました。
ほかの授業はどうでしたか。
リスニング&スピーキングのクラスでは、教材を聞いた後に質問に答えるのですが、リスニングが苦手でした。特に、メモしながら聞くのは難しいのですが、この「メモを取って聞く」訓練が、あとでTOEFLでも役立ちました。
リーディング&ライティングでは、英文エッセイの書き方を学びました。英語で書くことは、すごく勉強になると思いました。
弱点補強クラスでは、苦手だった話す練習や、文法、写真の場面を描写する練習なんかをしました。
金曜日にアカデミックアドバイザーからフィードバックとアドバイスがあります。僕の課題はリスニングでしたから、先生は「たくさん英語を聞くことが重要で、そのためには楽しんで聞くといい」と音楽などを勧めてくれました。
1日5コマは疲れたのでは?
宿題の他に予習・復習をし、さらに大学院のための勉強もあって、疲れてる暇がなかったです。
復習は、最初から内容を辿って、注意されたことを見返しました。予習は授業の1時間前から、前回を振り返る感じです。
発音のおかげで聞き取り力が上がる
会話や聞き取りは少しずつ変わりましたか?
会話でも、フレーズや言い回しを覚え、少しだけ英語の頭の回路ができてきました。後半はだんだん円滑になり、相槌の打ち方とか、生きていける程度のコミュニケーション能力は身についたかなと思います。何とか聞きながら質問を考えられるようになりました。
また、発音のおかげで聞き取り力が変化しました。確実に「ああ、発音の成果だな」と感じたのは3週間目。あ、この音だ!とわかるようになりました。ただ、LとRは苦しみました。
終わってみて変化を教えてください。
4週間だったので、ここからが本番、ってところで終わった感じです。まだホンの入り口にすぎませんが、大きな一歩だったと思います。英語って繰り返さないとダメだと気づきました。
これまで、受験のためにしか勉強してこなかったのが、初めてコミュニケーションをやって「言語の本質はこれだな」と理解し、英語を初めて知った感じです。新鮮だった。
先生たちからのフィードバックはありましたか。
もっと英語に慣れ親しむようにアドバイスを受けました。自分にあった映画や、音楽を紹介してもらいました。
受験英語とはだいぶ違いがありますか?
受験英語と一口に言っても、コミュニケーション能力を測る試験もあるため、人によって違います。僕のように私立一本だと「読めればいい」ので、学習内容が言語の本質と程遠いと思いました。
TOEFLの勉強には役立ちましたか?
どうやって勉強したらいいかがわかり、TOEFLの点数は40点から60点にアップしました。
今はTOEFLのために、与えられたお題について話す練習や、ライティング30分で300文字書く練習をしています。なんとか時間を縮めたいです。最終的には、80点が目標です。
また、誤りの指摘は自分じゃできないので「My Brightre」でリスニング&スピーキングとライティング&リーディングのお世話になろうかなと思ってるところです。
ブライチャーをお勧めしますか?
コロナでこの状況で勉強するなら、オンライン留学はとてもいいです。他のオンラインレッスンを受けていませんが、ブライチャーは毎週きちんと評価をくれるので、漫然と学習するより有益だろうと思います。
自分の正しい位置がわかり、どこがダメなのか。何をすればいいのかが分かり、勉強してて気が楽になりました。
ブライチャーは厳しいとか、心折れるとかいう方もいます。
授業自体はすごく厳しい印象はありません。部活が厳しかったので慣れているからかもしれません。
先生は優しいなと思ったくらいです。 みんな話しやすいし、むしろ、助け舟を下手に出さないで、じっと待ってくれるのがありがたい。生徒の英語能力の向上を第一にして、尽くしてくれる先生が多いと感じました。
ただ、発音がうまくいかないとか、言語を習得する不自由さ、自分が表現したいものを表現できない辛さはありました。
全体を振り返ってどうでしたか?
ブライチャーを受けるまで、英語の勉強は苦しいものと認識していました。高校の勉強は大学に受かるためだったので、常に最短距離を取ろうとしていました。
楽しさを知らないままだったことに気づきました。オンラインレッスン受けて、コミュニケーションの手段としての英語を知ったのが、すごくよかったです。コミュニケーションの向上を手助けする先生がたくさんいて、とても良かったです。
ありがとうございました。