今すぐできる!英語に慣れ・話すために実践すべき8つの方法

英語を話すために必要なこと。それは英語に慣れるということです。

英語がまったく頭に入ってこない!どうすれば……

日本人の方ならそういった経験をしたことがあるのではないでしょうか?

例えば、海外旅行をして最初に苦労するのは、街の看板やレストランのメニューなどの簡単な英語が頭に入ってこないことです。

文字だけではありません。外国での飛行場や機内でのアナウンス、あるいは入国審査なども同様です。

大したことを聞かれるわけじゃないのに、なんだかうまく聞き取れない上に、大事なことを聞き逃したのではないかと妙に不安になるものです。

どうしてそんなことになるのか?話は簡単です。要するに英語そのものに目も耳も慣れていないからです。頭が英語を処理することに慣れていない、と言ってもいいかもしれません。

英語をしゃべれるようになりたかったら、もちろん英語の勉強というのも大切なのですが、それ以前に英語を聞いたり読んだりすることに慣れてしまうことも同じくらい重要です。

英語に大量に触れ、英語に浸るうちに、だんだんと脳が英語慣れしていきます。

今日は、日本に住んだままでも英語慣れができる方法を考えてみましょう。どれも私が実際にやってきたことですので、効果は保証します。

英語に慣れるために実践すべき8つの方法とは?

では、これから英語に慣れるために実践すべき8つの方法について、1つずつ解説していきます。

1. PCやスマホを英語モードにすることで英語に慣れる

私のコンピュータもスマホは、インターフェイスがすべて英語になっています。するとシステムやアプリが表示する警告文も全て英語になるわけです。またグーグルのインターフェイスも英語に設定してあります。些細なことですが、少しばかりでも英語に触れる量を増やすことができるのです。

2. ググる時は一度英語で検索してみよう!

何かググる時は、少なくとも1度目は英語でやってみます。意外にそれだけでも用が足りるのです。また、検索結果がズラッと英語で表示されるのに目が慣れ、こういった小さなことを積み重ねることがあなたの英語力を高めるのです。

3. パソコン上の辞書は「英英、シソーラス、英和」で表示されるように指定しておく

これはマックでの話ですが、Dictionary というアプリケーションの初期設定で辞書の優先順位を指定することで、簡単に英英辞書にアクセスすることができます。私は「New Oxford American Dictionary」「Oxford American Thesaurus」「ウィズダム英和辞典/和英辞典」の順にしています。

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そしてわからない単語に遭遇したらそれを選択して3本指でタップ。するとこんな感じで意味が調べられます。

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とても重宝するので、ぜひ設定を変更してみてください。

4. ソーシャルメディアの設定を英語にする

twitter, Facebookといったソーシャルメディアのインターフェイスを英語にします。些細なことですが、これだけでも確実に英語に触れる量が増えます。

5. 洋楽を聴く

基本的に聴く音楽はすべて英語の歌にしてしまいます。洋楽を聴くだけでも耳が英語に慣れていきます。

6. ラジオも英語で聴く

私はTuneIn Radioというアプリを利用して、KQED Radioなどと言ったニュース番組を常々聞いています。日本に住んでいたころは英語のニュース番組やオーディオブックなどをMDなどに落として電車などで聞いていました。現在はPodcastや上記のアプリなどを使っています。これはもうかれこれ15年くらいは続けています。ちりも積もれば確実に力になるわけです。以下が私がPodcastなどで長年聞いてきた番組ですので、ぜひ聴いてみてください。

National Public Radio アメリカ合衆国の非営利・公共のラジオネットワーク

RadioLab 人気のラジオ科学番組

KQED Radio サンフランシスコの公共ラジオ番組

This American Life アメリカで最も人気のあるノンフィクションの物語を「語る」番組。アメリカでもっともPodcast がダウンロードされる番組であることで知られる。

他にもありますが、上記の番組は日常的に聞いてきました。この他BBCニュースなどもよく聞いていますが、極めて良質です。強くお勧めします。

7. 映画・ドラマを英語で観てみよう

DVDなどを借りてきたら、英語字幕だけを表示してみます。

8. 通勤途中は洋書を読む

通勤途中は、洋書を読むことをお勧めします。行き帰りにコツコツ読んでいるだけで、一年のうちには何冊も片付きます。そうこうしているうちに、英文の羅列に圧倒されなくなっていきます。何も難しい本を読む必要はなく、自分のレベルにあった本から始めて、とにかく量をこなすことが大切です。また本でなく雑誌もとっつきやすいです。

英語は継続すれば力になる。

このように生活に英語を取り込んでいく際に大切なことは、日本語を途中にかませないことです。日本語に変換していては、いつになっても脳みそが英語を直接処理することに慣れていきません。

「勉強している!」という感覚も捨て去り、日常の一部として英語に接していくことが肝心なのです。

上に挙げたことは、読書を除けば別段それほど頑張らなくても生活に取り込めるものですから、これをキチンとやっていけば、脳みそが段々と英語慣れしていきます。

英語のアウトプットの学習と相性がいいフィリピン留学

英語の上達には、「覚える、浸る、使う」の3つのサイクルを繰り返すことが欠かせません。しかし、このうちの「覚える」そして「浸る」は、日本国内にいても、かなりのレベルまで学習可能です。

このサイクルの3つ目のステップ「使う」を集中的にこなすのに最適なのがフィリピン留学です。

中でもブライチャーは、会話だけに偏らず、話す、書くの両方をしっかりと同時に鍛えることのできる唯一の学校です。

また発音矯正にも力を入れています。TOEIC対策だけでない、本当に「使える」英語のアウトプットを身に付けたい方、ぜひブライチャーで学んでみませんか?

博 松井
hiroshi.matsui@brighture.jp

著書に『僕がアップルで学んだこと』『企業が「帝国化」するアップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔』などがある。2009年まで米国のアップル本社にシニアマネージャとして勤務。大学や企業での講演も多数。