22 11月 コロナ後にオープンしたばかりのセブ校へ。日本品質で安心して勉強できました
仕事で英語が必要になり勉強を始めたHさん。2020年に仕事を辞めてフィリピンへの語学留学を予定していたものの、コロナでオンラインに変更。2022年にマレーシアの語学学校を経て、再オープンしたばかりのブライチャーのセブ校で8週間のセブキャンパスプログラムを受けました。コロナ後のセブでの生活の様子についても聞いてみました。
Hさん/40代/女性/会社員
なぜ英語を勉強しようと思ったのですか。
英語は大学以来勉強しておらず、TOEICも受けていませんでした。
2015年にシステム・エンジニアから、人事部の労務担当にキャリアチェンジしました。当時、たまたま派遣で入った会社が外資系で、社内の標準文書が英語でした。派遣元には「英語に抵抗がなければよい」と言われ、わからないことは誰かに聞けば良いので、英語ができなくても、大きな支障はなかったのです。
ところが、その後、社員になって、「わからなかったら聞けばいい」ではなくなったことから、本格的に勉強を始めました。
オンラインのフィリピン留学で英語を初めて本格的に勉強した
どのような勉強をしたのでしょうか。
最初は格安のオンライン英会話を2、3年、やったりやめたりしてました。安くて使いやすいのですが、同じ先生のレッスンを取れないとか、予約をとって待機するのが億劫でサボってしまうとか、なかなか進歩しませんでした。
2020年に会社を辞めて、海外に留学に行こうかなと思い始め、フィリピン留学に申し込みました。 ところが、その後すぐコロナになってしまい、その分をオンライン授業で3ヶ月くらい消化しました。
そのときに初めて本格的に英語の勉強をした感じです。毎日5時間英語を聞き、集中的に量をこなしました。発音のクラスが毎日あったのも良かったです。英語を喋ることに抵抗がなくなりました。
コロナの前に受けたTOEICが650点でしたが、英語学校の授業を受けた後にもう一度受けてみたら780点になっていました。
そのあとはどうしましたか。
オンライン英会話をやりながら、有料の英語学習アプリを使ってキープしていました。
実家に戻って仕事をしながら2年過ごし、コロナが明けた2022年の6月からマレーシアの語学学校に行くことにしました。
グループクラスでは喋る量が稼げないと気づいた
なぜマレーシアに行ったのでしょうか。
クアラルンプールに行ってみたかったのです。日本人が英語で生活できて、高い英語力は要求されず、仕事も見つけられると聞いていました。
この学校ではレベル別に5、6人のグループレッスンでした。文法寄りの授業が多く、テキストに従って今日は「現在完了なになに形」について習う、みたいな感じです。
先生たちにはイラン人やアフリカ系の人が多く、皆イギリス英語を話しました。またクラスメートが国籍がみんな違い、面白かったです。マレーシアの語学学校だけど、マレーシア人とアルゼンチン人、イラン人、アフリカ系みたいな感じ。みんなちょっとずつ違う英語を話すのです。
ただ、クラスメートとは喋るけど、英語が伸びるか?というと実はそうでもありませんでした。グループクラスなので話す量が稼げないのです。2ヶ月いて、やっぱりここではないな、と。自分がマレーシアで生活・仕事するのとはちょっと違う。マレーシアは旅行に行く場所だな、と思って。
そこで、マレーシアにいながら、昔行きたかったフィリピンの英語学校を検索し始めました。ブライチャーが候補の1つでした。
どうやってブライチャーがセブのクラスを再開していると知ったのですか。
ブライチャーに直接メールしたところ「8月からセブ校での授業を再開します」と教えてもらったのです。そこで7月末に日本に戻って8月15日からフィリピンに行くことにしました。
サービスが日本に近くて感動しました
ブライチャーは学校のみでホテルなどの手配は自分でします。その辺はスムーズでしたか。
授業料を振り込むと、学校のルールブックや現地生活の手引き、授業中によく使う単語や表現のリスト(文法用語や質問の英文など)などの資料が送られてきます。
ホテルは東横インにしたのですが、空港に行くとホテルの人がピックアップに待機してくれていて、スムーズでした。ブライチャーはかつてJモールにあったそうですが、コロナの後に移転しています。東横インから新校舎まで徒歩5分です。
マレーシアの場合は、開始日を決めて授業料を振り込んだら学校側からの連絡は基本なく、こちらからアクションを起こす必要がありましたが、ブライチャーでは、「何時までに学校に来てください」とか「何を持ってきてください」とか細かくメールで教えてくれました。
初日に学校のあるビルに行くと、セキュリティのために指紋を登録しないといけないのですが、ドアの前に先生が数人立ってて「Hさんですね」みたいに案内してくれて、手伝ってくれました。
クアラルンプールの英語学校は、学校のビルへの登録も自分でやってね、という感じだったのに、ブライチャーはサービスが日本風で、フィリピンにいるのに日本にいるみたい、と感動しました。
教室の印象はどうでしたか。
個室で、机があって、先生と生徒が一対一で学習します。個別の部屋にファンがあり、暑くもなく寒くもないのも良かったです。マレーシアでは全体空調で寒かったので、日本人にとって快適に勉強できる環境だと感じました。
平日のカリキュラムを教えてください。
4週間で申し込み、場合によっては延長しようと考えていました。
渡航前に、カリキュラムを作るために学習目的と英語レベルをチェックしてくれます。英語で自己紹介文やエッセイを書いて、学習目的の説明、講師とのカウンセリングがありました。
仕事で英語を使いたい。オンラインミーティングで必要なことを聞き取れるようになりたいと説明したところ、PP(Phonics and Pronunciation)、LS(Listening and Speaking)、DC(Daily Conversation)、RW(Reading and Writing) 、あとは弱点補強の1日5コマに決まりました。
プログラム開始後も毎週火曜日に担任の先生(AA : Academic Adviser)と話をする機会があって、「何か要望はありますか?」と確認してもらいました。
初日にレッスンを受けた感想を教えてください。
先生たちの英語はマレーシアに比べて聴きやすく、「思ったより聞き取れるかもしれない」と感じました。
授業自体は、あっという間に終わりました。50分間、マンツーマンで必死に話さなくてはいけないので、集中していると、すぐ時間がきてしまうのです。マレーシアの学校では1日2時間半のクラスが2コマとかだったのですが、中弛みしがちでした。
生活リズムはどんな感じでしたか。
朝、ホテルで朝食を食べて、学校に歩いて行き、午前の授業を受けます。12時から2時が昼休みで、お昼ご飯はホテルが入ってるモールに歩いて食べに行って、また午後の授業を受けてホテルに戻る感じです。
クアラルンプールで(外国の街には)慣れていたので、びっくりはしなかったですが、交通量が多く歩道が歩きにくいな、と思いました。
ご飯はモールの中のレストランとか、フードコートとかグラブ(デリバリー)のオーダーとかで済ませていました。他にもう1人生徒さんがいて、木曜日にスタッフの方と一緒にランチを食べたりしました。
ホテルに帰ったら宿題をして復習です。宿題はエッセイを書くことくらい。あとは、発音の練習をしました。
加えて平日は2時間仕事もしました。8月に辞めた会社から「アルバイトしないか?」と連絡がきて、それを引き受けた状態でいったのです。
洗濯は学校のスタッフがホテルの近くの「洗濯屋さん」を教えてくれました。聞けば大概のことは助けてくれました。
印象に残っている授業はありますか。
RWが一番印象に残っています。
毎日エッセイを書くのが大変でしたが、自分の変化がわかりました。
エッセイにはどんな種類があって、どういう目的で書くのか。実際に書いて、添削して教えてくれる。「トランジションワード」はこう使うんだよと教えてくれて、自分で書くうちに、自然と理解するようになりました。
実はマレーシアでもエッセイの授業で「トランジションワード」も説明がサラッとあったのですが、理解できなかったのです。「さあ書いてください」と、手書きで書いて、先生の添削も手書きなので、お互いに読めないんです。それも言いづらくて。それと比べると圧倒的にわかりやすかったです。
RWで習ったことをすぐに仕事で応用することもありました。
土日はどんなふうに過ごしましたか。
土日も勉強と仕事です。毎回フィードバックの時間があるのですが、なかなかフィードバックでいただいたことを復習できず、週末にまとめてやってました。
学習していて変化はありましたか。
学校に行く生活には慣れたけど、まだまだ喋れる感じではありませんでした。先生と、「1対1でお互いにコミュニケーションをしよう」という状況なら会話ができる。仕事の場になると、まだしんどい感じです。
ライティングについては慣れは出てきました。ただやりにくいテーマは、どうしても書けないとお願いして変えてもらいました。
また、DCのクラスでは、授業で習ったイディオム等を会話の中で使ってみるように促されるのですが、実際の仕事では、あまりイディオムは使わないので、難しいイディオムではなく、易しいのでお願いします、とリクエストしたこともあります。
2週間が終わった時点で、4週間延長することを決めました。
なぜ延長したのでしょうか。他の学校は考えなかった?
そこまでの内容に納得していて、いい授業を受けているという実感があったからです。他の英語学校は考えなかったです。先生もみなさん違って、みなさん面白い。
後半の4週間に変化はありましたか。
毎週金曜日の6限目にフィードバッグがもらえ、科目ごとに「ここができてる、ここができてない。レベルの変化はこうです」と自分の弱点がクリアにわかります。
ただ、フィードバックではいつも同じことを指摘されるので、心が元気じゃないと辛いです。発音だと、「Rコントロールや、S と TH、V と B の区別ができてない」とか、会話だと「SVが対応していない」とか指摘があります。
最後の2週間は卒業プレゼンテーションのための準備がありました。私は「和製英語」を紹介するプレゼンをやりました。AAの先生にチェックしてもらい、本番は、先生二十人くらいの前で話しました。プレゼン自体は緊張しませんでしたが、その後の質問が聞き取れなくて苦労しました。
全体の英語力の伸びは感じましたか。
急激に伸びた感じはありません。ただ、8週間の留学に意味はあったと思います。日々の変化は自分ではわからないのですが、ブライチャーを始める前とのビフォア・アフターの差が「何かが違う」と思います。
仕事のマネージャーはフィリピン人の女性なのですが、授業を受ける前より言っていることがわかります。メールを書くときも「習ったことを書いているな」と思います。
今後はどうする予定ですか。
フィリピンから戻って、前の会社でフルタイムになりました。仕事が落ち着いたら、オンラインで週に1、2回、授業が取れたらいいな、と思ってます。ブライチャーからも自習用の YouTube とか PodCast、今後のオンライン授業の提案をもらったので、できたらブライチャー(My Brighture)でやりたいです。
それから、あと2回くらいフィリピンに行ってブラッシュアップしたいなと思います。短期間なら英語圏でもいいです。
オンラインではなく、現地に行く意味はなんでしょうか。
セブに行ってると、英語しか使えない環境になるのがいいです。日本でやっていると、ヘッドフォンを外した途端に日本語の環境です。ここが大きな違いです。
時間があれば現地でやることをお勧めします。授業では、先生を独り占めなので、会話の量が稼げます。学校から出てもお店の人や買い物などで話すことができます。
それでいて、「セブの東横インに宿泊して日本運営の英語学校に通う」という海外にいながら日本のクオリティをキープできて、ある意味贅沢な留学でした。
セブとか英語圏に行けるのがいいのですが、いけないときはオンラインでも効果あると思います。
ありがとうございました。