12 9月 「これから世界を旅する」そのスタート地点に立つ藤井さん

藤井 準人さん | 20代 / 学生 / 12週間

藤井さんは現在大学生ですよね？

はい。大学生なんですが、自分の思い描いていた大学の理想像と実際の大学像が大きく違ったことにショックを受けて、今は休学をしています。初めは大学を辞めようと考えていましたが、親からの反対もあり、休学という選択をしました。

なるほど。実際思い描いていた理想像とはどのような感じだったんですか？

大学生はとにかくすごい！笑　と思っていました。ディスカッションとかも盛んに行われていて、もっとアクティブな学生が多いと思っていたんですが、実際自分がディスカッションをやろうと持ち出しても、反応が薄く、大半はそれほど活動的ではなかったんです。もちろん人にもよりますが、どちらかというと遊んでいるというイメージでした。

休学を選択されたということですが、今は何をしているんですか？

たくさんのことに挑戦しました。例えば、インバウンド向けのウェブサイトを立ち上げたこともあります。このウェブサイトは、京都などの日本の観光スポットの360度のパノラマカメラで撮影した写真を集めて、これから日本に観光する外国人に紹介するサイトです。またアメリカの大学でも日本の広報の一人としてインターンをしました。

アメリカの大学が考える素晴らしい教育システムとは？

アメリカの大学でインターンですか？

はい。私自身教育について興味があったんですが、その時にアメリカのミネルバ大学という大学を見つけました。そしてそこの教育方針に感銘を受けたんです。この大学は、リアルなキャンパスが存在しないのですが、世界に７つの寮があり、この寮を住み渡りながら学習をします。世界中にある寮に住み渡りながら学習するので、実際に世界を肌で体感することができるんです。世界を体感することはとても重要だと思っています。

なるほど。でその大学にインターンで働いたということなんですね

はい。たまたまミネルバ大学の説明会が日本であったので、参加したんです。参加者が私を含めて数人しかいなかったんですが「こんな素晴らしい教育システムがあるのになぜこんなに参加者が少ないんだろう？」と思いました。そこで、この素晴らしい教育システムをもっと日本に広めたいという一心から、説明をされていたミネルバの日本の代表の方に、働かせて欲しいと自ら伝えました。これがきっかけで、ミネルバ大学でインターンをさせてもらうことになりました。

素晴らしい行動力ですね。ではその頃から英語学習を本格的にスタートしたのですか？

る英語、特に話す英語に関してはここ１年ほどです。オンライン英会話など使って勉強をしていました。

今回フィリピン留学を決断した理由はいかがですか？

もともと世界を旅したいという思いがありました。そして世界の教育事情を肌で感じたいと思っていたんです。しかし世界を旅するのにもお金がかかるため、お金の問題を解決できればと考えていました。そこで見つけたのが、トビタテ！留学JAPANという奨学金制度の存在です。これは学歴や成績も不問で、留学のプランと人物の評価で奨学金を出すという画期的な制度なんです。それを見た瞬間すぐに応募し、これから世界を旅するためのプランを作りプレゼンをした結果、奨学金を勝ち取ることができました。そして、今回の旅のスタート地点がブライチャーです。これから世界を周るために英語をしっかり身につけたいと思っていました。

フィリピン人講師が間違った英文をしつこく指導してくれた

意識が高いだけではなく実際に行動を起こしているのが素晴らしいですね。ブライチャーでの留学生活はどうでしたか？

創業者の松井さん・中西さんと話す機会があり、教育に対して本気で考えることが伝わりました。特に「楽しい」という雰囲気は一切ないと感じました。笑　またカリキュラム・講師の質の高さも評判があり、ブライチャーを選択しました。私の英語力といえば、ブライチャーに来る前は自分が得意とする教育分野の話なら話せましたが、日常会話に苦労していたという具合です。

では実際ブライチャーを体験していかがでしたか？

質が高かったです。特に担当してくれた講師が非常に良かった。人に何かを教えるって非常に難しいと思っていて、頭が良いだけや、知識があるだけでは対応できないと思うんです。でもブライチャーの講師はそれが出来ていました。特に自分が発言した英語を瞬時に修正してくれる姿勢が良く、このおかげで英語力が伸びたと実感しています。

日本人スタッフの対応はいかがでしたか？

良かったですよ。お金を引き出そうとATMにカードを入れたら、カードがATMから出てこなくなったという事件があった時もかなり迅速に対応してもらったので。笑　この時はさすがに焦りました。ああ、ここはフィリピンだ！と実感しました。笑

そんなことありましたね。笑　ではこれからの藤井さんの未来について教えて下さい。

お伝えした通りにはなりますが、世界の教育をしっかり自分で体感するために、世界を旅にします。具体的には、シンガポール、アメリカ、オランダです。滞在先では各国の教育現場の視察を行います。

これから本当に楽しみですね。では最後にこれから留学を考えている方へのメッセージをお願いします。

留学をしたい人は、１００％したほうがいいと思います。

理由は、色々あるんですが、一番の理由は、人は死ぬからです。しかも、その時がいつ来るかなんて誰にもわからないですよね。もしかしたら、僕だってこのインタビューのあと、どこかの道を渡ろうと思った瞬間に交通事故にあって命を失うこと可能性だってあります。そんな一回性の人生だから、もしかすると「留学したい！」と思っている内に、人生が終わるかもしれない訳です。

ですから留学を悩んでいるのなら、一刻も早く世界に出たほうがいいと思います。逆に留学して後悔することなんてないですし。 あと最後に、これはありきたりな表現ですけど、留学するなかで、全く違う世界を体感することは本当に価値のあることだと僕は思います。それによって、日本の良さを世界と比較して再認識することが、僕はできました。

よく言われることですが、これは世界に出ないといくら日本にいても分からないんですよね… 人の知覚は、比較しないとその差を認識できないようにできてるので。 人生をより楽しむためにも、日本での暮らしをより深く感じられるようになるためにも留学は絶対にすべきだと思いますね。 ありがとうございました。

「これからブライチャーで学んだ英語を使って、世界の教育現場に足を運びます。楽しみです。」