ローマ字が日本の英語教育をダメにする。ローマ字と英語の違いとは?

ブライチャーの松井です。今回は、日本の英語教育の中での弊害であるローマ字教育について考えてみたいと思います。

最初に習うアルファベットとは

僕らが人生で最初に習うアルファベット、それはローマ字です。僕は小学校4年生でこのローマ字を習いましたが、今は3年生のようです。そして実はこのローマ字、英語学習において、百害あって一利なしなのです。

ローマ字の弊害はたくさんあるのですが、母音は:

A = あ
I = い
U = う
E = え
O = お

の5つだけという誤った刷り込みがなされてしまうことです。しかし、英語の母音の発音は16種類あります。

するとどういうことが起きるのでしょうか?

当たり前のことですが、bag =バッグ、hit = ヒットというような、いわゆるカタカナ英語があっという間に染みついてしまいます。

school,type,street,little,rhymeなどといった、スペルは簡単なのにローマ字読みを適応できない単語の発音にはつまずいてしまうのです。

それどころか cake, hike, cube などの長母音ですらつまずいてしまう子がたくさんいます。

なんでもそうですが、最初に定着したものを修正するのは、膨大な時間を要します。

多くの子供たちがローマ字読みをすっかり定着させてから中学に入るため、せっかく中学校で英語を習い始めても、ローマ字読みからはほとんど脱却できません。

スペルを覚えるのにも一苦労、話してもまったく通じないということになってしまうのです。

現代の中学1年生の英語テスト

上のような話を日本に住む友人にしていたところ、その友人が「中一の息子の英語の中間テストにローマ字の問題が出ていたよ」と、テストを写メして送ってきてくれました。

ローマ字が日本の英語教育をダメにする。ローマ字と英語の違いとは。中学1年生の英語のテストにローマ字の問題|ブライチャーブログ

僕はこのプリントをみて思わず自分の目を疑いました。

これから英語を初めて習うというときに、なぜ混乱の元となるローマ字を復習させたいのか?こういった問題を出す意図が全く理解できません。

新中学生たちが今後英語学習でつまずくよう、嫌がらせをしているとしか思えません。

この生徒たちは、例えば milk というスペルと、「ミルク」というカタカナ英語にどういう整合性をもたせていくのでしょうか?

ローマ字は百害あって一利なし

ハッキリ言いましょう。ローマ字を早期に覚えても、英語学習の害になるだけで、いいことなんてひとつもありません。

ローマ字と英語は別物です。そういう区別が中学1年ですぐにつけられる子はいいでしょう。でも同じアルファベットであるが故に、混乱をきたす子も相当いるはずです。僕もそのうちの1人でした。

えっ、でもコンピュータはローマ字入力だって? ご心配無用です。アメリカで育った私の息子たちはローマ字なんて知りませんが、中学生ごろになったら勝手にローマ字入力を覚えてちゃかちゃか日本語を打っています。

どうしてもローマ字を教えたいのなら、英語→ローマ字の順序で教えるべきでしょう。

「ローマ字の弊害」を乗り越えるには

ブライチャーでは、まず最初にフォニックスを学習していただき、ローマ字英語からの決別を図ります。またアメリカの小学校などで使われる単語学習帳などを用い、発音とスペルをしっかりと一致させます。

ローマ字が原因で自信をなくしてしまったかたは、ぜひブライチャーの発音矯正レッスンで、自信を取り戻してください!

フィリピンセブ留学ブライチャーのカリキュラム

発音を徹底的に矯正するクラス「Phonics & Pronunciation」
博 松井
hiroshi.matsui@brighture.jp

著書に『僕がアップルで学んだこと』『企業が「帝国化」するアップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔』などがある。2009年まで米国のアップル本社にシニアマネージャとして勤務。大学や企業での講演も多数。