16 6月 TOEIC970点から「フィリピンに友達がいる感覚」で3年半。発音と聞き取りが上達しました
2017年11月から渋谷校でレッスンを開始したYさん。米国の大学院への留学経験を持ち、当時のTOEICは970点。推薦状を書くために始めた英語学習でしたが、その後発音のレッスンに興味を持ち、My Brightureで3年半ほど継続しています。上級者ならではの継続方法、長期間学習を継続したことでの変化を聞きました。
Yさん/女性/エンジニア
ブライチャーで勉強し始めたきっかけから教えてください。
会社の後輩が留学するときに、「推薦状」を頼まれたのがきっかけです。
もともと、1999年から2年間アメリカの大学院に留学していて、英語は好きでした。しかしその後はあまり英語を使う機会はありませんでした。
英語力はどの程度でしたか。
帰国後のTOEICは970点でしたが、仕事でたまに海外のウエブ会議に出るくらいで、ほとんど使っていませんでした。普段の生活では、必要なセミナーを英語で受ける等は特に問題ありませんでしたが、ドラマやコメディアンのPodCastを楽しめるレベルではなかったです。
正式なビジネス英語を書いた経験がなかったので、推薦相手の印象が悪くなったら困ると思い、ブライチャー渋谷校(当時)に「推薦状の指導をしてもらえないか」と問い合わせました。
なぜブライチャーにしたのでしょうか。
松井博さんの「僕がアップルで学んだこと」を読んだことをきっかけに、ブログなども見ていました。
その松井さんがフィリピンのセブ島に英語学校を作ったと知り、興味を持っていました。しかし当時は子どもも小さいし仕事もあったので、セブに滞在して受講するのは無理でした。その後推薦状の話があった際に思い切って問い合わせをしたところ、渋谷校を知りました。そこで2017年11月から渋谷校に通い、ライティングの授業で、推薦状の書き方と校正を指導してもらいました。
当時はきちんとした推薦状を書きたいという思いで頭がいっぱいでした。
発音が違うと指摘され、「英語をわかっていなかった」と気づいた
その後も続けたのはなぜでしょうか。
せっかくなので他の授業も受けてみようと思い、以前から興味があった発音のクラス(PP : Phonics & Pronunciation)を受講したところ、目から鱗でした。
自分ができてると思ってた発音が「違う」と指摘され、英語を全然わかっていなかったと気づきました。
本当にやって良かったです。
私はもともとネイティブが話す英語の「音」を聞くのが好きでした。英語には英語の音、フランス語にはフランス語の音があり、たとえ話している内容が分からなくても、どの言語かはわかることがあると思います。そんな音の違いに関心がありました。
けれども自分の英語はその「英語の音」を持っていませんでした。
この違いがなんなのかずっとわからなかったのですが、フォニックスを習うことで自分でも少しづつ同じ音を出せる喜びがありました。
オンライン学習をやったら便利で、二度と渋谷校には行かなくなりました
その後はずっと渋谷校に通ったのですか?
実は渋谷校まで通うのを負担に感じるようになって「やめたいな」と思った時期もありました。
ところがあるとき、「ライティングだけオンラインでやってみましょう」と言われて試してみたところ、ほんとに便利でした。それ以降、二度と渋谷校にはいかず、全ての授業をオンラインで受講するようになりました。
最初は、さすがに発音クラスはオンラインでは難しいのでは?と思いましたが、試してみると、何も問題はありませんでした。そこで、発音とライティングの2クラスを週末に受講するようになりました。
先生はどう選びましたか。
オンラインになってからも、最初は渋谷校の先生に習っていました。ところがずっと受講していた先生が産休でお休みになり、知っている渋谷校の他の先生も予約が取りずらかったこともあり、フィリピンにいる先生の授業を取り始めました。
すると、先生がフィリピンにいても、渋谷校にいても、特に違いを感じないことがわかりました。さすがに距離の影響があるかなと思い込んでいたのですが、ネットワーク遅延などもほとんどなく、意外なほど差を感じませんでした。
当時のモチベーションはなんでしたか?
発音クラスが楽しかったです。
ただ、「Job」「King」みたいに、カタカナ英語で発音し慣れたものほど、間違った発音が頭にこびりついてしまい、なかなか矯正できませんでした。毎回直されるので気をつけているのですが、今でも気を抜くと最初に覚えてしまった方の発音が出てしまいます。日本語英語の弊害は大きいと思いました。
むしろ知らない単語の方が、その都度正しい音を教えてもらえるので、正しく発音できるようになりました。
同時に、自国の政情不安により移民となる人達のニュースなどの影響もあり、日本以外でも仕事ができるようになりたい考えるようになりました。そこで2020年3月頃からは発音(PP)と会話(DC : Daily Conversation)を中心に受講するようになりました。
先生との重いテーマの話が楽しかった
なぜ会話クラス(Daily Conversation)を取ることにしたのですか?
発音クラス(PP)は、1個1個の発音に気をつけて話すので、スピードが遅くなります。コミュニケーションには会話のテンポも大事だと言われ、リズムよく話をするために、会話クラスを取るようになりました。
DCは宿題も楽そうだったので、気軽に受け始めたのですが、先生とのディスカッションはとても楽しかったです。
似たようなクラスに「Listening and Speaking(LS)」があるのですが、こちらは苦手でした。その場で出されたテーマに沿って2分間のスピーチをするのですが、興味のないテーマだと何を話していいかがわからず、うまくスピーチをまとめられずに苦労しました。
その点DCクラスは、宿題としてテーマが与えられるので、何を話そうか考えて準備できました。テーマは重いものが多く、差別、人権、ウエブのいじめ、男女平等、香港返還など。
会社で友達とすると気まずくなるような真面目な話を真剣に議論する中で、英文がおかしいところは「正しい表現方法」を指導してくれます。多様なテーマに対して自分の考えをまとめて話すのはとても良い経験になりました。
2021年に入ってからはビジネス系のクラス(Business Coaching と Business Writing)を受講しました。
ずっとDCと発音をやってきたので、気分を変えたいと思いました。
日本語で習ったことがなかった「社会人としての会話方法」
BCとBWはどうですか?
両方ともすごく良かったです。
例えば、会社での振る舞い方は、日本語でも習ったことがなかったです。
上司や部下との会話で気をつけることは何かとか、クレームのメールを書くときに、感情的な文言や相手を批判するようなことは書いてはいけない、客観的な事実のみを書くとか。
社会人として必要なことは、英語でも日本語でも変わらないのだと思います。
日本語でもちゃんと習ったことがなかったので、大変有益だったと思います。
今も続けていますか。
BCもBWも準備されていたレッスンを全部終了してしまい、今はまた発音とDCクラスに戻っています。BCやBWのクラスは項目をもっと増やしてほしいです。
先生はどう選んでいますか?
気に入った先生をずっととるスタイルです。私はできない部分をロジカルに説明してくれる講師が好きです。いろいろ試してみて、合う先生・合わない先生がいました。
その先生のスケジュールが合わなくなると、他の方を探します。これまで合計で6人くらいの先生にお世話になりました。
フィリピンに友達がいて、率直に話している感じ
3年半続けられました。継続の苦労はありますか?
実は勉強している意識はあまりなくて、先生たちと話をするのが楽しみでした。フィリピンに友人が何人もいて、英語を使う機会を作ってる感じです。日本で起こったことを率直に話したら、「それは差別だよ、怒っていい」と言われ、慰められたり元気付けられたこともあります。
ブライチャーを他の人に勧めますか?
私にはとてもよかったので、機会があれば勧めています。
きっちり教えてもらうのが好きな人にはいいと思います。ただ、間違いを逐一指摘されるので、「楽しく会話をする」ことが目的だときついかもしれません。
ブライチャーで学んだことで、英語は変わりましたか?
3年半で、私の英語はすごく変わったと思います。
発音はまだ課題がありますが、先生方にも上達したと言われます。
ロックダウンで1ヶ月会社が休業となったとき、PPを毎日とったんですが、先生に「発音がきれいになった」と言われました。
聞き取りもSF(Speech Fluency)クラスで上達したと思います。英語は言葉をつなげて発音されるのですが、そのパターンを習ってから、ドラマなどのリスニング力が上がったと思います。
周囲の人は、私が留学してたのは知ってます。だから英語が話せると思われるのですが、話す機会がないと、あっという間に言葉が出なくなります。話す機会と場数はあればあるほどいいと思っています。
ありがとうございました。