何か掴んで帰りたかった。そしてその「何か」を掴めたように思います。

ノブユキさん | 30代 / 社会人 / 3週間

フィリピン留学するまでの経緯

実は昨年、アメリカのフロリダ州で開催された学会にて研究発表をする機会があったんです。発表そのものはなんとか原稿を読んで乗り切ったものの、Q&Aにまったく対応できませんでした。また、勤務先の研究所でも、論文は英語で書くのが当たり前になっています。いつもネイティブの方に見てもらっているのですが、自分自身の実力でもっとキチンとした論文を書けるようになりたいと思っていました。また、将来的には海外で研究職に就いてみたいという思いもあるので、しっかりとしたライティングの基礎を学べるだろうと思い、Brighture(ブライチャー)に留学することにしました。

フィリピン留学での3週間を振り返って

出発に前にけっこう勉強して行ったつもりだったのですが、実際に行ってみたら、事前学習が足りていなかったことを実感しました。もっともっとやり込んでから行けば、留学期間中にさらに伸びたのではないかと思います。

最初のうちは生活環境に慣れず、勉強にも集中しきれませんでした。ただ、時間の経過とともに環境に慣れ、後半には夜10時前に宿題がすべて終わるようになりました。

出発前に考えていた、「何か掴んで帰ってやろう」という思いは、果たせたように思います。今後英語学習を続けていく上で、具体的な指針を学べたように思います。

Brighture(ブライチャー)のクラスについて

発音

発音のクラスは最高に良かったです。出発前に指定の課題図書で発音練習をして行ったのですが、CDのを聞きながら自分一人で練習するのと、実際に先生にマンツーマンで指導されるのとでは大違いでした。考えてみたら、これまで一度も発音を習った記憶がありません。人生の中で、始めてきちんとした発音のレッスンを受けることができました。こうしたレッスンは、学校教育に取り込まれるべきなんじゃないかと思います。

また、発音レッスンを重ねるごとに、リスニングも良くなった気がします。徐々に英語の音が聴き取れるなっていくのがわかりました。ただ、音が聴き取れるようになるにつれ、そもそも単語がうろ覚えであることに気がつきました。また、単語はわかっている、音も聴けている。それなのに言われていることが理解できないことがあることに気がついたのです。

結局、頭の中で英語を英語のまま扱っていないんです。だからこそ自分一人でも可能なリーディングやリスニングなどのインプット学習をたっぷりとやることが大切なことがよくわかりました。

弱点補強(フリーディスカッション)

そんなわけで、私の弱点補強のクラスは、リスニングにフォーカスしてくれました。先生が普通の速度でいうことを聞き取り、それを繰り返す、あるいは聞いた通りにタイプする、というものです。ところが、ちょっと文章が長くなるとどうにも聞き取れないのです。この学習方法には大きな効果を感じました。

英会話

会話のクラスは、時間制限があるため高い集中が求められます。しかし、かなりプレッシャーが高く、最初のうちは一言も発しないうちに制限時間が終わってしまうこともありました。慣れてくるとずいぶん話せるようになりましたが、それでも終わってから先生と内容を見直すと、「ああ、ここではこんな単語が使えたのに……」と思うことも多く、なかなかうまくしゃべれませんでした。単語を引き出す速度が遅い。またそもそも単語がうろ覚えであることに大きな課題を感じました。

英作文(Writing Review)

使われた教材は興味深いトピックが多く、読み物としても非常に楽しめました。ただ、先生が意図する「良い文章」がなかなか理解できず、最初のうちは先生の説明がうまく理解できませんでした。一度要領を得てからは先生の言いたいこともよくわかり、簡潔で分かりやすい文章が書けるようになりましたが、そこまでの道のりが長かったです。良い文章等のはなんとなく難しい単語や言い回しを使った複雑な文章だというような思い込みがあったので、こんな簡潔な文章でいいのかと、不思議に思うほどでした。

自己表現(Expression Enhancement)

文章を書くのにすっかり慣れました。ただ、変な話、書くことがなくて閉口しました。自分の主張を理由を挙げてサポートしろなんて言われても、普段そういうふうに考えたことがなかったので、英作文そのものよりも、むしろ書く内容を思いつくほうが大変だったです。

英文法(グループレッスン)

グループレッスンは文法や句動詞などをやりました。句動詞は以外と知らないものを多く、面白かったです。ただ、他の授業と比べると比較的テンポが遅く、もっと詰め込んでも良かったように思います。

プレゼンテーション

毎週金曜日のプレゼンテーションは適度なプレッシャーでした。あれが終わるとホッとして週末の休みがやってきたので、メリハリがついて良かったです。

セブでの週末アクティビティ

週末には他の生徒やスタッフなどと一緒に、ちょうど地元の日本人会が主催の盆踊りに行ったり、アイランドホッピングなどに行くことができ、いいリフレッシュになりました。