フィリピン留学の現実。語学学校の講師採用

フィリピン人講師の採用の難しさ

現在、フィリピンには300校以上の語学学校があると言われています。中には数百人規模の講師を抱えている学校もあります。

よく「優秀なフィリピン人講師が揃っている」「英語が堪能なフィリピン人講師が…」などの広告を目にするかと思います。英語力を向上させる上で、このフィリピン人講師の能力は非常に重要です。当校の細かい採用プロセスについては、別記事でお伝えするとして今回は優秀なフィリピン人講師を採用するこの難しさ、について記事にしたいと思います。

「優秀な」という形容詞を省けばフィリピン人講師の採用は簡単である。と言い切れる理由

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さて、現在Brightureではフィリピン人講師の採用を継続的に行っています。これまでの採用活動を通して、「優秀な」という形容詞を省けば講師の採用はかなり簡単だということがわかりました。二つ理由をあげてみます。

一つ目の理由は、フィリピン人講師を募集すると、多くの候補者が当校に応募してくる、というものです。一回の募集でその数は100人近くになります。そして当校調べでは、その中の95%は講師経験者です。多くの学校が「優秀な講師」を売り文句にしているわけですから、これらの先生のほとんどは「優秀な講師」として、どこかの学校で働いていたと言えます。言ってしまえば、一回の募集で百人近くの「優秀」な講師を採用できるということです。

二つ目の理由は、パートタイムや契約社員といった形態で忙しい時期だけ短期に雇えるからです。そうすれば必要なくなった時にすぐ解雇も可能です。候補者に対して学校側は長期のコミットをしなくても良いため、「講師が足りないし、とりあえず採用しておこう」ということも可能なわけです。

そもそも「優秀」なフィリピン人講師とはなんだろう?

先ほどもお伝えしましたが、優秀な講師陣を揃えていますとの記載がありますが、そもそも「優秀」の定義がものすごく曖昧です。 Brightureでの優秀の定義と照らし合わせると採用の門はかなり狭まります。50人に1人、一回の募集で1人か2人といったところです。

採用で見るポイントは英語力だけではありません。本気で働く意志があるか、学校の一員という自覚をもって働けるか、社会人としての姿勢も重要なポイントです。この部分を無視して採用してしまい、「時間にルーズで遅刻をする」「いきなり欠勤する」「いきなりやめる」「授業中に携帯をいじる」などの本当は避けることのできるはずの問題に直面しているフィリピンの語学学校が多くあります。当校では今のところこのような問題は起きていません。また、フィリピン人は働かないなどの言葉をよく耳にしますが、どう考えても当校の先生は、日本人よりもよく働いています。

結局フィリピン人講師の採用って難しいのでしょうか?

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繰り返しになりますが、「優秀」基準が低ければ、採用は相当簡単です。英語は基本話せるので、英語が話せるフィリピン人を雇うという基準だともっともっと簡単です。

ただし当校のような基準で採用を行う場合は、フィリピン人講師の採用は相当大変です。またBrightureでは、一般的な語学学校とは違い、しっかりとしたカリキュラムがあり、講師のトレーニングにも力を入れていますが、他校とは全く違う教え方が存在するので、それらを取得することも一苦労です。

結論:「本当に優秀」なフィリピン人講師の採用は相当大変である。こだわらなければ相当簡単である。

フィリピン人講師たちのキャリアアップ実現を目指す。

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Brightureはフィリピンの語学学校の中では給与・待遇基準が一番高いです。そして、成果基準で昇給もしていますし、賞与もあります。実際、開校してまだ1年未満ですが、もともと他校と比べて最高水準の給与を支給しているのにも関わらず、その給与からさらに20%以上、給与を上げたフィリピン人講師もいます。健康維持のために当校が入居するモールの中にある、ゴールドジムの会員にもなってもらっています。

それに加えて、すでに1名の講師が、私たち日本人がどのような仕事をしているのか?の研修を兼ねて日本へ渡航しています。私たちが目指すビジョンは「フィリピン留学3.0」です。それを実現するためには必ず私たちが言う「優秀」な講師が必要不可欠です。そして、彼ら彼女らが将来キャリアアップしていく道を構築するのも私たちの使命だと感じています。

佑樹 中西
yuki-nakanishi@brighture.jp

1985年大阪府出身。高校在学中からミュージシャンとして活動し、その後アパレル系企業に就職。2008年に不動産業に転職。大前研一氏のBBT大学に通いながらもトップクラスの業績を収める。その後、元Appleの松井博氏との出会いを経て海外経験ゼロにして語学学校、Brighture English Academyを創業。また日本では、不動産業界のレベルUPを目的とした株式会社THREEも経営。中西佑樹ブログはこちら