上司から「英語ができないと今後キャリアとしてあかんぞ」と言われ、学習を続けた先に得たもの

ずっと日本の会社の国内事業にいながら、国際営業本部に異動したことがきっかけで、2018年5月に渋谷校でブライチャーの学習をスタート。My Brighture で週1回のレッスンを3年以上継続している 中野 潤(なかの じゅん)さん。どんなふうに授業を選び学習してきたかを聞きました。

中野 潤さん/40代/男性/会社員

ブライチャーを始めるまでの英語学習から教えてください。

学生時代から海外に興味がありました。半年間アメリカのワシントン州に語学留学したのですが、日本人が多く、結局英語はそれほどできるようになりませんでした。就職して国内事業に配属され、英語とはまったく縁がなくなりました。

その後、学習はしなかったのですか?

30代から「英語をやっておいたほうがいいだろう」と思ってTOEICの問題集などで自習をしましたが、あんまり意味がなかったと思います。

その後、国際営業本部に異動になりました。周りには英語で交渉できる人が増え、​​僕自身は仕事で英語を使う機会はほとんどなかったものの、自分もやらないわけにはいかないなと思って再度始めました。

まずは、ビジネスに特化した大前研一さんの「BBTオンライン」で学びました。

キックオフミーティングの司会を英語でやることになった

その後、上司が変わりました。米国に20年以上住んでいた人で、急に部署での英語の重要性が増し、「英語ができないと今後キャリアとしてあかんぞ」とはっきり言われました。それからしばらくして、本部のキックオフミーティングが英語で行われるようになったのです。

「日本人ばっかりなのに、なんで英語でやるんやろなぁ」みたいに思っていたら、海外の外国籍のメンバーも遠隔で入るようになり、キックオフミーティングは英語で行うことが普通になりました。 立場上、以前からキックオフミーティングの司会を僕がやっていたこともあり、そのまま英語で司会をやることになってしまったんです。

ブライチャーを知ったきっかけは?

その頃、たまたま、Twitterで松井博さんの発言に興味を持ったのです。「多読」とか、「発音が大事」とか、「英語に浸れ」とか、聞いたことがなかったようなことをおっしゃってたんです。面白そうだし、共感できるなと。

まずブライチャーで発音をやってみようと思いました。当時のブライチャーはセブ島への留学がメインでしたが、留学している時間はありません。調べてみると、渋谷校(当時)があった。

発音をやったのはなぜでしょうか。

当時、キックオフの司会は、スクリプトを読んでなんとかこなしていましたが、発音に苦労していました。理解してもらえないこともありましたし、(Appleの音声認識の)Siri にも伝わらない。

あと、部署のメンバーに対して「英語やらなあかんよ」と言ってるので、自分自身もやってるところを見せないといけないですよね。

発音の授業(PP)、初めの印象を教えてください。

発音をちゃんと習ったことはなかったので、こんなに知らなきゃいけないことがいっぱいあるんだ、とびっくりしました。 皆さんは先生が「容赦ない」と言うけれど、僕はそうは思わなかった。間違いが直るまで何回もやってくれるのは、むしろありがたいと感じました。

渋谷校に松井さんがたまたまいらして「発音が悪いとアホやと思われて損になるときがあるから、まず発音をやってください。次にライティングが重要です」とアドバイスを頂き、PP(Phonics & Pronunciation)LS(Listening & Speaking)RW(Reading & Writing)の3つをやりました。

発音を1年やって、変化を感じましたか

ありました。一番大きいのは文字を見て、どう発音するかがわかるようになったことです。フォニックスですね。例えば、洋書を読む時に、頭の中で発音に対するストレスがないことに気づきました。

ただし、LS のクラスはまだキツかったです。正直、自分には聞くのも喋るのもレベルが高かった。

ライティングも同様で、「こんなの日本語でも書けないよ……」というテーマでエッセイを書かないといけない。1年半くらい頑張って続けたのですが、どうしても書けないテーマがありそのままフェードアウトしてしまいました。

ただ、ブライチャーで一通り発音のクラスが終わると、口の形や発音方法がわかりました。その後、「英語喉」という英語の声の出し方のレッスンを受講したのですが、口の形や発音方法に加えて、声の出し方が分かるようになることで、発音することがとてもラクになってきました。同時に、だんだんリスニングも前より音として聴けるようになった。

今はブライチャーを中心に、英語喉、BBTオンラインの3本立てでやってます。

会話なのに細かい文法のチェックとフィードバックがあるのがありがたい

発音の授業が終わってからはどうしましたか。

発音の授業(PP)が終わると、SF(Speech Fluency)に移行しました。リンキングや、続けて話す場合のトレーニングがとてもよかった。ケネディ大統領とかのスピーチは意味が分かりにくく、しゃべっていても、もやもやして辛かったこともありましたが、楽しかったので続けました。

その後、深い理由はなく、日常会話のクラス(DC:Daily Conversation)に移行しました。その頃、ビジネスのロールプレイがメインのBBTオンラインを再開したのですが、フリーな会話ではなかったので、「英語を普通に使う機会」が欲しいな、と。

ブライチャーのDCクラスは、会話なのに、細かい文法的なチェックなどのフィードバックがありがたい。もちろん、他の学校でもそれなりに文法ミスなどの指摘はありますが、いつもじゃない。

一方、ブライチャーはあらかじめ使うフレーズが指示され、デフォルトでどの先生も発音・文法ミスを必ず指摘してくれるため、英語力を上げるところに特化してくれる感じがします。

波長が合う先生が見つかり、会話が楽しいです。

先生はどうでしょうか。

すごくレベルの高い先生方に教わっていると思います。また、多くの関係者が言うほどスパルタじゃないです。優しいし、コミュニケーションもうまい。

ミスを毎回指摘するのは、先生もストレスだと思いますが、やるべきことに対して、ちゃんと責任を持って指摘してくれる。いい加減なままほったらかしにはせず、できるまで付き合ってくれる。単なる会話の練習ではなく、英語をきちんと教えてくれる。それが他社との大きな違いだと思います。

ご自分でのインプットはされていますか。

英語の子供向けの本「Who was シリーズ」とかを読んでいますが、楽しいです。去年の夏からペースが上がって、40冊読みました。

松井さんが日常的にネイティブ向けのPodcastを聞く事をBlogで勧められていたのですが、こちらはなかなかレベルが高い。今は BBC world news を朝、夜は How I build this をメインで聞いています。まだまだ、意味がそこまで入ってこなくて、集中してもわかるのは6割くらいです。ただ、音として聴けるので楽しく聴ける。

あとは、もう少しわかりやすい Culips とかもききます。1月から最近話題の「英語のハノン」も毎日練習してます。

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3年経って変化はありますか?

キックオフの司会や短いプレゼンをやる機会がありましたが、きちんと準備をすれば伝わるようにはなってきたと思います。

録画したのを聞くと「全然あかんなぁ、ああ恥ずかし」と自分では思う一方、「わかった」「伝わった」と言ってもらえるようにもなりました。

今の課題を教えてください。

課題はリスニングとスピーキングです。もう、本当にいろんなPodcast をもっと聞けるようになりたい。スピーキングはまだまだたどたどしいので、言いたいことがスムーズに出て来ればなぁ、と。

ブライチャーをお勧めしますか?

強く勧めたいです。会社の同僚にブライチャーを勧めたところ、渋谷の頃から「これはいい」と今でも続けているメンバーもいます。

ただ、できないところをできるようになるまで何回も指摘されるので、人によっては反発する気持ちが出てくるかもしれません。自分のやり方を譲れない人は、お試しでやって判断されるのがいいかな。

大体どの先生もレベルが揃っているので、安心して、トライしてもらえればいいと思います。素直に受け止められる方ならお勧めです。

松井さんの言ってる「英語に浸る・発音・実践で使う」に共感しています。楽しんでやってるので、英語の勉強をしているという感覚はほとんどないです。あえて言うと僕の英語の勉強はブライチャーを軸にBBTオンラインと英語喉、この3つはいい組み合わせだと思っていて、今後も続けていく予定です。そして、子供向けの洋書を読んだり、Podcastを楽しむことで「英語に浸る」を実践したいと思います。

ありがとうございました。