ある日、すべてが聞き取れる自分に気付いた。ーー24週間に及ぶ長期のフィリピン留学での挫折と発見

今回は、24週間(約半年)の留学を終える、元建築・不動産業界勤務のMikiさんにインタビュー。

大学時代から外国語を専門的に勉強し、仕事でスペイン語を使っていた彼女が、ブライチャーでの約半年間で感じた心の変化を赤裸々に語ってくれました。

時期によってどう心境が変わったのか、長期留学を検討している方々は必見です。

Mikiさん /20代 /建築・不動産業界/ 24週間

約半年間の語学留学を思い立ったきっかけは何でしたか?

中学生の頃からずっと海外や、外国の文化に興味があったんです。それもあって、大学では英語を中心に、外国語や文化を勉強していました。

卒業後に就職して、英語も続けたいとは思っていたんですが、働きながらだとなかなか続けられなかったんです。

もうこのままだと、いつまで経っても何も変わらない! と自分を追い込もうと思いました。荒療治みたいな感じですね。

ブライチャーを選んだきっかけは何ですか?

ブライチャーが開校する前に創業者の松井博さんの本を読み、ずっとTwitterでフォローしていました。

東京で開催していた留学フェアに行って直接会ったこともあります。

TOEICの点数アップにはあまり興味がなくて、実際に使える英語を身に付けたかったんです。

「使える英語」とはどういうものをイメージしていましたか?

生きた英語ですね。事務的な文章や音声がわかるようになるだけじゃなくて、自分の考えを伝えられる英語力が欲しかったんです。

Twitterなどで松井さんの英語学習に対する考え方を読んで、特に「使う」ことの大切さにフォーカスしていると知り、長期で行くなら絶対ここにしよう!と決めていました。

関連記事:“使える英語”を習得するための英文法学習についてまとめました。

1〜2ヶ月目:衝撃と喜びが多かった前半期

初めての留学とのことですが、いざ入学してどうでしたか?

前半は本当に楽しかったんです。特に最初の4週間は衝撃が多くて、すごく新鮮でした。

大学では毎日英語に触れていましたし、論文の書き方を勉強したりもしました。

でもブライチャーのライティングの授業は、もっと深くて、エッセイひとつにも本当にいろんな書き方がある。それを体系的に習えたのが喜びでした。

今まで書いたことが無かった、例えば詩のような描写的な書き方、ふたつの考えを比較する書き方、手順を説明する書き方、物語形式な書き方…。こんなにいろんな書き方があるんだ!ってすごく感動しました。

Googleドキュメントをシェアしながら授業が進んでいきますが、先生のiPadで添削されたものが瞬時に自分のパソコンに反映されて、初めて体験する新鮮な方式にも「凄い〜!」 って感動だらけ。

毎日書く宿題が出ますが、効果はありましたか?

ありました。いろんなフォーマットで英文を書けるようになっただけではなく、思考がしっかり整理されるようにもなりました。

毎日読んで書いてを繰り返していたので、散らばったアイデアをまとめることができたのが大きかったです。

大学時代も英文は書いていたんですが、文法だけでなくアイデアやコンテンツの整理まで添削を受けたことは無かったんです。ここまでガッツリと添削された経験ができて、とても良かったと思います。

3〜4ヶ月目:挫折とストレスの中盤期

24週間の滞在で、辛かった時期はありましたか?

ありましたよー。最初の1〜2ヶ月目から逆転して、3ヶ月目くらいから、辛くなってきたんです。

何かきっかけがあったんですか?

きっかけというのは特になかったんですけど、だんだん、きっとストレスが溜まってきてたんだと思います。

やっぱり毎日先生から徹底的に間違いを指摘されるので、話すときも書くときも、自分の弱点が気になって自信も無くなってきて、毎日がすごく長〜く感じました。

そういえば、中盤は元気がなかったように見えました。

一生懸命書いたものを毎日直され続けていて、伝えたいことも正確に伝えられていないような気がしてきて、最終的には英語力というより「自分の人間性に問題があるのでは?」って思い詰めちゃったこともありました。

何度直されても前置詞を間違えちゃうし、語彙力の少なさも実感して……。

本当に3ヶ月目からは、辛かったな〜って思いますね。

上達するほど自分に足りないものが鮮明になってくるといいますよね。

5ヶ月目〜ラスト:全てが楽しく主体的になった瞬間

辛かった時期を乗り越えることはできましたか?

はい。今でもはっきりと覚えてるんですが、辛くてモヤモヤしていたものが一気に晴れた瞬間があったんです。

何があったんですか?

毎週金曜日の卒業式で、AA(※Academic Advisor)の先生が、卒業生へ向けてスピーチしてくれるじゃないですか。

たしか4ヶ月目の終わり頃だっと思います。正直、今までは授業でもスピーチでも、先生の言うことがあまり理解できていなかったんです。完璧に理解していないのに、よくわかった振りをしていました。

それがある日の卒業式で、先生が話しているスピーチを完璧に理解出来る自分に気が付いたんです。

そこで自分の上達に気付き、嬉しくなって一気に楽しさが復活してきました。

※AA(Academic Advisor):担任講師。生徒ひとりひとりに適切なカリキュラムを提供するため、全ての授業の学習進捗を管理。

ブレイクスルーの瞬間ですね。

そうですね。それ以来、勉強に対して一気に主体的になれたんです。

ナチュラルに「知りたい!」ってことも増えてきた。どんどん疑問が沸くようになってきました。

楽しくなるにつれて、英語に対する興味もさらに上がりました。「これはどういう言い方だろう? このケースだとどうなるんだろう?」と楽しみながら考えるようになりましたし、話すときも、どんどん発展した会話ができるようになりました。

何が効果的だったんでしょう?

読み書きや、授業で英語を浴び続けていたのはもちろんですが、特にLS1(One on One Listening and Speaking)とLS2(Group Listening and Speaking)で、毎日リスニング力を訓練していたのが一番の効果だったんだと思います。

あとRC(Remedial Class)の授業で、自分の弱点を集中的に補強してもらっていたのが、とても効果的だったと思います。

どんな弱点があったんですか?

喋るのが遅かったんです。特に言葉を返すのが遅かった。

そこで、先生がクイックレスポンスの練習や受け答えのバリエーションを用意し、授業で鍛えてくれました。

次の日から効果を感じました。自分の弱点を集中補強できるRCがありがたかったです。

セブ島は女性も安心できる環境

実際にフィリピンに24週間住んでみて、どうでしたか?

ホテルの朝食に飽きました(笑)。もうそれが理由で別のホテルに引っ越そうかな〜と思ったりもしましたね。自炊できないですし、半年間同じホテルは超飽きました。

ホテルの環境はどうです?

湯船と冷蔵庫が無かったのは寂しかったですけど、衛生環境も良くて、とても快適でしたよ。

ホテルの隣に、タイムスクエアという小さいモールのような施設があり、韓国料理・台湾料理・フィリピン料理・日本料理もあったので、全然ホームシックにならなかったです。

どこも大体テイクアウトできるので、よく買って持ち帰って、部屋で食べたりもしました。

外出して危険だと感じたことはありました?

それが、危ないと思ったことが何ひとつ無かったんです。安全面では超安全って感じでしたよ。

迷ったりしたら、必ず誰かがフレンドリーに助けてくれましたし、感覚的にですが、セブが危険だと思ったことは一度も無いです。

タクシーに乗っても全然大丈夫でしたが、運転手がお釣りを持っていないのが嫌だったので、配車アプリを楽しく活用しました。

24週間が終わろうとしていますが、長かったですか?

最初は半年は短いだろうと思って来ましたが、中盤は長いなと思った時期もありました。

授業でアウトプットするネタが尽きていた、という部分が大きいかもしれません。

終盤はラストスパートだったので、あっという間に時間が過ぎましたね。

日本にいたら出会えない人たちにも出会えて、視野が広がって価値観が変わった貴重な24週間でした。

アメリカのMBAを取りに行く人、会社経営者の人、アロマセラピストの人、いろんな人たちから刺激を受けたのも良い経験で、自分も新たな夢ができました。

帰国後は何か考えていますか?

とにかく今は、すぐにでも英語を実践で使いたいです。

この約半年間で考え方が変わって、今では日本のことをもっと勉強して、伝統的な物を輸出したり、英語を使って日本の良さを世界に伝えたいという思いが強いです。

フィリピン人の先生と毎日ミュニケーションする中で、日本人としてのアイデンティティが得られたんだと思います。

またブライチャーへ来てもらえますか?

今は次回のことよりも、英語を使って働きたい!っていうエネルギーに満ち溢れているので、まだ考えてないです(笑)

でも、授業の質がとにかく良かったですし、なにより英語の組み立て方、意見を分かりやすく伝える力が身につく学校だと思いました。

今回の留学で、英語学習を通して思考のまとめ方、まとめる速度、考え方の順番など、日本語でも役に立つものを得られました。

次回はより実践に特化したビジネス関連のカリキュラムを受講しに、また戻ってきます。

ありがとうございました。24週間、本当にお疲れ様でした。


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