英語を極めるためブライチャーへ。TOEIC915、東京大学卒、米国留学。ーー高橋季央さん

今回は、東大卒コンサルタントの高橋季央さんにインタビュー。大学を1年休学し、ニューヨークの大学に留学。英語でコミュニケーションが取れるようになったものの、学校で覚えたためカジュアルな英語しか喋れませんでした。今回はビジネスで通用する英語を身につけるため、ブライチャーにやって来ました。

高橋季央さん /20代 /コンサルタント/4週間


留学までの経歴を教えてください。

大学卒業後、コンサルタントとして4年間勤務しました。来月から、企業研修を行う会社に転職します。

次の職場では英語を使う機会があるのですか。

現在は国内企業の企業研修がメインですが、今後は海外にも展開したいので、外国人をコーチングできるだけの英語力を身につけたいんです。

高橋さんは東京大学卒、TOEIC915点……今まで相当英語を勉強されたのでしょうね。

大学卒業までは、やりました。卒業後は、オンライン英会話、語学学校、ドラマ鑑賞に手を出しましたが、どれも長続きしませんでした。

しかし、「事前カウンセリング」では、高橋さんのスピーキング能力に「松井」も舌を巻いていました。TOEICが高くても喋れない人は大勢いますが、なぜ高橋さんは喋れるのでしょうか。

1年休学してアメリカの大学に通ったからだと思います。キャンパス内の寮で暮らしたので、英語漬けの日々でした。

最初は授業についていくだけで精一杯でしたが、帰国するころには、カジュアルな会話なら難なくできるようになりました。

大学は「英語で学ぶ」場所

英語を極めるためブライチャーへ。TOEIC915、東京大学卒、米国留学。

そこまで高い英語力がありながら、今回留学することを決めたのはなぜですか。

ビジネスで通用するライティング力とスピーキング力を手に入れるためです。

私の英語は、キャンパスと寮で覚えた「学生英語」。情報を正しく、漏れなく、失礼のない方法で伝えられるようになるには、たくさん間違いを指摘してもらうことが大切だと思います。

リーディングとリスニングは受験勉強や留学を通して十分に伸ばせましたし、これからも自分1人で取り組めます。

ただライティングとスピーキングについては、フィードバックを貰う機会が今までほとんどなかったので、転職を機に学校に通うことにしました。

大学留学時代に、ライティングとスピーキングについて教授から英語について指導されなかったのですか。

されませんでした。とにかく毎日レポートを提出して、ディスカッションに参加することが大事で、英語自体は意味が通じれば問題ありませんでした。日本人だから大目に見られていたと思います。

ボキャブラリーはかなり増え、英文を大量に書くことにも慣れましたが、文章自体に対するフィードバックは貰わなかったので、洗練された文章を書けるようにはなりませんでした。やはり訓練しなければ身につかないと思います。

ほかの語学学校から、ブライチャーを薦められた

英語を極めるためブライチャーへ。TOEIC915、東京大学卒、米国留学。

アメリカにも語学学校はありますが、なぜ今回はフィリピンで英語を勉強することにしたのですか。

マンツーマンで質の高い授業を受けるためです。同じお金を払うんだったら、たくさんアウトプットできて、細かくアドバイスを貰える環境のほうが絶対いいです。アメリカだと先生1人に対して生徒が十数名になってしまうので、フィードバックはマンツーマンレッスンの十数分の1になります。

では、ブライチャーを留学先に選んだ理由を教えてください。

米アップルでシニアマネージャーを務めた松井さんがカリキュラムをデザインしているので、以前から興味がありました。実際に「卒業生インタビュー」を見ると

  1. どれくらい英語が伸びたのか
  2. なぜ伸びたのか
  3. 伸びたと実感できたエピソード

がロジカルに書かれていて、短期間で英語を伸ばせると確信しました。

また、セブで語学学校で働いた友人から「英語上級者でも成長できる」「ビジネス英語も学べる」と薦められたのも決め手でしたね。

では、4週間ブライチャーで勉強した感想を聞かせてください。まずはライティングからお願いします。

「良い文章」を書けるようになりました。留学前は、量を書くことには多少自信がありましたが、質は今ひとつでした。

良い文章、とはどのような文章ですか。

シンプルで読みやすい文章です。

主語と動詞を離し過ぎたり、1つの文章にアイディアを複数個盛り込んだり、関係詞や接続詞を多用して長くした文章は、読者を無視していると教わりました。

ブライチャーに来る前は、大学受験時代に読んだような長く複雑な文章を書くことが高い英語力の証明になると考えていたので、ショックでしたね(笑)。

「Writing Reviews」「Enhancing Expressions」で、簡潔に書くことを徹底し、毎日添削を受けたので、かなり ”さま” になってきたと思います。

それでは、スピーキングはいかがですか。

喋れる量が格段に向上しました。

なぜ、たくさん喋れるようになったと思いますか。

「One on One Listening and Speaking」のおかげですね。プログラムの1つに、あるトピックについて話せるだけ話す訓練があるのですが、それが効きました。

よく知らないことについて長時間英語で喋り続けるのは本当に辛かったですが、たった1週間、毎日40分間喋り続けただけで、考えるよりも前に口から英語が出るようになりました。

また「Writing Reviews」「Enhansing Expressions」で、自分の意見を簡潔に、英語圏で使われる論理構成で表現する訓練をしたので、アウトラインを瞬時に作って話し始めることができるようになり、話を膨らませやすくなったんです。まるで、英語で話を広げる回路が脳内にできたようでした。

ありがとうございます。それでは、スピーキングの正確性についてはいかがでしょうか。

成長しましたね。ライティングの授業で、正しくシンプルな文章を書くことを徹底したからだと思います。

以前は大学留学時代のライティングと同様、長くて複雑な文を喋ろうとしていたので、自分でも何を言っているのか途中でわからなくなる時がありました。

実務経験に基づいた実践的なビジネス科目

英語を極めるためブライチャーへ。TOEIC915、東京大学卒、米国留学。

ほかに印象的だった授業はありましたか。

「Business Coaching」ですね。多国籍企業で、いかに社内で立ち回るかをロールプレイング形式で学ぶのですが、提供されるシチュエーションが生々しくて面白かったです。会議に協力的でない同僚の注意のしかた、問題が起きた際に自分の部署の非を棚上げして関係部署に非を認めさせる方法、注意しても改善が見られない部下に、効果的にプレッシャーを掛ける方法などを学びました。

授業の流れは

  1. 状況設定、およびゴールの確認
  2. ゴール達成のためのプロセス説明
  3. 各プロセスで有効なフレーズの紹介
  4. ロールプレイ
  5. 講師からのフィードバック
  6. 2回目のトライ

の6段階です。

英語だけではなくて、外国企業の文化を疑似体験できたのも良かったです。米アップルでマネージャーをしていた松井さんがいるブライチャーならではの授業だと思います。次回ブライチャーに戻ってくる際には、もう一度受けたいです。

それでは、ブライチャーで伸ばせなかったことはありますか。

ないですね。ボキャブラリーをもっと増やせればとも思いましたが、それは日本で1人でやれば良いので。

ブライチャーでしか学べないことに集中して、期待した成果を上げられました。

ありがとうございました。それでは最後に、ブライチャーで留学を考えている人にメッセージをお願いします。

単語や文法など、独学できるものは留学前にやっておいたほうが良いです。基礎が固まっていれば、先生の説明も理解しやすいので、効率よく英語力を伸ばせます。

また留学中は、先生、カリキュラム、そして自分を信じて、勉強漬けになる覚悟が大事です。そうすれば短期間でも必ず効果が出ますよ。