【フィリピン留学希望者は必読!】学校の評判ってどう判断すればいいの?

フィリピンへの語学留学を決意したら、最初の関門は学校選びです。しかし、どうしてなかなかこれが難しいのです。何しろ大きな買い物ですし、時間の都合をつけるのはもっと大変です。外食や買い物ならば「次回気をつければいいや」で済みますが、こと留学となるとなかなかそうはいかないでしょう。失敗したくはありません。

慎重を期して判断したいところですが、これが一筋縄ではいきません。この記事では、どうしてフィリピン留学の学校選びが難しいのか、またどうすればいいのか、解説したいと思います。

フィリピン留学は評価が当てにならない難しい買い物です

フィリピン留学の学校選びを難しくする最大の要因は、「留学は一度きりの買い物」である点にあります。何しろほとんどの人は1度しか留学しませんから、過去の比較対象がないのです。その上、自分が学校選びに失敗したと思いたい人はいませんから、どうしても高い評価をつける傾向にあります。

またフィリピン留学の利用者の大半は初〜中級レベルの人ですが、この方たちはこれまで本腰を入れて英語学習に取り組んだことがない人が大半です。そのため、割と何をやってもソコソコ伸びるのです。何しろ英語の勉強量がほとんどゼロから一気に1日8時間になるのですから、当然といえば当然です。そして「すごくいい学校です!」とレビューサイトに書くわけですが、実はどこの学校に行ったとしても同様に伸びた可能性は少なくありません。

複数校経験者の声はどうなの?

では、複数校の経験者の声はどうなのでしょうか? もちろん、1校のみの経験者に比べれば、格段に信頼できます。比較対象があるからです。

しかし、こちらもまた純粋な比較がなかなか難しいのです。フィリピンに何度も語学留学するような方はとにかく勉強熱心ですから、1校目の時は初級レベルの方だった人でも、2校目では語学力が大きく伸びています。すると当然、視点が変わってきます。初心者のときはゆっくりと話してくれる丁寧な先生だと思っていた講師が、中級者になってから会ってみたら、稚拙な表現しか知らない、英語力がとても低い先生だった、などということが実際にあるのです。すると、何をもってして「良い学校」とするのか、なかなか当の本人も判断がしづらいわけです。

ですから複数校体験者の体験談を読んだ場合には「この人と自分の英語力はどのくらい近いだろう?」と考えてみることをオススメします。なるべく英語力が近い人の記事を参考にするのが、比較的安全な方法です。

どこのカリキュラムが一番良いのか?

次に難しいのは、「どこの学校のカリキュラムが効果的か?」という問題です。

例えば、日本語による学習教材を使用を強くアピールする有名校があります。ここで推奨する方法は、確かに初心者〜中級者レベルには、それなりに効果がある方法です。特にTOEICで高得点を取りたい方には、最適の勉強方法と言っても良いでしょう。しかし、中〜上級者になってくると、今度は脳内の形成された日本語を挟む癖が上達を阻害します。現にこうした学校から、Brightureに転校してくる方が後を絶ちません。別にその学校が悪いというわけではなく、文法を固めたい方やTOEICで高得点を取得したい方に向いている学校なのです。

また、別の学校では1日8コマの会話を強くアピールしています。これはこれでメリットもありますが、会話慣れこそはするものの、そこから先にはなかなか行けません。結局、それなりに座学も大事なわけです。しかし、会話練習が不足していた人にとっては決して悪い環境ではありません。語学の上達に「場馴れ」という要素は間違いなく必要だからです。なので、「この学校のカリキュラムが一番!」なんて、おいそれと言えないわけです。

エージェントはあてになるのか?

では、エージェントを利用するのはどうでしょうか? 

実は、こちらもなかなか難しいのが現実です。まず、質が玉石混合です。Brightureにもよく「エージェントをやらせてください」と言う方がよくいらっしゃいますが、その半分くらいは始めたばかりの素人同然の方です。そして1年くらいで辞めてしまうのです。エージェント業は参入コストがほとんどないので事情を飲み込めていない方が次から次へと参入してきますが、競争が激しい熾烈なビジネスです。

では老舗のエージェントなら安心かというと、こちらもなかなか難しいのです。エージェント業というのはコミッションで利益を得るビジネスですから、どうしてもコミッションの多いところにお客さんを送る傾向があります。コミッションのパーセンテージはいろいろですが、自社の利益がほとんど出なくなるほど支払っている学校もあると言われています。当然のことながら、学校選びを業者さんに任せると、多くの場合こうしたコミッションが多い学校へと送られていきます。

もちろん、良心的なエージェントさんも多数存在します。ただ、エージェント選びは学校選びかそれ以上難しいのが実態です。

Googleの検索結果はあてになるか?

では最後に Google の検索結果はあてになるのでしょうか? Googleの検索結果で一番よくわかるのは、どこの学校やエージェントがSEOに力を入れているかです。しっかりとお金をかけてガチでSEO対策をしているところが、確実に上位にきます。カリキュラムや講師の良し悪しなんてまったく関係ありません。無論、検索結果の1ページに出てくる学校が悪いわけと決まったわけではありません。SEOもしっかりしている上に、カリキュラムも宿泊施設も充実した学校である可能性は十二分にあります。ですが、検索結果が必ずしも学校の良し悪しを反映したものではないことは知っておいた方がよいでしょう。

では何を目安にすればいいの?

では、一体何を目安に学校を選択すればいいのでしょうか? ここでは有効と思われる方法を5つ挙げておきます。大切なのはWebサイトの印象でなんとなく決めるのではなく、実際にメールを書いたり人から話を聞いたりして、実際に情報を収集してみることです。

1)友人から紹介

一つは、実際に留学した友達からの口コミです。ダメな学校を積極的に友人に紹介する人はあまりいませんから、間違いの少ない方法の一つと言えるでしょう。それでもバイアスはかかるので絶対とは言えませんが、SEOでガチガチの検索結果よりはよほど信用できます。

2)体験レッスンを受けに行く

学校によっては東京や大阪などの大都市で、体験レッスンを提供しています。機会があればぜひ参加してみましょう。結局、百聞は意見にしかずです。また、オンラインレッスンを提供している学校だったら、そちらを先に受けてみるのもよい考えです。学校のレベル感やカリキュラムの練り具合など、実際に肌で感じることができます。

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3)説明会を聞きに行く

もしも検討している学校が説明会を開催していたら、実際に行ってみましょう。どんな人がどんな感じで運営しているのか実感できるからです。(Brightureでも定期的に開催しています)

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4)カリキュラムを確認する

資料請求などをして、カリキュラムを確認しましょう。どのような方針に基づいて、どのようなカリキュラムを提供しているのかきちんと説明している学校は、真っ当な学校である可能性が高いです。なお、セールスポイントが次の4つしかない学校はかなり危険度が高いです。

– 日本人経営だから安心
日本人経営の学校は300以上あります。何も言っていないのと同じです。

– カスタマイズ可能なカリキュラム
カリキュラムがない可能性が極めて高いです。

– フィリピン政府の認可を受けた正式校
ほとんどの学校はフィリピン政府の認可を受けています。受けていないで営業していると、罰金が課されます。結果として、受けていない方を探すのが難しいレベルです。

– 優秀な講師を採用!
これを謳っていない学校はありません。普通に考えて、「テキトーに講師陣を採用しています」などと書く学校があるはずがありません。これもまた、ほとんど何も言ってないのと同じです。

3)講師の採用基準を確認する

優秀な講師陣をどのような基準で採用しているのか聞いてみるのも一つの方法です。明確に説明できる採用プロセスがあるところは、真っ当な経営をしている可能性が極めて高いです。

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4)極端にエージェントを利用している学校は気をつける

エージェントを利用することは別に悪いことでもなんでもありません。健全な営業活動といってよいでしょう。ただ、学校はコミッションを支払った残高から利益を出さなければなりませんから、集客を極端にエージェントに依存してる学校は、どこかで大きくコストを削っています。コスト削減は主に2つ方法があります。一つは講師の人件費で、もう一つは宿泊施設や学校施設の質を落とすことです。この辺りの実態は来てみるまでわかりにくいですが、実際に行ったことのある人の実体験を聞くのが一番確実です。

5)希望する学校と実際にやりとりをする

希望する学校に直接資料請求をしたり見積もりを取るなどして、実際にやりとりをしてみましょう。返事を何日も待たされるようなところはやめておいたほうが無難です。また、上に挙げたような講師選びの基準やカリキュラムの有無などについて尋ねてみましょう。

フィリピン留学を成功させよう!

以上、なぜ学校選びが難しいのか、そして、どのように学校を選べばよいのか紹介しました。結局のところ、自分の手を実際に動かしてリサーチするのが何よりも確実です。漠然とググるだけで片付けず、メールを書いて資料請求をし、担当者を繰り返し、実際に希望する学校に行った知り合いなどに聞いて決めるのが一番確実です。

それでは留学の成功をお祈りしております。

Brighture
info+1@brighture.jp