10 5月 受験英語からのスタートで、外資系企業の英語面接に合格。話せない人にこそおすすめしたい
受験英語だけで日系・外資の合弁会社で英語を使う仕事をしていたOさん。2018年6月からブライチャーでレッスンを継続。最近、目標としていた外資系企業の面接を英語で受け、オファーを受けた上、発音を褒められたそうです。その軌跡を伺いました。
Oさん/30代/男性/会社員
業務の3割が英語。受験英語で悪戦苦闘
英語学習のきっかけから教えてください。
2005年に、新卒で日系・外資半々の合弁会社へ入社しました。開発部門がヨーロッパにあり、現地メンバーとのやりとりなど、業務の3割ほどが英語でした。
大学受験以来、英語を特に勉強したことはありません。話したいことは7割も伝えられない状態。聞き取れるのが7割くらい。日々、スキルが足りてないと実感しました。周囲も、みな悪戦苦闘していました。
当時は会社の補助で、有名な英会話学校A社でのネイティブとのマンツーマンでの英会話のレッスンがあり、話すことへの抵抗は減りました。ただこの英会話学校は高額で、自分で続けるのは無理でした。
その後、日系に変わったため、業務で英語の占める部分は減ったのですが、上司から「英語が伸びるのは30代前半くらいまでだから頑張って」と言われ、35歳になったため「自分の英語力はまだ伸びるのかな。厳しいのかな」と不安に思っていました。
そんなときに、松井博さんのことを書籍やTwitterで知り、「本格的な外資系企業で働きたい」と思うように。松井さんがブライチャーを開講したと聞いて、行ってみました。
体験レッスンでスキルが足りてないと突きつけられた
ブライチャーの第一印象を教えてください。
渋谷校(当時)で、LS(1 on 1 Listening and Speaking) の体験レッスンを受けました。「そこそこ、なんとかなるかな」と思ったのですが、当日は散々でした。聞き取れないし、思ったことを伝えられない。思った以上にできない、と正直、ショックでした。このレベルだと外資系でやっていけないなと。当時のTOEICは780点くらいでした。
そのとき、たまたまいらした松井さんと一対一で話す機会があり、「今からでも伸ばせるから頑張って」と励ましていただき、LS を中心に週2で受けることにしました。
なぜ LS にしたのですか。
自分の弱みはスピーキングですが、スピーキングは自分一人だと練習できないです。いい実践の機会になるかなと思いました。発音のクラス(Phonics and Pronumciation)も何回かやったのですが、先生と相談し、発音は LS の中で矯正してもらうことにしました。
フィリピン人の先生と初めて学習してみていかがでしたか。
事前には「フィリピンの先生のレベルはどれくらいだろう?」と思っていましたが、非常に教えるのがうまいなと。レッスンは決まりきったロールプレイングではなく、ネイティブが使う自然な表現が出てきたり、難易度が高いなと感じました。また、先生が固定できるのもいいと思いました。自分の強み・弱みを中期的に把握して貰えるのは助かります。
2年やってみてどんな感じでしたか?
2年で渋谷校がなくなったのですが、まだまだ、言いたいことがなかなか浮かんでこず、シンプルな口語しか出てこない状態でした。英語脳への切り替えが難しく、ブラッシュアップする余地があるな、と。そのため、その後もオンラインで続けることにしました。
また、当時の会社が別の英会話学校B社と提携し、無料でオンライン英会話も受けるようになりました。
外資系IT企業の面接で「英語うまいね」と言われました
オンライン授業への不安はありましたか?
最初はオンラインでもモチベーションが保てるかが不安でした。しかし、結果的には問題なかったです。
先生から「言葉のキャッチボールをしながら組み立てていく訓練がいいのでは?」と勧められ、科目を DC(Daily Conversation)に変えてみましたが、リスニングを集中して聴くよりも、とっつきやすかったです。
予習・復習はどんなふうにやっていますか?
DC では毎回宿題が出るので、新しい表現を使って文章を組み立ててから臨んでいます。復習は授業中に先生がおかしいところを書いてくれるので、見直したり、わからない表現をまとめています。
単語や表現は特に覚えていますか?
単語を単語帳で覚えるのは苦痛なので、授業で出た表現を覚える程度で、特にそれ以外はやっていません。ただ、ブライチャーのレッスンで出てくる普段の単語が難しいので、TOEICは簡単に感じます。
その後、オンライン授業で DCクラスを続けて変化はありましたか。
今は、オンラインで DC を続けて1年くらいになります。海外の取引先と英語でミーティングをしていても、抵抗がなく、スパスパ表現が出てくるようになりました。TOEICは最近受けて890点になりました。
先週、目標としていたGAFAの一角である外資系企業から内定をもらいました。英語の面接も何度もあったのですが、複数の面接官から「英語うまいね」「発音うまいね」と言われた。やってよかったと思いました。
実は英語面接の前に、ブライチャーの先生に面接の練習をしてもらって、その時はうまく答えられなかったのですが、なんと同じ質問が本番で出たのです。本番ではバッチリ答えられた。厳しい質問もくるのですが、何かしら返せるようになりました。
他の英語学校と比べてブライチャーの特徴はどうですか?
最初に受けたA社では、ネイティブの先生とマンツーマンで、テキストを使ってロールプレイングなどをすることで、英語への抵抗が薄れました。 ただし、先生が毎回違うこと、相性の悪い先生もいたのに選べないのが少し不満でした。また1レッスンが1万円かかるため個人で払うのは難しいとも感じました。
オンラインのB社は2ヶ月前に始めて10回ほど受けたのですが、10回とも違う先生で、正直いい先生には当たっていません。 テキストは一応あり、「プレゼンしてみましょう」「電話を受けてみましょう」「反論してみましょう」など、アウトプットの機会はあり、ミスの指摘はしてくれるのだけれども、その40分だけの関係というか。おしゃべりして終わりというか。中にはモチベーションの低い先生もいて、お金を稼ぐために仕方なくやってるのが伝わってしまう。
ブライチャーの先生がいちばん熱意を感じます。教材が決まりきった教科書ではなく、webにある会話とか、TEDのプレゼンとか、ニュースとか、現実に即したシーンを題材として使うので、フレキシビリティが求められる。先生方は皆プロフェッショナルです。発音も週何回か LS とか DC で喋っていると、いい訓練になる。おかしいところは直してくれます。
厳しいという人もいますがどうでしょうか?
厳しいとは思わず、むしろきちんと指摘してくれると感じます。ダラダラしてなく、メリハリがあり、良い緊張感があります。いつも固定でお願いしている先生は、話してるだけで明るくなれて、楽しくやれています。たまに違う先生にもお願いしますが、同じように感じます。
今後はどんな感じで学習する予定でしょうか。
今は、DC でいい感じでやっているので、続けたいと思います。働き始めて困ったシーンがあったら、そこに即したレッスンにするとか。先生とカスタマイズしていきます。
ブライチャーを他の人にもお勧めしますか?
2、30代で、英語はそこそこできるが、もっとブラッシュアップしたい人、TOEIC600−800点あたりの人に勧めたいです。受験英語はできるけれど、現場で英会話ができない人に適したレッスンだと思います。
オンラインの英会話は今たくさん種類がありますが、私も三つの英会話学校を経験して色々違いを感じました。体験レッスンに申し込んで雰囲気をつかむのがいいのではないでしょうか。
ありがとうございました。