17 7月 TOEIC 900点 から「話せる英語」を目指して発音から改善
ずっとTOEICの勉強をしてきて、900点を超えていたYさんの悩みは「TOEICの点数は高いが話せないこと」でした。2021年5月から現在まで２年以上 My Brighture でレッスンを続け、録音した自分の話し方がまったく変わっていることに気づいたそうです。
Yさん/40代/女性/社会人
まず、どんな英語学習をしていたのかを教えてください。
ずっとTOEIC中心に勉強していました。TOEICは大学時代から受けていて、当時745点を取りました。3ヶ月くらいTOEICの塾に通って800点台に上げ、一度フィリピンのTOEICに特化した学校に１週間行って、マンツーマン８コマくらいの授業を受け、900点を達成したのです。
なぜTOEICだったのですか。
点数があり、わかりやすかったからだと思います。まず800点をとって、もう少し頑張ってみようと思ったら、トントントンと上がったんですね。塾でテクニックを教えてもらい、ひたすら問題をタイムトライアルで解いたりした効果が高かったと思います。
ところが、そこから停滞し、点数が伸びなくなってしまいました。それに喋ることができません。よくある「日本人でTOEICの点数は高いけれど話せない人」になってしまっていました。
なぜ今喋る練習をしようと思ったのでしょうか？
周囲の人は英語のうまさを、TOEICの点数ではなく、喋る姿で評価するんです。900点というゴールも達成したけれど、価値がないなと。最近は英語学習のYouTuberにも、「TOEICの点数だけじゃなく、喋れるようになろうよ」という方が増えています。
仕事はIT系で、ときどき海外の現場の人の問い合わせとか、テレビ会議があって、もう少し喋れるようになりたいなと思っていました。
そして少しずつ、いつかは英語を使って仕事をしたい。準備したいと思うようになりました。そこで、格安オンライン英会話で「カランメソッド」を1年くらいやったのですが、物足りなかったです。先生が生ぬるく、「頑張って」としか言わない。
発音の授業も受けていたのですが、「いいね」と言われるだけだった。このままずるずるやるのもなと思って、やめたのです。その頃にブライチャーを知りました。
最初の授業で「できていないこと」にショックを受けた
ブライチャーを知ったきっかけを教えてください。
松井博さんのツイッターをフォローしていて知りました。コロナ禍でテレワークとなり少し時間ができたので、GWにふとやってみようと、無料体験で発音クラス（PP：Phonics and Pronunciation）を受けたのです。
最初の授業でショックを受けました。
それまでは、日本人としてはリスニングも発音もできるほうだと思っていたのですが、１回目の授業で多くの指摘を受けて、「できていないこと」に衝撃を受けました。
格安英会話の先生と比べると、とにかく話すのが早くて、ナチュラルスピード。そして先生の発音が美しく「素敵だな」と思いました。授業の録音を使って自分と先生の音声で復習したとき、自分の発音は思っていたのと全然違うことが、聞いていてわかりました。続けてみようと思って、５月から最初は週３くらいでPPをやりました。
なぜPPにしたのですか？
まず、文章をちゃんと読めるようになろうと思いました。それができるようになってから、喋る練習をしようと思ったのです。
まずは母音から始めました。カリキュラムがあって、全部終わったら、何か上手く越えられるんじゃないかと思いました。
しかし、実際に終わらせたのは、2021年年末になりました。他の方よりも、かなり回数をかけて終わらせたと思います。とにかく授業について行くのが精一杯で、習った音を出そうと必死でした。
終わってから、変化は感じましたか？
その間にも時々TOEICを受けていたのですが、リスニングの点数が上がりました。450点を超えて、470点がコンスタントに出るようになりました。
ただ、単語は読めるのですが、文章になるとたどたどしいんです。今度はそこを超えたいと思い SF（Speech Fluency）をやりました。
2021年9月にはオンライン留学プログラムを１週間受講されています。
夏休みが取れたので１週間オンラインでやってみようと思ったのです。午前中３コマのクラスでした。
ただ、このときはPPのクラスよりも、楽しくなかったのです。特に LS（Listening and Speaking）はつまらなかった。
原因はなんでしょうか？
おそらく先生との相性だと思います。普段の先生に比べると、その先生は少し反応が薄い方で、いいのか悪いのかをはっきり言ってくれず、ちょっとガッカリしたのです。リスニング教材も興味をもてるものではなく質疑応答もうまく話せない。LSに対して苦手意識が強くなってしまいました。
その後はどうされたのですか。
また My Brighture のレッスンに戻りました。ある時期、ポイントを間違えて買ってしまって、それまで週３回だったのが、ほぼ毎日やることになり、それをきっかけにSFのレッスンが習慣化しました。
SFをずっとやって変化はありますか？
私はICレコーダーで授業を録音し、後で必ず１回は聞くんですが、確実に自分で音が出せるようになってきて、上達を感じます。自分の声を聞いて、何回かここはスムーズに発音できてるじゃん、うまいじゃん、となりました。以前はまだまだで、自分の声を聞くのが嫌だったんですね。今はイントネーションも改善して音のミスや無駄なポーズも少なくなった。発音に関してはかなり安定してきたと自信がつきました。。
先生から「もう少し喋るほうをがんばろうよ。LSをやってみないか」と言われて、最近LSを開始したのです。今は楽しいです。
なぜ以前つまらなかったLSが楽しくなったのでしょうか？
今の先生はきちんとフィードバックがあり、スピーチするときに、「こういう表現にしたほうがいいよ」「こういうことを順番に付け加えられるとボリュームを出せるよ」とか具体的なアドバイスをいただけるからです。
でもまだまだで、聞いたり読んだりはそこそこわかるのですが、文章やアイデアが出てこないです。
ICレコーダーで授業を録音し、文字を読まずに音だけで単語を覚える
先生は固定していますか？
固定しています。最初に好きだった先生が辞めてしまったときに探して辿り着いたのが今の先生です。私は指摘がしつこく、教え方が熱心な先生を選んでいます。もちろん厳しい指摘が続いて、ときどき心折れそうになりますが、でも乗り越えたら上手くなると思ってずっと続けています。
また私は先生との相性はあると思います。好きな先生が辞めた後、今の先生と会わなかったらブライチャーのレッスンはやめていたかもしれません。相性の合う先生と出会ったほうが楽しくなる。そういう先生だと思ったら受けてみる。いい先生に出会えて上達したのかな、と思っています。
自習は何かしていますか？
引き続きICレコーダーで録音したものをウォーキング時に30-40分毎日聞いて口に出すようにしています。
読むときには、つい文字を読んでしまうのですが、改めて音だけで聞くと気づきがあるので、間違えたところを「音で」直します。知らなかった単語も綴りを見ずに、「音で」覚えるんです。そして、次のレッスンでできるように練習しています。これが積み重なっていて、いい感じになっている。
ほかにはPodcastとかNHK World Japan News、CNNの雑誌を購読し、ニュースやネイティブスピードの音を聞くようにしています。コンテンツは、オンライン留学のフィードバックの時にアドバイスを受けました。
一番最初に習い出した頃の録音を聞いてみたら、自分の喋りが全然違ったので驚きました
２年間振り返って変わりましたか？
すごく変わりました。最近、一番最初に習い出した頃の録音を聞いてみたら、自分の発音が全然違ったんです。今なら「これが悪い」と自分で指摘ができます。先生方のお話しされる英語がきれいで、聞いてるだけで勉強になる。発音はここまでいい授業を提供しているところは少ないのでは、と思います。母音やイントネーションなど、習わなかったら、いつまでも間違った発声のままで矯正できていなかったかも。
「TOEICの点数が高いのに喋れない人」は多いと思います。何かアドバイスはありますか？
TOEICはベースを固めるにはいいかもしれませんが、私はTOEICに向かっていた時期が長すぎたと思っています。もっと早く、800点くらいのときに喋るほうに行けばよかった。ただ、そのとき、自分一人で何かできたか？ というと、難しかったと思います。
今後の課題はなんでしょうか。
将来はビジネスの場でファシリテートなどで使えるようになりたいと思っています。まだ自分のスピーキングの勉強は確立できてないような気がしていて、ブライチャーの先生ともう少しまともに喋りたい。きちんとした文法で、自然な英語で伝えたいと思います。
LSはそのきっかけになるかもしれないです。もっと負荷をかけてスピーキングのトレーニングに取り組もうと考えています。私はテストがあると練習するのでTOEICスピーキングテストを定期的に受けて活用しようと思っています。
ブライチャーを受けようと思ってる人にアドバイスをお願いします。
まず発音クラスがおすすめです。綺麗に喋れるのがわかるから、何より楽しいです。私は何より先生が素晴らしいからひかれました。
順番としては発音を固めて、一つ一つの音をきちっと出せる練習をしてから文章を読む練習をするといいと思います。こうすることで、シャドーイングとか記事を読むのが楽しくなります。
ありがとうございました。
