英語のスピーキング練習は、ボクシングのスパーリングと同じ!?

ブライチャーの松井です。今日は英語での会話力、スピーキング力の伸ばし方について考えてみたいと思います。

英会話をすると、話した時点でその人の英語の総合力がハッキリと現れます。

総合力が高い人はビジネストークはもちろんのこと、政治、経済、あるいは哲学や宗教といった内容について、なめらかな英語の発音で深い会話を交わすことができるのです。

ところが総合力が低い人は、昨日あった出来事を説明したり、道順を聞く程度の会話を、何度も言い直しながら話すのが精一杯です。

英語のスピーキングは練習はスパーリングと同じ

英語でのスピーキングの練習は、ボクシングで言えばスパーリングのようなものです。

基礎体力を養い、一つ一つのテクニックをある程度磨いた上で実践に即した練習をすると、今の自分に何が必要なのか、よりはっきりと把握することができます。

そうやって見えてきた努力のポイントにさらに注力することで、英語のスピーキング能力を短期間で伸ばすことが可能になります。

英単語が足りないのが分かった時にすべきなのは英単語を増強することです。英語の発音が悪いとわかったときににすべきことは、発音の矯正です。

リスニングが低いなら、それに特化した練習をするべきです。文法がわからないなら文法の学習をすべきです。

ただ漫然とフィリピン人講師相手に会話練習をたくさんしても、なんとなく場慣れするだけのことで、高度な会話を営むことができるようになることなどありえません。

それどころか、場慣れしたのはフィリピン人講師の方であって、実は受講生自身ではないかもしれないのです。

これはフィリピン留学ではよく起こります。フィリピン人講師があまりにも日本人との英会話に慣れすぎていることが問題です。

英語のスピーキング練習はいつからすればいい?

では英語の基礎がしっかりと出来上がってからスピーキング練習をすればいいのかというと、それはそれで違います。ネイティブの子供だって、十分な語彙を獲得してからしゃべり出すわけではありません。

2歳児は2歳児なりに、4歳児は4歳児なりにその時に持っている語彙の中で会話をすることで、どんどん会話慣れしていきます。

そして、たとえ知っている言葉が100語しかなくても、その枠の中で会話練習をすることで成長していきます。

そして自分に足りないところが見えたらそこを補強し、そしてまたスピーキング練習に臨むのです。

ブライチャーでのスピーキングの練習は?

ブライチャーでは総合力を高めつつスピーキング練習ができるよう、カリキュラムを設計しています。

英語の発音はそれに特化したカリキュラムでキッチリとマスターしていただき、リーディングやライティングを通じて、文法をしっかりと身につけたり、暗記した単語を使い、慣れていきます。

その上で会話練習に臨むことで、スピーキング力のレベルをアップさせていくのです。

これがブライチャーの会話練習へのアプローチです。ぜひ体感してみてください。

博 松井
hiroshi.matsui@brighture.jp

著書に『僕がアップルで学んだこと』『企業が「帝国化」するアップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔』などがある。2009年まで米国のアップル本社にシニアマネージャとして勤務。大学や企業での講演も多数。