29歳で学生時代の夢に再挑戦 ー カナダの大学院進学を目指す根本由香里さん

根本由香里さん | 20代 / 社会人 / 12週間

障害児教育について研究するため、カナダの大学院へ留学を目指す根本さん。29歳でキャリアを大きく変える決断をした彼女にとって、今回のフィリピン留学は夢を実現するための大きなステップとなったようです。

根本さんが障害児教育の道を志すことになったのはなぜですか?

もともと子供が好きだったことや、聴覚障害を抱えている親戚がいたことがきっかけです。大学時代は、障害児教育のボランティアをしたり、小学校の特別支援学級でアルバイトを一年間していました。とても大変な仕事でしたが、同時に子供達から得られるやりがいも大きく、いつか教育に関わる仕事をしたいなと考えていました。その経験から、大学での研究も障害児のための教育支援ツールの開発を行っていました。

卒業後は、勉強したことを活かして障害児教育の道へ進もうと考えていたのですが、リーマンショックの影響もあってそれが叶わず、普通の会社に就職しました。でも年齢を重ねて、友人たちの環境が結婚、出産、出世と、どんどん変化していくと、自分の人生は本当にこれでいいのかと考え始めるようになりました。やはり自分が大学時代に志していた障害児教育を自分の一生の仕事にしたい、夢を諦めたくないという強い思いがあったので、もう一度自分の夢に再挑戦することを決意しました。

それでは、今回フィリピン留学を決意されたのはどうしてですか?

留学体験談|根本由香里さんインタビューの様子1|フィリピン留学・セブ留学でビジネス英語を学ぶなら語学学校ブライチャー

将来カナダの大学院に進み、認定行動分析士(BCBA)の資格の取得をしたいと考えているからです。欧米などの先進国では、発達障がい児や自閉症児のための療育方法として応用行動分析学が積極的に取り入れられています。日本ではまだ知名度が低いですが、これからの教育現場に欠かせない存在になるため、応用行動分析学(ABA)のカリキュラムが充実している海外の大学に進学したいと思うようになりました。しかし、私の英語力では大学院レベルまでには程遠いため、まずフィリピンで英会話を徹底的に鍛えることにしました。

3ヶ月のフィリピン留学を終えて、ご自身の英語力に変化を感じることは出来ましたか?

スピーキングに関しては、特に成長を感じています。前は単語を口にするのがやっとだったのが、今ではセンテンスが口から出るようになりました。ただ、まだまだボキャブラリーが少ないために表現できることが限られているので、これからも頑張ります。

また発音に関しては、アメリカンアクセントを身につけることが出来ました。はじめは発音の方法も分からないまま、小声で話すことで精一杯だったのが、今では他の生徒の方から発音をほめて頂けるまでになりました。自分の成長を感じられてとても嬉しかったですね。粘り強く発音練習に付き合ってくれた講師の方々のお陰です。

「英語力以外で身に付けたこと」

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英語力の他に、今回のフィリピン留学で得られたものはありましたか?

積極的に発言することが出来るようになりました。ブライチャーに来る前は、私はどちらかと言うと聞き役で、あまり物事をはっきりと言わないタイプでした。そういう性格もあいまって、留学序盤は色々な先生から「由香里の声は聞きとりづらい」と言われていました。またスピーキングのクラスも、50分間ほとんど何も話せずに終わってしまうこともありました。

しかし今では、自分の意見をきちんと主張できるようになりました。ブライチャーでは、会話の主導権を握ったり、話題を自分の得意な方向へ持っていくことを練習するクラスもあるので、それも良かったのだと思います。先生たちに自信をつけさせて頂きました。

また積極性を身につけるために、休憩時間中でも先生と会話するよう普段から意識づけをしていました。さらにブライチャーでは、色々な年齢、業界の方々とお話する機会も多かったので、とても勉強になりました。彼らとも積極的に交流するように努めていました。今回のフィリピン留学は、私の性格を変えてくれたと思います。海外では意見をきちんと主張しなければ自分のことを分かってもらえないと思うので、とても貴重な機会になりました。

カナダに渡ったあとの根本さんのプランをお伺いできますか?

知人から、カナダ在住の障害児教育の先生を紹介していただいたので、その方の下で働かせてもらうつもりです。そしてワーキングホリデービザの期間内に、大学院入学に必要なIELTSのスコアを取得して、進学の夢を果たしたいです。その後は引き続きカナダで何年か働くつもりです。そして最終的には、カナダで得た知識と経験を日本に持ち帰って、自分の障害児療育施設を開くことが私の夢です。

「夢に年齢は関係ない」

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ありがとうございました。最後に、海外へ挑戦しようとしている人たちにメッセージをお願いします。

海外留学をしたいと考えた当時、私はすでに28歳でした。今後の人生設計を考えると、今までのキャリアを捨て、単身で海外へ渡る決断を下すことは簡単ではありませんでした。ですが大学時代の恩師から、自分の夢を追うべきだということ、そして28歳はまだまだ夢に挑戦できる年齢であると言って頂けたことで、挑戦への気持ちを固めることが出来ました。

みなさんも夢があるなら、年齢にとらわれず、ぜひ実際に行動を起こして欲しいと思います。人生は一度きりです。選択肢が目の前にあるのに、諦めてしまうのはもったいないことです。今回私が思い切ってフィリピン留学をして成果を得られたように、実際に動いてみることが大事だと強く思います。

英語力だけではなく、積極性まで身につけることに成功した根本さん。卒業式の際は、涙を流しながら流暢な英語でスピーチをしていたのが印象的でした。由香里さんの夢への第一歩に関われたことを、スタッフ一同とても嬉しく思っています。由香里さん、次にお会いできる日を楽しみにしています!