ネイティブスピーカーに近づくための穴が埋まった感じです。

臼田 伊佐さん | 社会人 / 1週間

フィリピン留学するまでの経緯

子供の頃から英語が好きで、英語はずっと得意な教科でした。また、3年ほど前から外資系企業に勤め始めましたが、。日常的に英語を使う環境にずっといたため、それなりのレベルには達していたと思います。ふと気がつくと、いつの間にか次のステップを教えてもらえる環境がなくなっていました。目標とするのはネイティブスピーカーだけとなってしまったのです。

日本国内でも幾つかの英会話スクールに行ってみましたが、どこに行っても「もう特に直すところはない。それだけ喋れればいいじゃない」などと言われ、一体どうしたら、現状のレベルから、ネイティブスピーカーのような域に達することができるのか、道筋さえ見えなかったのです。

そこで転職の期間を利用して、短期留学することを考えていました。果たして短期留学をすることがさらなる上達のきっかけになるのかどうか定かではありませんでしたが、それ以外に方法がないように思えたのです。そこで、留学先をどこにしようか考え始めました。

Brighture(ブライチャー)に決めた理由

そんな矢先、以前から著作やブログなどを読ませていただいていた松井さんが語学学校を作ったことを知り、俄然興味が湧いてきました。フィリピンということで少し不安はありましたが、松井さんがTwitterやブログ、あるいは商用媒体などで発信していた英語の上達方法や日本人のつまづきやすい点などは自分の体験とも大きく重なり、強く共感するところがあり、ブライチャーへの留学を決めました。

フィリピン留学での1週間を振り返って

「ネイティブスピーカーに近づくための穴が埋まった感じです。一歩踏み出せた気がしました」

まず、事前カウンセリングから驚かされっぱなしでした。今まで、ネイティブスピーカーの先生についても「特に直すところがない」と言われていたのに、わずか5分ほどの会話で、松井さんが私が課題だと感じていた点を見事に指摘されたのには本当に驚きました。留学の日が来るのが本当に楽しみでした。

そうして迎えた1週間は、本当に期待以上のものでした。これまでネイティブスピーカーにさらに近づきたいと思っても、そこまでの道はよくわからず、しかも(その道は)穴だらけ。一体どこから手をつけていいのかわからないという感じでした。でも、ブライチャーでの1週間で、その穴が着々とと埋まっていくような印象でした。どの道をどうやって歩いていけばいいのか、地図を手に入れた気分です。

Brighture(ブライチャー)のそれぞれのクラスについて

発音のクラス

ブライチャーでの発音のクラスは非常に精度が高く、私の発音の問題点を的確にあぶり出してくれました。私がクラスを受けている最中に時折松井さんが指導に加わり、それは「英語が堪能な日本人の参加するカンファレンスコール(電話会議)」のような適度な緊張感があって良かったです。。舌の位置、喉の使い方..それも会話のスピードでそれらを正しく実践できて初めて発音が完成する。本当に丁寧に教えていただきました。

また、帰路の空港で流れていたNicki Minajの英語の歌詞がスルスルと耳に入ってきて、驚かされました。発音が正しく出来るようになると、リスニング力も上がると聞いていましたが、あのテの音楽はなかなか聞き取るのが難しかったので、これは間違いなく発音レッスンの効果ではないかと思います。

それから、毎朝ラジオ体操代わりに行われている『Brighture Alphabet Dance』も、日本の教材とは全く違った雰囲気でとてもよかったです。子供の頃に通っていたネイティブスピーカーの先生の英語教室でやっていた発音の練習を思い出し、懐かしい気持ちにさせられました。

英会話のクラス

Brighture(ブライチャー)での会話のクラスは、テーマを決めて1分程度話をしたあと、それをビデオに撮って徹底的にチェックする、というものでした。私の場合、自分が普段話しているようなトピックだと淀みなく言葉が出てくるのに、普段あまり考えることのないトピックだと、どうにも出てこなかったのです。しかしフィリピン講師の先生方は、どんなトピックでも返事がポンポンと出てくるのです。自分が普段からいかにモノを考えていないか、気づかされるようなクラスでした。

ビジネス英語

松井さんとスカイプで話した時に、「ビジネス英語のクラスを特別に設けますから、一緒にやりましょう」と言われていました。そしてこのクラスが、もっとも実りの多いクラスだったと思います。これまで、ネイティブスピーカーの人同士が激しく議論を重ねているところに飛び込んだり、英語でのミーティングを仕切ったりといったことがなかなかできず、かといって日本のビジネス英語のクラスで教えてくれることはすでに知っていることがほとんどでした。

ところがブライチャーでのビジネス英語のクラスは、言ってみればマネージャーのコーチングのクラスだったのです。従業員を叱る際の声のトーンや、ミーティングが脱線し始めた時の修正の具体的なやり方、発言を促す方法など、松井さんや他の先生がお手本を見せてくれた上で、何度もダメ出しをして修正してくれたのです! まさかフィリピンの語学学校でこんなレベルの指導を受けられるとは!と、驚きの毎日でした。

自己表現

エッセイやプレゼンの原稿を書いては、先生に徹底的に直してもらいました。仕事にすぐに応用が利く、有意義なクラスでした。日本に帰ってきて、最初に見直したのもこの時に書いた原稿でした。

先生に直してもらっていくと、日本人の原稿が、ネイティブになっていく。まさしくそんな感じでした。「ああ、こうやって書けばいいんだ」というポイントが明確につかめたのがとてもよかったです。また、自分の意見を第三者視点で書くのが意外に難しかったです。松井さんにそう伝えると、「レポートなんかにさりげなく自分の意見や主張を盛り込む時にすぐに応用が効くよ」とアドバイスいただき、目からウロコでした。

英文法

私が書いた作文や会話から、文法のあやふやな部分をズバリと指摘され、その部分に特化して教えてもらいました。おかげでいままで漠然としていた部分がクリアになり、いい加減なところ、曖昧なところが確実に減りました。帰国後も気をつけるポイントがわかり、自分の血肉になっていくのが日々感じられます。また、英語で文法を習うこと自体がとっても新鮮でした。

フィリピン人講師の質

ブライチャーのフィリピン人講師陣は、素敵な先生が揃っていました。優秀で、誠実な方々で、何の違和感もありませんでした。普段一緒に仕事をしているアメリカ人や日本人が、ただそのままフィリピン人になっただけ。とでも言えばいいのでしょうか? 尊敬できる方達ばかりでした。年齢も関係なく、自信やプライドも感じさせてくれました。また、生徒を上達させるための工夫も、随所に見て取れました。こんな先生たちに巡り会えて、本当に光栄です。

最後に

上達への道筋をしっかりと示してもらえた、貴重な一週間でした。外資系企業に勤めているのに、頭打ちで前に進んでいる実感が持てない……今のスキルでも業務に支障はないけれど、もう一歩踏み込んだコミュニケーションでキャリアを磨きたい…… そんな方には強くお薦めしたいです。まさしく、本気で英語を勉強したい社会人にとって、最適な学校ではないかと思います。私自身、機会があったら是非またブライチャーで勉強したいと思っています。